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地域のつながり

更新日:2012年3月1日 ページID:021342

ホッとトーク

 この5年間、市内のあちこちの地域に行きました。地域の様子を見たり、住民の皆さんと話したりする中で、一番印象に残るのは、地域を陰で支えてくれている人たちの存在です。自治会長さんはじめ自治会の役員の皆さん、民生委員さん、育成協・PTA・こども会などのお世話役の皆さん、お祭りやイベントの裏方さん……。
住民の皆さんの見えないところで、日々地域のことを考え、動いている人たちが、どの地域にもいます。そんな人たちに、私は時々「もっと目立つようにしてください」とお願いします。
 だれもが地域のメンバー。お互いに支えあって生きている。知らないところで自分の暮らしを支えてくれている人たちがいる。その目に見えない“つながり”に、一人でも多くの人に気づいてほしいからです。
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  「地域づくり担い手育成講座」は4年前に始めた講座です。今年度は、自治会活性化をテーマに7回にわたって開かれました。私は、2回目の「地域と防災」のテーマの時と、最後の7回目の閉講式に出席させてもらいました。
 閉講式では、参加者の代表10人によるパネルディスカッションがありました。現役の自治会長さんたちが、本当に献身的に地域のことを考え、高齢者や子どもたちのためにイベントのお世話をし、災害から住民を守ろうと走り回る一方で、加入率の低下を防ぐためにさまざまな努力をしている状況を報告してくれました。その中にこんな話がありました。
 自治会で夏休みにラジオ体操をします。大勢の子どもたちが集まってくれます。最後の日に、子どもたちに「参加賞」と、参加回数に応じて「皆勤賞」「努力賞」の記念品をあげることにしました。その記念品は住民の皆さんが出した自治会費から出すのですが、自治会に加入していない家庭の子どもたちにも同じように記念品をあげるべきかどうか、役員会で議論になったそうです。
 自治会長さんは悩んだ末に、自治会に入っていない家庭の子どもたちには、参加賞以外の記念品をあげませんでした。その時に記念品をもらわなかった子どもたちのけげんそうな目が忘れられない、と自治会長さんは苦しい胸のうちを語ってくれました。
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 あなたが自治会長ならどうしますか?
 子どもに記念品を渡すか渡さないか、という議論もあると思いますが、自治会長さんを悩ませなければならない状況に追い込んでしまった状況そのものについても考えてみる必要があります。
 自分の暮らしの一部は地域の人たちに支えられている。その目に見えないつながりに気づく。そのつながりが網の目のように地域を覆うとき、それが何よりも強いセーフティネットになることを、私たちは昨年の東日本大震災であらためて気づいたのではないでしょうか? 地域のつながりは、災害時には命を救い、お年寄りの孤独死を防ぎ、心の安心をつくり、子どもたちに多くの体験をさせ、働くお母さんたちをサポートし…… 本当に多くの力を持っています。長崎はそのことを知っているまちでありたい。そう思います。

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