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ネパール

更新日:2011年7月1日 ページID:021334

ホッとトーク

 5月中旬に、エベレストのある国ネパールに行きました。第一回ゴータマ・ブッダ国際平和賞の授賞式に、秋葉前広島市長とともに出席するためです。
 ネパール政府が創設した国際平和賞の最初の受賞者に、広島・長崎の市長が選ばれたのは、被爆者の皆さんを中心とした両市の平和活動の長い積み重ねが評価されたのだと思います。
 外国の政府から賞をいただけるということは、これまで世界に向かって訴え続けてきた長崎の思いが届いたということであり、大変うれしく思っています。なぜなら、核兵器廃絶を実現するためには、多くの仲間の力が必要だからです。これからも、世界の市民、NGO、都市、政府、国連などと連帯の輪を広げていこう、と思いを新たにしています。
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 ネパールは、かつては王国でした。王制が崩壊する過程で内戦が起き、10年以上に及ぶ悲しい戦いを経て、今はようやく民主化による再建の道を歩き始めています。
 しかし、まだ政権は安定せず、憲法制定にも時間がかかっており、ネパールの都市に平和市長会議への参加を呼びかけようにも、憲法がないため選挙が行われておらず、「市長はいない」という状況でした。
 大統領をはじめとする指導者の方々と話す機会がありましたが、国の安定と発展のためにどこから手をつければいいのか、悩んでいる様子が伝わってきました。
 そんなネパールには、まだ学校に通えない子どもたちが大勢います。
 ネパールで案内役をしてくれたカドガ・K・Cさんは、以前長崎大学に留学していたかたで、今はカトマンズにあるトリブバン大学で教鞭をとっています。
 実は、カドガさんの故郷の小学校建設資金を寄付したのは、長崎西ライオンズクラブの皆さんです。さらに、その縁が広がり、中学校の建設資金を寄付したのが広島のライオンズクラブの皆さんだそうです。ネパールと長崎、広島が市民の善意の糸でつながっていることを知り、とてもうれしく思いました。
 と同時に、街や公園を歩き、車窓から風景を見る中でも、ネパールの子どもたちと日本の子どもたちが置かれている環境の違いを感じざるをえませんでした。
 ネパールでは、2人の非核特使をはじめとする市民訪問団と合流して原爆展に出席したり、平和集会に参加したりといろいろな経験をしました。数日間の滞在で、ネパールの人たちは穏やかで平和を好む人たちだと感じました。その国でなぜ内戦が起きたのか? 民主化に手間取っているのはなぜか? 世界には、知らないこと、わからないことがいっぱいあります。
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 長崎は、原爆による惨禍という体験を、人類の一員として世界に「発信」し続けてきました。それに加えて、世界で今起きていることを知ること、「受信」することの大切さを強く感じます。世界の多様性を知り、理解することは、平和につながる道だからです。
 今年からスタートさせた新しい長崎市総合計画の“目指す都市像”の一つは、「世界都市」。世界を知り、つながろうとする姿勢をもつことは、とても大事で、そしてとても長崎にふさわしいと思います。

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