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姉妹都市

更新日:2010年5月1日 ページID:021321

ホッとトーク

 長崎市の姉妹都市はいくつあるでしょう?
こんなクイズがあったら、すぐ答えられる人は意外に少ないのかもしれません。正解は「6」です。
・セントポール市(米国) 日本で初めての姉妹都市縁組。ミネソタ州の州都です。
・サントス市(ブラジル) 長崎と同じく16世紀からの港町。
・ポルト市(ポルトガル) ポルトガルの語源になった美しい坂の街。
・ミデルブルフ市(オランダ) 長崎へ訪れたオランダ船の母港。
・福州市(中国) 長崎の華僑の多くの出身地です。
・ヴォスロール村(フランス) ド・ロ神父の出身地。
ちなみに福州市は、姉妹都市ではなく「友好都市」といいます。もともと姉妹都市という呼び方はアメリカの“sister city”を訳した言葉だそうですが、中国と日本の都市提携の場合、友好都市の方がなじみやすいということなのでしょう。
  *  *  *
 4月に姉妹都市の一つ・ヴォスロール村から16人の訪問団がやって来ました。
ヴォスロール村はド・ロ神父の出身地です。
ド・ロ神父は明治元年に来日し、それ以来一度も故郷に帰ることなく、人々のために生涯を捧げました。とくに明治12年に外海に赴任してからは、外海の人たちの暮らしを助けるために私財をなげうって、授産場を設けたり、開墾したり、診療所をつくったりと献身的に活動されました。今でも外海では「ド・ロさま」として尊敬され、親しまれています。
そのド・ロ神父の出身地ヴォスロール村と旧外海町が姉妹都市になったのは32年前。当時の平野武光町長の努力で生まれた交流は、住民同士の行き来によってすくすくと育ち、外海町が長崎市と合併してからは、長崎市とヴォスロール村の姉妹都市関係として引き継がれてきました。
 私は一昨年、姉妹都市提携30周年を記念して、22人の市民訪問団の皆さんと一緒にヴォスロール村を訪れました。手作りの料理、テーブルコーディネートなど本当に心温まる歓迎を受け、言葉は十分通じなくても全員が笑顔で交流を楽しんでいる様子をみて、姉妹都市交流の理想の姿を見たような気がしました。姉妹都市という「箱」をつくるのは行政にもできますが、「箱の中身」を豊かにするのは住民の皆さんの力だということも知りました。
 4月にヴォスロール村訪問団の皆さんがやって来た時には、その時の市民訪問団の皆さんがお礼の思いを込めて、手作りのお土産を一人ひとりに渡しました。外海ではヴォスロール通りの除幕や記念植樹も行われました。懇親会、ホームステイ…遠くからの友人との時間を多くの皆さんが大切に楽しく過ごしました。
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 ユネスコ憲章の序文には「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。相互の風習と生活を知らないことは、人類の歴史を通じて世界の諸人民の間に疑惑と不信をおこした共通の原因であり、この疑惑と不信のために、諸人民の不一致があまりにもしばしば戦争となった」とあります。
 まさに姉妹都市交流は、お互いを知り、心の中に平和のとりでを築くためのものです。今年はセントポール市、福州市、ポルト市との交流が予定されています。いい交流にしようと思います。

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