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子どもも主役

更新日:2010年12月1日 ページID:021328

ホッとトーク

 長崎はいろいろな特徴をもったまちですが、その一つは「子どもを主役にするまち」ではないかと思うことがあります。
 たとえば8月9日の平和祈念式典では、司会を高校生が務め、最後も高校生の大合唱で締めくくります。その間にも献水、流れ献花、合唱などに子どもたちが大事な役目を果たします。
 長崎くんちにも、たくさんの子どもたちが出てきます。川船で魚を一網打尽にする「網打ち船頭」をはじめ、まさに皆の注目を集める主役を子どもたちに任せることも少なくありません。そして、子どもたちは毎年、その期待にしっかり応えてくれます。
 子どもたちを“お客様扱い”するのではなく、地域を担うメンバーとして接する。そんな文化が長崎には根付いている気がします。それは、子どもたちの人格を育てるのはもちろん、次の時代の地域を担う人材を育てていくという“まちの知恵”でもあるのだと思います。
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 以前、ちゃんぽんミーティングで「まつりを生かしたまちづくり」をテーマにした時、子どもたちがくんちの練習の数カ月で大きく成長するという報告がありました。最初は乗り気でなかった子どもでも、叱られたりほめられたりしながらたくましくなり、終わった後には見違えるようになる。地域のひとたちとの強いつながりもできるから、あいさつもしっかりできるようになる。そんなお話でした。それはまさに祭りの教育効果、地域ならではの教育力だと思います。
 そういえば、11月14日に開催された「’10まちあるき双六大会」には100人以上の高校生ボランティアが参加していました。いろいろな行事やイベントに行くと、子どもたちが舞台に登場したり、時には設営や片づけにも参加したりと、大人に交じって主役を務めている光景によく出会います。そういう体験を通して、子どもたちは大人とのコミニュケーションの取り方や、役目を果たす責任感、達成感など多くのことを学んでいくのだと思います。
 子どものころに、地域のつながりを体験しておくと、それは心の中に種となって残ります。やがて大人になっても、地域を心のどこかで意識するようになると思います。働き盛りで、なかなか地域で活躍する機会が取れなくても、地域のお世話をしてくれている人たちがいることを知っていると、道で清掃をしている地域の人に「お疲れ様です。いつもありがとうございます」と声を掛けることにつながります。それは地域につながりを生んでいく、とても大切な行為です。
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 今は、「つながりを絶とう、弱くしよう」という流れと、「つながりを紡ごう、強くしよう」という両方の流れが混在している時代です。でもわたしたちは、はっきりとつながりを紡ぐ、強くする流れに向かう必要があります。それは安全で安心できる社会への流れでもあります。子どもたちに地域のつながりを体験させることは、長い目で、その流れをつくるとても大事な知恵であると思います。

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