ここから本文です。

中国情緒

更新日:2010年10月1日 ページID:021326

ホッとトーク

 旧暦7月24日から三日間、崇福寺で行われる「中国盆」に行ったことがありますか?
 今年は9月4日からの3日間だったので、最終日の9月6日の夜にのぞいてみました。
 大河ドラマ「龍馬伝」の第3部スタートで、龍馬一行が長崎に来て、外国人のいる町の賑わいに目を見張るシーンがありましたが、あのロケ地が崇福寺。中国盆の崇福寺は、あのシーンさながらのにぎわいでした。
   *  *  *
 竜宮門(正式には三門)をくぐり、長い階段を上って、国宝「第一峰門」にたどり着きます。
 門の下では七爺(チーチャ)・八爺(パーチャ)という白と黒の人形が出迎えてくれます。七爺は山で死んだ霊魂。八爺は海で死んだ霊魂。中国盆は、亡くなった世界中の霊魂を慰める行事なのです。
 第一峰門を通って、崇福寺二つ目の国宝「大雄宝殿」にお参りしていると、華僑のかたが「市長、まあこっちに来て上がらんですか」と寺務所の中に招いてくれました。
 寺務所の入り口では中国獅子舞を終えたばかりの長崎吼獅会(こうしかい)の子どもたちが、先輩の周りに集まってミーティング中。近づくと「こんにちは?」と元気にあいさつしてくれました。華僑の皆さんが始めた中国獅子舞ですが、今は華僑以外の人たちも参加できます。長崎文化の頼もしい担い手たちです。
 畳に上がると、広間でたくさんの人たちが、食事をしたり談笑したりしながらくつろいでいました。長崎の中華料理店の社長さんが「忙しか?」と言いながら、お世話役で料理を運んだりしています。
 手作りの春雨スープと焼き豚をごちそうになりながら、久留米のかたに中国盆の思い出などを伺いました。中国盆は全国の華僑の大切な交流の場であること、この広間で一緒に寝泊りしながら過ごすこと、中国
盆は全国でもここだけで行われていること…いろいろなお話を聞きながら、改めて長崎と中国の歴史の深さを感じました。
 お礼を言って、にぎわう寺の中を少し歩きました。
 卓球台のある遊戯室や浴室など5つの部屋を用意しているのが「五堂」。買い物を楽しむお店の絵がずらりと並んでいるのが「三十六軒堂」(なぜか棺桶屋さんまであります)。たくさん並べられた金山銀山はお金、衣山は衣服を表していて、3日目にはこれを燃やして霊魂に持って帰ってもらいます。
 この日から二日後には「補施(ポーゼ)」という行事があるそうです。それは、足が不自由だったりして中国盆に間に合わなかった霊魂のための行事です。中国盆が、亡くなった霊魂を迎える至れり尽くせりの行事であることがわかります。
   *  *  *
 中国盆に行くと、ここにしかない、オンリーワンの場所にいるのを感じます。
 最近は、新地中華街で中秋節も行われています。年が明けるとランタンフェスティバル。数々の年中行事。唐寺の独特の雰囲気。なんてぜいたくなまちなんだろう。心の底からそう思います。

お問い合わせ先

広報広聴課 

電話番号:095-829-1114

ファックス番号:095-829-1115

住所:〒850-8685 長崎市桜町2-22(本館3階)

アンケート

より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く