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長崎応援団

更新日:2012年2月1日 ページID:021341

ホッとトーク

 ふるさとは遠きにありて思ふもの… (室生犀星)

ふるさとの 訛なつかし  停車場の 人ごみの中に そを聴きにゆく (石川啄木)

 人のふるさとに寄せる思いはなぜ強いのでしょう?
ふるさとは、幼いころの自分がいたところです。そこは、自分を守ってくれた大人たちがいるところ。風景とともに友達との数々の思い出が残るところ。笑いも涙も悔しさも喜びも…人間としての初めての経験をしながら成長していく自分を見守ってくれたところ。だからこそ、ふるさとは一人ひとりにとってかけがえのない場所なのでしょう。
 「第二のふるさと」という表現があります。ふるさとを離れた後に、同じように豊かな経験をさせてくれたところがもう一つできたら、そこが「第二のふるさと」になるのだと思います。
つまりふるさとは、単なる「生まれた場所」や「幼いころ住んでいた場所」ではなく、そこでのさまざまな経験が思い出に昇華し、時間とともに心の中に焼きつき、それが“大切なもの”だと心が認めるとき、「ふるさと」になっていく……そんなもののような気がします。
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年に何度か、遠くに住んでおられる長崎出身者の皆さんとの集まりに出席することがあります。少人数の会のときは、長崎の近況を報告し、ご意見をいただいたり、具体的にテーマを設けて協力をお願いしたりします。
先日は在京長崎若手集団「しんかめ」のメンバーと会いました。昨年生まれたばかりの集団ですが、フェイスブックやツイッターで連絡を取り合い、2回目には120人ほど集まったそうです。20代が中心ですが、「東京に出たからこそわかった、長崎の魅力」を熱く語る彼らと話しながら、外から見ることの大切さを改めて感じました。
実は「しんかめ」には長崎出身でないメンバーもいます。そういう人が長崎に思いを寄せてくれることも、これまた格別の喜びです。
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 昨年11月にジュネーブにある国連欧州本部に被爆資料などの常設展示が実現しました。遠く離れた国にある国際機関との交渉はとても難しいものでしたが、その仲立ちをしてくれたのは猪又忠德さん、由加さんご夫妻でした。
長崎のご出身ではありませんが、長崎大学の山下俊一教授の友人であり、全面的に長崎を支援してくれました。私が除幕式のためにジュネーブを訪問した時にはご令嬢の和奈さんもパリからわざわざ来てくれて通訳として手伝ってくれました。長崎出身の安田香織さんも通訳とガイドを買って出てくれました。遠く離れた国に応援団がいるというのはとても心強いものです。
長崎は応援団が多いまちなのだと思います。それをとてもうれしく思うと同時に、3年ほど前に福山雅治さんが言った言葉「できる応援はいくらでもします。でも、長崎をよくできるのはやっぱり長崎の皆さんなんです」を思い出し、心が引き締まります。

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広報広聴課 

電話番号:095-829-1114

ファックス番号:095-829-1115

住所:〒850-8685 長崎市桜町2-22(本館3階)

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