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市長記者会見(定例)【2018年5月31日】

更新日:2018年5月31日 ページID:031326

市長記者会見(定例)

1.日時

平成30年5月31日(木曜日) 午後1時00分~午後2時06分

 ▶ 会見の様子は こちら(新しいウィンドウで開きます)

2.市長発表・質疑応答

議案及び予算案についての市長発表

6月市議会定例会の議案及び補正予算案について

市長発表

市長の海外出張について
姉妹都市ヨーロッパ3都市 市民訪問団募集について

議案及び予算案についての質疑応答

市長発表についての質疑応答

その他の質疑応答

3.会見録

議案及び予算案についての市長発表

6月市議会定例会の議案及び補正予算案について

田上市長
 
6月市議会定例会を、6月7日に招集する旨、本日5月31日に告示をいたしました。
 本議会に提出する議案は、人事が2件、予算が2件、条例が6件、その他が3件、報告17件の合計30件となっています。
 それでは、その主な内容についてご説明いたします。
 お手元に配付しております「平成30年6月市議会定例会付議件名」という資料をご覧ください。
 2ページ、第69号議案「財産の取得について」は、長崎くんちに関する貴重な資料を保存・活用するため、諏訪祭礼図屏風を購入するものです。
 続きまして、補正予算案について、概略をご説明します。
 お手元に配付しております資料の4ページ、「平成30年度各会計別予算額調」をご覧ください。
 今回の補正予算は、一般会計と特別会計が1会計の合計2会計となっています。
 一般会計が72億7,841万1千円の増額、特別会計が60億5,392万1千円の増額で、全会計の合計が133億3,233万2千円の増額補正となっています。
 次に、資料5ページの「平成30年6月補正予算について」をご覧ください。上段に、今回の補正予算を内容ごとに、『1 交流拠点施設整備に係るもの』から『3 その他』まで分類した一覧表を掲載しています。
 一般会計の補正予算の内容につきましては、まず、『1 交流拠点施設整備に係るもの』といたしまして、71億2,420万円を計上しています。
 これは交流人口の拡大による地域経済の活性化を図るため、JR長崎駅西側の事業用地において、MICE施設と民間収益施設からなる複合施設「(仮称)長崎市交流拠点施設」を整備するものです。
 これまでの経過を簡単に振り返りますと、昨年3月31日に募集要項等を公表し、参加表明があった応募グループの提案内容について、選定審査会における審査を経て、昨年11月には九電工を代表企業とするグループを優先交渉権者として決定しました。
 当初、2月議会において関連予算を提案する予定でしたが、優先交渉権者の構成員であった鹿島建設株式会社が、ことしの2月9日に指名停止措置を受けたことに伴いまして、2月議会への関連予算の提案を見送り、構成員の変更について協議を行ってきました。
 その後、4月25日に優先交渉権者から構成員の変更申請書が提出されたことから、適切かつ客観的な評価を行うため、優先交渉権者を選定した審査会の委員で構成する審査会を改めて開催し、「構成員の変更を認めることができる」という審査結果の報告を受けました。その後、5月8日に、市として、鹿島建設株式会社九州支店から戸田建設株式会社九州支店への構成員の変更を認めることを決定したという経緯です。
 今後の事業の想定スケジュールですが、事業契約締結後、基本設計・実施設計に着手し、平成31年度から平成33年度にわたって建設工事を行い、平成33年11月の開業を目指しています。
 今回は、平成30年度分の予算を計上するとともに、平成31年度から平成33年度までの期間について、債務負担行為を設定することにしています。
 予算については、交流拠点施設用地の取得と、PFIによる施設整備の基本設計・実施設計及び建設工事などに相当する費用など、総額215億9,350万円を想定しており、このうち平成31年度から平成33年度までの期間については債務負担行為を設定するものです。
 債務負担行為を除く平成30年度分の補正額は、用地の取得費として68億8,149万1千円、それから、PFIによる施設整備費相当額のうち平成30年度実施分として2億3,600万円、その他の事務費として670万9千円、合計で71億2,420万円となります。
 ボードの右側には、年度別事業費及び主な事業内容を記載しています。赤い点線で囲んだ部分が施設整備費相当額に係る債務負担行為を設定する部門で、3年間で144億6,400万円となります。
 市民の皆様には、引き続き交流拠点施設の必要性やMICEがもたらす効果、MICE誘致に向けた産学官連携の必要性等を丁寧に説明し、交流人口の拡大による地域経済の活性化に向けて事業を推進していきます。
 次に、『2 施策の推進に係るもの』といたしまして、1億3,358万5千円を計上しております。
 まず、学校給食施設整備事業費、学校給食センター建設にかかる補正予算、平成30年度分が1,470万円、平成31年度から平成33年度にかかる債務負担行為の2,760万円、合わせて4,230万円について、説明をいたします。
 本予算は、長崎市の各学校等の給食施設の違いにより献立内容に格差があること、あるいは学校間でアレルギー対応に差があることなどに加え、給食施設の今後の老朽化による衛生管理面の課題などの解決、あるいは充実を図るため、市内3カ所に建設予定の学校給食センターを建設したいと考えており、その1カ所目を、長崎市北部にあります、豊洋台教育用地に建設しようとするものです。
 この予算は、平成30年度当初予算の議会審議の中で、学校給食センターの必要性については一定理解するものの、地域やPTAへの説明が不十分であり、時期尚早とのご指摘を受け、減額修正されたため、今回改めて計上するものです。その後の対応として、長崎市PTA連合会の役員の方と意見交換を行い、PTA連合会として、給食センターの必要性とともに、今後、当初の建設スケジュールどおり進めていくことについて理解が得られております。また、各学校への周知につきましても、今後、PTA連合会と連携して取り組むことを確認しています。新年度からは、各学校のPTA代表者が集まる母親部会や定期総会において説明及び協議を行い、理解を深めていただいている途中であり、今後各学校の単位PTAを対象とした説明会も丁寧に行っていく予定としています。
 一方、地元自治会に対しましても、昨年11月の地元説明会での騒音・臭気等のご心配を解消する目的で、先日大村市、諫早市の学校給食センターの視察見学会を実施いたしました。また、アンケートを各戸配布させていただいておりまして、改めて、視察見学会の際に配布したパンフレットとともに、意見聴取のアンケートを各戸再配布させていだいているところです。今後、そういったアンケートでいただいたご意見なども参考に、地元自治会やPTAと十分に意見交換を行い、子どもたちにとって、安全でおいしい給食の提供を目指していきたいと考えています。
 次に、「幼稚園2歳児対象型一時預かり費補助金」1,864万8千円を計上しています。これは、国の子ども・子育て支援交付金交付要綱が改正されることに伴いまして、幼稚園における2歳児の一時預かりに必要な経費の一部を事業者に対し助成することで、幼稚園での2歳児受入を推進し、待機児童の解消につなげていこうというものです。
 次に、「再生可能エネルギー活用推進費」として、795万7千円を計上しています。これは、長崎市における温室効果ガス排出削減を目指して、再生可能エネルギーを活用したエネルギーの地産地消を図るため、バイオマスですとか、太陽光によって生み出された再生可能エネルギーを公共施設の一部へ供給するための地域エネルギー事業体の構築に向けた調査、検討を行おうとするものです。
 続いて、資料6ページをご覧ください。
 次に、『3 その他』につきましては、「障害者福祉費事務費」など、2,062万6千円を計上しています。
 続きまして、債務負担行為につきましては、「交流拠点施設整備事業」など4件を計上しています。
 次に、特別会計補正予算につきましては、土地取得特別会計において、交流拠点施設用地の一般会計への有償所管替えに係る補正予算を計上しています。
 その他の補正予算の内容につきましては、お手元の資料7ページから10ページにかけて、事業の主な内容等を掲載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。
 6月補正予算に係る説明は以上です。また、その他の議案については、お手元の資料をご参照いただきたいと思います。
 私からの説明は以上です。

議案及び予算案についての質疑応答

学校給食センターの建設について

記者(朝日新聞)
 
補正予算の中で、学校給食センターについてなんですけれども、これまでの経緯をしっかり把握していないんですけれども、改めて、施設の意義といいますか、そういったところと、今後のスケジュールというものを伺ってもよろしいでしょうか。

田上市長
 
学校給食センターについては、今、各学校によっていろいろやり方が違っている状況にあるんですけれども、そういった中で、先ほど申し上げました、できるメニューに違いがあって、こちらの学校ではこういったものが出ていないというような格差があるということ。それから、アレルギーへの対応が最近増えてきている傾向にあるわけですけれども、そういったものに対する対応についてもやはり差があって、安定した形にまだ至っていないということ。それから、いろいろ衛生管理面でも、各学校によって施設面でいろいろな差がありますので、そういったものも解消したいということ。また、老朽化が進んでいる施設も結構多くなっているということで、そういったものが、今後改善を図っていくときに、どういった形にしていくのか、将来構想をしっかり持って改善していかないと、それがまた無駄な投資になってしまうということもありますので、そういったことも踏まえながら検討を進めてきた結果、市内3カ所に給食センターをつくって、そういったものを基本としながら、安定した、そして、また、安全・安心な学校給食の提供をしていこうという、そういった流れです。そういった中で、2月議会に計上した中で、市のPTA連合会の方からも、陳情があったということもあって、もう少しその辺、よく周知を図っていった方がいいんではないかということがあって、減額修正になったという経過を踏まえて、今回、そういう、市P連といいますけれども、長崎市PTA連合会からも、全体として、スケジュールどおりしっかり進めようといったようなご理解をいただく中で、今後またさらに周知を図っていくという中で、事業自体を進めていこうというものです。

記者(朝日新聞)
 
今後のスケジュールというのは。

学校教育部長
 
今後のスケジュールにつきましては、今回のPFIのアドバイザリー業務委託を経まして、基本設計、それから、建設を、予定では32年9月からの建設予定で、33年度9月の共用開始の計画でございます。

田上市長
 
学校の場合、夏休みに工事をするという形ですが、この時期、なるべく影響がないようにするということもあって、9月からのスタートということになっています。

諏訪祭礼図屏風の購入について

記者(朝日新聞)
 
第69号議案にあります財産の取得についてなんですけれども、このくんちに関する屏風というものは、具体的にどんな屏風で、どのような価値があるのか、あと、これまでにもこうした資料を購入したことがあるのかということを教えていただけますか。

田上市長
 
まず、これまでにあるのかという点でいうと、昨年、テーマとしては似ている、くんちの屏風の購入をした経緯があります。その際に、こういった、やはり長崎にしっかり残しておきたい、持っておきたい資料というのがあって、そういったものをきちんと購入して、所有しておける、保存していける仕組みをつくろうということで、基金の仕組みをつくったのが、今回の2月議会の経過なんですけれども。そういった経緯の中で、また新たな、今回くんちに関する屏風が出てきたということで、その購入をしようというものなんですけれども、具体的には、こういうくんちの、江戸時代、18世紀のころのものではないかといわれているんですけれども、料亭の富貴楼さんにあったものですけれども、こういうものと二双ですね、江戸時代、オランダ人が御旅所でくんちを見ているというような、これは非常に有名な部分ですけれども、絵が描かれているようなもので、審査会を昨年のその動きの中でつくって、そこでも非常に高い評価を受けたもので、今回、こういったものを購入することで、また、今後市民の皆さんにこういったものを見ていただく機会も増えてくるのではないかと思っています。

記者(朝日新聞)
 
この予定価格というのはどなたが決められるのかということと、屏風について、富貴楼からの購入になるということなのでしょうか。

田上市長
 
そうですね。もちろん相手方がありますので、そういうお話をさせていただきながら、それが適切な価格であるのかというようなことを、その審査委員の皆さんにいろいろご議論をいただいて、そういう中で予算を獲得させていただいてというような流れになります。

学校給食センターの建設について2

記者(長崎新聞)
 
学校給食センターなんですけれども、3カ所つくりたいということで、今回はまだ1カ所だけなんですけれども、他の2カ所はいつぐらいの予定ですか。

田上市長
 
今後、まだ用地、場所も決まっていない段階でありますし、そういったものの検討に入っていくことになると思いますけれども、1カ所目をまずしっかりとつくって、その中で多くの皆さんに、給食センターというのは長崎市では初めてとなりますので、そういった中でしっかりと成果、結果も出していきたいと思いますし、そういった流れの中で、2カ所目、3カ所目についても検討をスタートさせていきたいというふうに思っております。

記者(長崎新聞)
 
今、2カ所目、3カ所目は、場所とかは、検討中ということですか。

田上市長
 
まだ決まっていない、検討中です。

記者(長崎新聞)
 
大体大きく分けて、どんな感じですかね。三重と、あとどの辺と、どの辺というのは。

田上市長
 
北部、南部、あと、もう1カ所がどこになるのか、中央の近くになるのか、中央でもどのあたりになるのか、あと東部も含めた流れになってきますので、そのエリアについて、まだはっきりと場所が、まず適切な土地を探さないといけませんので、長崎市の場合、そういった余裕のある土地というのは簡単に出ない状況もありますので、そういう中では今後の検討になると思います。

記者(長崎新聞)
 
三重のこれって、大体何校分の、何人分を賄えるのか、教えてください。

学校教育部長
 
1カ所で8,000食規模というのを想定しております。現在推計3万食ぐらいで、今後の予定を考えまして、1カ所8,000食の3カ所という想定をしております。

田上市長
 
全体の中のどのくらいかということは。何食想定している中の8,000食かということは。

学校教育部長
 
現在、3万食の中の8,000食程度の、今回、規模になります。将来、児童数が減少傾向にございますので、最終的には、8,000食の3カ所でカバーできるというふうな想定をしています。

記者(長崎新聞)
 
大体、校区とか、まちのエリアでいくと、ここからこことか、例示できますか、おおむね。当然南部とかは、カバーできないですよね。

学校教育部長
 
大体北部になります。外海、琴海地区を含めた北部方面で、今後の構想では、中央部、東部を含むエリア、それから、南部、中央部を含むエリア、そういった3カ所を想定しております。

田上市長
 
40分以内で届けるというような考え方の中で場所を決めていくということになります。

交流拠点施設の整備について

記者(西日本新聞)
 
MICEの件ですけれども、従来、2月に予算案を提案して、6月で契約議案ということだったと思うんですが、その方針を踏襲すると、今回の6月で提案、可決、9月で契約議案の提出というスケジュールでいいのか、その場合、この間の3カ月の遅れは、今後、企業側に努力してもらうことで短縮が可能であるという理解でいいのかというのと、逆に、今回可決しなければ、開業時期の維持というのは難しいんじゃないかと思われるんですが、その辺の受け止めは。

田上市長
 
当初の予定からいうと2月議会だったわけですので、要するに3カ月遅れているという状況はありますので、できるだけ早く事業のスタートを切るという意味では、今回の6月議会で上げたいということで、企業の方もそういう努力をしてくださったと思います。そういう中で、今回6月議会でぜひご議論いただいて、また、事業全体を前に進める形にしてきたいというふうに思っていますし、また、これが大幅に遅れるような形になりますと、事業自体にも大きな影響が出てくると思いますので、そういう意味では、ぎりぎりのところで企業の皆さんに調整して、努力していただく分も含めて、間に合うスケジュールに今、乗っているのではないかと思っています。これ以上の遅れは非常に厳しくなるというふうに思っています。

記者(西日本新聞)
 
関連してあと1点だけ、まだ提案する前であれなんですけれども、ジャパネットさんが幸町に検討中とされているアリーナであるとか、佐世保のMICEとの、これはまだ選定されるかどうかもわかりませんけれども、その辺との重複を懸念する声が一部にありますけれども、その辺は。

田上市長
 
ジャパネットさんの計画に関しては、まだアリーナというのは、計画に入るかどうかもわからないという状態ですけれども、基本的に、先日、優先交渉権者となった後に、打ち合わせといいますか、いろいろ情報交換をスタートさせていただいていますけれども、そういう中でも、明確に市の計画と、補完効果、相乗効果を上げるような形にしていきたいという意思を示していただいています。私たちも、そういう意味では、こちらの施設と相乗効果を上げるような形にしていきたいと思っています。そういう意味では、方向性としては一致しているものというふうに思っています。
 また、IRに関して、まだ今の段階でどういった施設になるのかわからないわけですけれども、このMICE、会議場の施設に関しては、かなり国際的な規模のものという条件がついているということで、むしろ、福岡とか、あるいは東京国際フォーラムとか、ああいった形のイメージに近いのかなというふうに思っていますけれども、長崎の施設の場合は、そういう意味では、規模とか、あるいは観光と結びつけたMICEの形ですとか、そういうさまざまな、あるいは医学ですとか、平和ですとか、そういったテーマを掲げてといったような方向性を目指していますので、役割分担をしっかりしながら、あるいは、この分についても、まさしく観光などの面では相乗効果を発揮していけると思いますし、県とも、そういった形での方向でいきましょうというお話をさせていただいています。

ながさき幕末維新祭について

記者(日経新聞)
 
補正予算案の中に、ながさき幕末維新祭推進費とあるんですが、これ、すみません、勉強不足で申しわけないのですけれども、この維新祭というのは、これからやる事業なんですか、既にやっている事業ですか。

田上市長
 
ことし、明治維新150年ということで、事業群としては既にスタートしている部分もあるんですけれども、これに加えてさらに補強していこうというものですけれども、長崎幕末維新祭という名前では、どうだったかな。名前に関しては新しくです。

記者(日経新聞)
 
これからやっていくんですね。既に薩長土肥という形で、他の関連の自治体がいろいろとやっているんですけれども、それとの連携とかというのは考えられているんでしょうか。

田上市長
 
これまで、既に、薩長土肥がかなり力を入れて展開されていますけれども、例えば、佐賀でも展開されているそういった展示の中では、県が中心になって、長崎館というのをつくって、佐賀市の中でですね、上野彦馬の写真の歴史なんかを展開している館があって、そういった形の連動というのは既に出来上がっているんですけれども、そういう中で、長崎市としても、まちを訪れる方で、最近、『西郷どん』なども含めて、やはり関心があられる方もいらっしゃるんではないかということで、より、スタンプラリーなどを通じて、そういった明治維新150年についても楽しんでいただこうと、その辺をさらに強化しようといったような趣旨です。

記者(日経新聞)
 
個人的には、単純に、高知県と長崎県は、坂本龍馬にはかなり親和性はあると思うんですけれども、そういう形の取り組みというのは特に今のところはまだ考えてはいないのですか。

田上市長
 
龍馬に関しては、2010年ですかね、『龍馬伝』のときに、かなり連携をしながら、相互に訪問もしながら、また、そのときは、京都に各関係の首長が集まって、気勢を上げて取り組んだという経緯があるんですけれども、今回は、そういった龍馬という形よりも、もう少し広げた形の中で、そういう時代が変わっていく中で、まちがどう貢献してきたのかといったような趣旨の流れになると思うんですけれども、そういう意味では少し広げた形の、いろいろなスタンプラリーで回っていただく中で、長崎はこんな部門でも明治維新とつながりがあって貢献したんだということがわかっていただけるような形にしたいと思います。

記者(日経新聞)
 
スタンプラリーということでいうと、高知県なんか、龍馬パスポートとしてスタンプラリーをやっていますけども、今回のこのスタンプラリーというのは、この幕末維新祭ということで限定されたものということでしょうか。

田上市長
 
そうですね、幕末維新にゆかりのある場所がわかるものということです。

記者(毎日新聞)
 
関連して、まず、このながさき幕末維新祭につきまして、当初から、明治150年ということで、今年度、観光の方で事業等も組んでいる中で、このイベントを、当初予算ではなくて、補正予算の形で新たに追加した理由、こうしたイベントを開催するということを、検討をしていたのか、していたけど実現できなかったのか、あるいは追加になったのか、そういう点をまず教えてください。

田上市長
 
この幕末維新、明治維新150年に関しての事業というのは、当初予算の中でも組んでいます。ですから、一定の事業展開というのはしていたわけですけれども、今、いろいろ多くの皆さんが非常に関心ある中で、動く中で、それから、例えば、ことし2つ目の世界遺産が長崎に誕生すると期待をしているんですけれども、その産業革命にしても、今回の宗教の部分にしても、やはりちょっと明治維新あたりを境にしたいろいろな動きがあったということもありますし、世界遺産で多くの皆さんがお見えになるということもありますので、そういった機会をとらえて、もう少しこれを補強しようということで、今回、補正予算をプラスしたと、加えたという形です。

再生可能エネルギーの活用について

記者(毎日新聞)
 
わかりました。あともう1点、再生可能エネルギー活用推進費でちょっとお伺いしたいんですけれども、これから調査検討するという形ですけれども、具体的に、地域エネルギーとしては、先ほどバイオマスというような話もされていましたけれども、いわゆる自治体の方で、そうした再生可能エネルギーの運用をしていくという形を考えているのか、あるいは、民間の方に対する投資という方向で考えているのか、今現在、市の方として、再生エネルギーの活用として、どういう枠組みを考えているのですか。

田上市長
 
これはですね、少し国の方の支援も受けながら、今、展開している分野、少し実験的な段階でもあるのですけれども、構造としては、今、例えば、長崎市の西工場、東工場という、ごみの焼却場の中で生じた、そういったエネルギーなどというのは、直接、電力会社に売電をしているという流れですけれども、それを、事業体を地域ごとで構成する、事業体をつくって、そこに売って、そこから売電をするという形にすることで、そういった、そこが他のいろいろなものも取り込みながら、事業体として成り立っていく、地域の中でエネルギーをつくって、それを使ってもらいながら、事業体として成り立っていくという形が、仕組みがつくれないかと、長崎市ではその可能性はあるんではないかということで、国のいろいろな支援を受けながら、今回、その調査などについて取り組んでいくという、まだ卵を産むような段階の事業ですけれども、ただし、こういった動きというのは、これまでいろいろ進めてきた再生可能エネルギーを少しでも広める、そのことに貢献していこうという動きと合致しますし、また、そういう、大きなエネルギーを生めなくても、小さなエネルギーを生む場所を増やしていくことで、自然環境を守ったりすることに貢献できるということもあって、長崎市としてもぜひ進めたいということで、今回、取り組むという事業です。まだ今の段階では、少し実験段階に近い部分もあると思います。

財政部長
 
売電の規模としては、3億6,000万円ほどですね、既に九電には、西工場、東工場等の部分から売電をいたしておりますので、そこを基盤として、そういった地産地消を進めていこうということです。

交流拠点施設の整備について2

記者(NHK)
 
交流拠点施設の話に戻るんですけれども、今議会に予算計上が、2月から遅れたということと、今議会でもかなり様々な議論が予想され、幸町工場跡でスタジアム建設が見込まれる中で、開業時期については、必ずここを守るのか、もしくは状況によっては、これを少し遅らせたりとか、見直したりする考えがあるのかどうかというところはいかがでしょうか。

田上市長
 
計画をするときに、最初からずらそうと思って計画は立てませんので、そういう意味では、平成33年11月というのを目指して、企業グループの皆さんと最大限の努力をしていきたいというふうに思っています。もちろんいろいろな経過の中で、何があるかわからない部分ももちろんあるのかもしれませんけれども、そこを最初から織り込むということではなくて、やはり34年の新幹線の開業の前に、こういった施設についてもしっかりとオープンをして、また、これについてはいろいろ誘致も伴いますし、数年前からの誘致というのも必要になってきたりしますので、そういう意味でも、できるだけ早く取り組みを進めたいと思っています。

記者(KTN)
 
同じく、交流拠点施設に関してなんですけれども、今回の議会で通らなかった場合、開業時期にも影響が出てくるということで、絶対に通したいという思いがあると思うんですけれども、その施設の必要性ですとか、他のジャパネットさんとか、佐世保でいわれている施設と競合しないという部分をしっかりと説明していく必要があると思うんですが、どのようにその部分を伝えていこうと考えていらっしゃいますか。

田上市長
 
まず必要性については、これまでも、ことし2月議会に初めてということではなくて、いろいろな市民説明会なども、2回に分けて、かなりの回数経てきたという経過もありますし、そういう意味では、これまでも、いろいろな形でのそういう理解を求める活動というのは続けてきました。今後とも、そういう意味では、市民の皆さんと一緒になって、誘致などもぜひ取り組んでいただきたいという部分もありますので、そういった理解を求める活動については続けていきたいというふうに思っています。
 今回、今、お話のあったジャパネットさんのスタジアムであったり、アリーナであったり、あるいはIRとの競合の部分というのは、お話にもありましたけれども、基本的には、先ほどお話ししたように、事業主体のジャパネットさんのグループであったり、あるいはIRの方については県であったりと、常にいろいろな協議、意見交換をしながら、そういった役割分担であったり、あるいは相乗効果を上げるような形にしていこうということでお話をしていますので、そういった情報交換の中で、特に、ジャパネットさんについては、まだそういう情報交換が始まってあまり時間がたっていない状況でもありますけれども、基本姿勢についてはしっかりと共有できていると思っていますので、そこで得られた情報についてできるだけ議会にもお伝えしながら、理解を求めていきたいというふうに思っています。

記者(KTN)
 
県とは、ホールをつくるという問題でも、なかなか重なる部分が出てくるんじゃないかということで、ずっとずるずるときていると思うんですが、そういう感じで、MICE施設に関しても中身が競合しないように、時間をかけて話し合う必要があるんじゃないですか。

田上市長
 
基本的に、大きな考え方の部分で、競合というのが、全く競合しないかというと、ブリックホールと、今回の新たな交流拠点施設でも、若干重なる部分もあったりすると思うんですね。ですから、競合がゼロになるということではないと思うんですけれども、しかし、一方で、いろいろな補完効果、相乗効果を生んでいける部分がかなり大きいということであって、競合、それが大きなマイナスになるということではないと思っていますし、そういう意味では、今後のいろいろな運営の中で、あるいは施設規模なども非常に関係してきますけれども、相乗効果、補完効果を上げようという考え方も十分実現していけるというふうに思っています。

記者(長崎新聞)
 
例えば、ジャパネットとかIRとかで、できても、競合とかじゃなくて、相乗効果、そして、補完効果というふうに、市長、おっしゃっているんですが、具体的に、どういう形で、相乗効果というのはどういうことをイメージされているのか。あるいは、補完効果というのはどういうことをイメージされているのか、少し詳しく教えてもらってよろしいですか。

田上市長
 
例えば、長崎市ですね、今、これから交流都市として発展していこうと、要するに、観光ということでいいますと、国内の人口が減っていくという中で、いかに宿泊客を増やしていくのか、あるいは新しいお客さんをつくっていくのかということが、すごく重要な時期にきています。特に、これまでは国内観光のお客さんがターゲットという、国内観光都市であったわけですけれども、その国内観光客が減っていくということを考えたときに、新しいお客様をつくっていく必要がある、その一つはMICEのお客様であったり、あるいはジャパネットが今、計画されているスタジアムなどの、スポーツのお客様なども新しいお客様として今後期待できるというふうに思っています。ですから、そういう意味では、違う用事で、会議で来るお客様もいれば、そういうアウェイの試合で応援に来る皆さんもいらっしゃる、あるいはスタジアムに他の施設ができるかもしれませんけれども、そういった施設も、楽しみに来られる方もいるかもしれない。そういう意味では、そういうものがいろいろあるということで、例えば、会議に来た後に、スタジアムに寄っていかれる方もいらっしゃるかもしれませんし、そういった意味での長崎の楽しみが増える、来る理由が増えるという意味では、相乗効果を上げられると思いますし、また、いろいろな催し物によっては、これは、ちょっとうちは日程が詰まっていてできませんというものであったり、あるいは、施設の大きさからいってこれはできません、例えば、スポーツ分野なども、できない部分があった部分をカバーしてもらえるものが出てくるかもしれません。そういった補完効果もあるかもしれません。
 そういった部分は、ジャパネットさんの方はこれから詰まっていく形になるわけですけれども、基本的に、そういった補完効果、相乗効果、あるいは役割分担などをできるような形にしていこうという方向性については明確に持っていただいていると思っていますので、具体化する中で、そういったものが少しずつできていくし、また、それから、施設だけではなくて、運営の段階でも、うちではちょっと無理だけれども、向こうではできるかもしれませんよみたいな形の協力もできるかもしれないと思っています。

宿泊施設の整備について

記者(日経新聞)
 
MICE関連なんですけれども、すみません、ちょっと勉強不足かもしれないですけれども、長崎県に来て非常に感じるのは、宿泊施設がかなり貧弱だなと思いますし、インバウンドのお客さんを本格的に取り込もうと思ったら、正直言って、一泊100万円以上のホテルとかじゃないと、多分、来ても、そういう超富裕層とか、ヨーロッパの富裕層の人っていうのはまず泊まらないと思うんですよ。そういった宿泊施設も、MICEの施設の中に取り込まれるという考えはあるんでしょうか。

田上市長
 
そういうグレードの高い宿泊施設が長崎市に足りないというのは、先ほど上げた課題とまた並んで、一つの長崎市の課題でもあります。そういう意味では、今回の交流拠点施設の中の施設、今、ヒルトンホテルが検討されているんですけれども、そういったホテルも貢献をしてもらえると思いますし、また、南山手の方でもそういった新しい宿泊施設の検討がされていまして、そういったものを増やしていきたいという、私たちが目指している形については、少しずつ前進をしているというふうに思っています。
 まだ民の動きもありますので、これからどういった新しい動きが出てくるかっていうのは未知数の部分もありますけれども、今、既にそういった動きというのは始まっていて、いくつかのプロジェクトが動き出しているという状況にあります。

市長発表

市長の海外出張について

田上市長
 
では、私の方から、ご報告とお知らせをさせていただきたいと思います。
 まず、海外出張についてですが、6月27日から7月4日まで、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の登録審査が行われます、第42回世界遺産委員会への出席及び長崎市出身のノーベル文学賞受賞者であるカズオ・イシグロ氏に対して名誉市民の顕彰を行うため海外出張しますので、その概要についてご説明をしたいと思います。
 まず、「第42回ユネスコ世界遺産委員会への出席」ですが、ご存じのとおり、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、ことし5月4日にユネスコ世界遺産委員会の諮問機関である国際記念物遺跡会議、いわゆるイコモスから、「記載」の勧告がなされました。
 この勧告を踏まえ、バーレーンのマナーマで開催されます第42回ユネスコ世界遺産委員会において、6月29日から7月1日までの間に、長崎の候補については、世界遺産登録の可否について審査されるという予定になっています。
 この潜伏キリシタン関連遺産は、既に10年以上たっているわけですが、平成19年1月に、ユネスコの世界遺産暫定一覧表に記載されて以来、国、関係自治体、資産の所有者の皆さんとともに準備を進めてきましたが、いよいよ世界遺産登録が実現しようとしています。
 そこで、世界遺産委員会に出席し、2県6市2町、長崎県と熊本県の6つの市と2つの町に所在する12の構成資産がありますが、そのうち最も多い3つの資産を所有している長崎市の思いを伝えるとともに、審議に入る直前まで確実な登録に向けた働きかけを行ってきたいと思っています。
 さらに、世界遺産登録が決定されるということになれば、長崎市に2つ目の世界遺産が誕生することになります。日本で初めての「2つの世界遺産があるまち」となりますので、これまで推薦から登録までご尽力いただいた方々に、直接お礼を申し上げる機会にしたいと考えています。
 また、長崎市では、世界遺産登録の決定に合わせたセレモニーを、外海地区にあります遠藤周作文学館で開催する予定にしています。会場に来られた皆様と喜びを分かち合いたいと考えておりますので、この件につきましては、詳細が決まりましたら改めてお知らせしたいと思います。
 以上、ご説明しましたが、詳細はお配りしている資料をご覧いただきたいと思います。これから登録に向けた日程がスタートしますけれども、ぜひ世界遺産登録に向けた取り組み、あるいは個々の構成資産の魅力などを、登録までの事前、それから、当日、登録の事後にわたって取り上げていただき、より多くの市民の皆さんに発信していただきますように、ご協力をお願いしたいと思います。
 次に、「カズオ・イシグロ氏への名誉市民顕彰」についてです。
 2月市議会定例会において、全会一致の同意を得て名誉市民に選定されました長崎市出身のノーベル文学賞受賞者であるカズオ・イシグロ氏に対し、イギリスのロンドンにおいて、顕彰式を執り行い、名誉市民証書及び名誉市民章を贈呈します。
 名誉市民の顕彰にあたっては、イシグロ氏から、次作の執筆活動等によって、当分の間、来日の予定がないという回答を得ておりましたので、日時や場所などについて調整を行ってきました。今回、そういった中で世界遺産委員会出席にあわせて、バーレーンに向かう移動経由地候補の一つでもあるロンドンに立ち寄って、直接、その際に贈呈することができないか、イシグロ氏に打診を行ったところ、その時期であれば対応できるという回答をいただきました。7月3日に、ロンドンにおいて顕彰式を執り行う予定となっております。
 顕彰に当たっては、イシグロ氏からは「お会いできることを心待ちにしています」というコメントもいただいております。

姉妹都市ヨーロッパ3都市 市民訪問団募集について

田上市長
 
それから、もう一つお知らせがございます。「姉妹都市ヨーロッパ3都市 市民訪問団募集」についてです。
 ことしは、長崎市が姉妹都市の縁組を結んでいる、ポルトガルのポルト市、フランスのヴォスロール村との姉妹都市提携40周年の年に当たります。また、昨年の11月には、長崎市としては39年ぶり姉妹都市の提携を行いました。その相手はオランダのライデン市であります。
 これを記念して、今回、ポルト市、ヴォスロール村、ライデン市に公式訪問団を派遣することとしておりますが、これに合わせて、9月24日から10月3日まで、8泊10日の日程で3都市を訪問する市民の皆さんを募集いたします。
 今回訪問するヨーロッパ3都市は、いずれも長崎と歴史的、文化的な深いつながりを持つまちです。
 オランダのライデン市はシーボルトが長崎を離れた後、日本の研究を行った都市で、シーボルトコレクションが多数保管されています。
 フランスのヴォスロール村はユネスコの世界文化遺産登録が期待される「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産になっている外海の出津集落や大野集落にゆかりの深い、フランス人のド・ロ神父の出身地です。そういうゆかりで、姉妹都市の縁組をしています。
 それから、ポルトガルのポルト市は、16世紀、17世紀に来航したポルトガル船の母港で、街には石畳が敷かれ、路面電車の走る坂のまちでもあり、長崎に似た美しい歴史都市、ボルトガル第2の人口を持つ都市でもあります。
 市民訪問団の皆様には、現地でグルメや観光などをお楽しみいただきながら、各都市で姉妹都市交流を祝うイベントにもご参加いただきたいと思っています。
 それぞれ特色のあるまちを実際に行って見ていただき、歴史や文化、街並みに触れ、現地の皆さんとの交流などを通じて、各都市との交流の歴史を肌で感じていただきたいと思いますし、また今回の交流を、姉妹都市提携50周年につなげていきたいというふうに思っています。
 募集の内容については、定員が40名で、旅行代金は2名1室利用の場合、53万5千円となっています。お申し込みは7月6日までにお願いをいたしたいと思っています。
 募集の詳細については、広報ながさき6月号に掲載をさせていただいています。多くの皆さんのご応募をお待ちしております。
 私からの説明は以上です。

市長発表についての質疑応答

世界遺産委員会について

記者(朝日新聞)
 
まず、世界遺産委員会についてなんですけれども、その世界遺産登録に対する思いを伝えるというふうにあるんですけれども、これはどのような思いなのかということと、あと、具体的にどのような方法でそれぞれに伝えられるのかということを教えてください。

田上市長
 
今回の世界遺産は、非常に、ある意味、紆余曲折があって、今回ようやく登録の運びとなると思っています。そういう意味では、本当に多くの皆さんがこれまで努力をしてきて、ようやく世界遺産に登録されようとしているということでもあります。そういう意味では、そういう部分というのは、世界遺産というのは登録されることが目的ではなくて、登録することによって、そういった世界の宝物をしっかり守り継いでいくという、次の世代につなげていくということが重要な要素であって、その意味では、地元の皆さんの熱意というのは重要な要素になります。今回、世界遺産委員会に行って、実際に大使の皆さんに、登録についての協力をお願いするということがひとつ重要ですし、また、地元がしっかりとこの世界遺産について熱意を持っているということを伝えることも非常に大事だと思っていますので、そういった活動をしたいと思います。前回、産業革命遺産のときは、かなりのロビー活動が必要だったんですけれども、今回は、それに比べると少し登録に向けての可能性が高いと思っていますけれども、気を許さずに、そういう大使の皆さんと接していきたいというふうに思っています。

記者(朝日新聞)
 
基本的には、どこかでスピーチをしたりとかいうことではなくて、ロビー活動ということですか。

田上市長
 
そうですね、はい。今回も世界遺産委員会になりますので、委員の大使の皆さんが議論をする場、その会議が開催されるということですので、そこにお伺いして、まさしく会議場の外での活動が多くなると思います。

カズオ・イシグロ氏への名誉市民顕彰について

記者(朝日新聞)
 
もう1点、カズオ・イシグロさんについてなんですけれども、長くやりとりをされてきた中で、ようやく今回、面会がかなうということになると思うんですけれども、カズオ・イシグロさんに伝えたいことというのは何か、長崎市民の代表としてありますでしょうか。

田上市長
 
長崎で5歳まで育たれて、その後、イギリスに向かわれてという中で、今回のノーベル賞のスピーチなども含めて、長崎への思いをずっとお持ち続けてくださっている方ですので、そのことへの感謝を伝えたいと思いますし、また、ノーベル平和賞を受賞されて、その祝意も、今回初めてお会いしますので、お伝えしたいと思いますし、また、ぜひ長崎に来て、多くの皆さんにお話をする機会をつくっていただきたいということもお願いしたいと思っています。今回の、カズオ・イシグロさんがもしこの後長崎においでいただいて、そういう話をいただくということになれば、多くの皆さんが喜んでいただくと思いますし、また、長崎市民の誇りがまた一つ増えたことになりますので、そういう意味でも、祝意とともに、ぜひお願いもしてきたいと思っています。

記者(共同通信)
 
カズオ・イシグロさんの件なんですけれども、イシグロさんは、名誉市民に選定されたことそのものについては、どういった反応を示されているんでしょうか。

田上市長
 
言葉は忘れましたけれども、非常に喜んでいただいています。ノーベル平和賞の受賞のお祝いの手紙を送ったときの返信もそうですけれども、常に長崎に対しては、本当に温かい言葉をかけていただいていて、今回も、私たちが訪問することについて、待っています、楽しみにしていますということをおっしゃっていただいているように、常に温かい言葉をかけていただいていることを、本当にありがたく思っています。

記者(西日本新聞)
 
さっきと同じですけれども、これ、顕彰式とありますが、例えばロンドン市内のレストランなのか、どこで、どんなふうな場所でというのと、あと、県もたしか行くとかいう話はありますが、これ一緒なのか、そこをお願いします。

田上市長
 
会場については、恐らくホテルのような、そういった場所になるのではないかなと思いますけれども、今、細かくは調整中ですけれども、県の名誉県民もありますので、そういうのがばらばらに訪問するというのも非常にご迷惑をおかけすることでもあると思いますので、一緒にしたいというふうには思っています。ただ、その件については、恐らく県の方から発表があると思いますので、発表としては県の方にお聞きいただく方がいいと思います。

記者(NHK)
 
関連して1点なんですけれども、名誉市民に選ばれたということで、平和祈念式典の招待ということもあるかと思うんですが、これについて、今回また要請されるのか、またそれについて返事があったかということについて。

田上市長
 
平和祈念式典には、ぜひ一度出席していただければなというふうに思いは持っていますし、今回もそうですけれども、機会あるごとにお願いしていきたいと思っています。ただ、本当に執筆活動がまず最優先なので、今回もそういった執筆活動で、まず来日自体が考えられないという状況の中で、非常に快くお受けいただいたということもありますので、お願いはずっとしていきたいと思いますけれども、時期も、来られる時期、いつごろが来られるのかということもまだご都合がよくわかりませんけれども、お願いはし続けていきたいと思っています。

記者(NHK)
 
ことしの式典に関して、特にまだ明確な回答があったわけではないということですか。

田上市長
 
ことしの来日はないと思います。

世界遺産登録のノウハウについて

記者(日経新聞)
 
世界遺産関連ですけど、長崎市の方では、もう異なるテーマの世界遺産が2つあるということで、かなり世界遺産の登録とかに関して、かなりノウハウが蓄積されていると思うんですけれども、そのノウハウを何らかの形で有効活用するという考えはないでしょうか。

田上市長
 
ノウハウを有効活用するとは。

記者(日経新聞)
 
例えば、他に持っていない、持っていないけどやりたいというところが、多分、日本だけではなくて、いろいろな形で世界各国にあったりしますけども、そういった形で、何か有効に、例えば、ビジネスにつながるかどうかはわからないですけども、そのコンサルタントなり、なんなりのノウハウというのは、今回、紆余曲折があってというふうに、かなり苦労されたと思うんですけども、その辺はかなりノウハウとしてはユニークなものが、知見としてはたまっているんじゃないかなというふうに思うんですけども、その辺のノウハウを有効活用するというお考えは。

田上市長
 
非常におもしろい発想だと思います。非常に大事な発想でもあると思います。登録のノウハウということでいうと、恐らく、そういった経過の中で、例えば、イコモスが、以前ですと、自分たちの評価を登録の候補にそのまま伝えていたという中で、そこでなかなか登録されなかったりするケースもあったということで、登録にするにはこういうことをした方がいいよというアドバイスのようなことをイコモスがするようになった。今回は、その第一号の事例でもあります。そういう意味では、まさしく、登録に関するコンサルというか、アドバイスという意味では、イコモスがそういった役割を果たしてくれたと思いますし、今回、順当に登録されれば、こういう仕組みの中で、自分たちもアドバイスを受ければ登録に近くなるんだということの一つの道をつくってもらえたかなと思うんですけれども。
 それから、もう一つは、国内的にいうと、文化庁が非常に豊富なノウハウを持っていますし、歴代の文化庁長官の皆さんもいろいろな努力をする中でノウハウがたまっていっていますし、また、実際に、ユネスコの委員を務められた松浦さんのような方もいらっしゃいますし、そういう意味では、長崎がというよりも、さらに詳しい方がいらっしゃる状況はあると思います。ただ、今、おっしゃった面でいうと、世界遺産は登録が目的ではないので、その後、それをどういうふうにそれを生かしたかという意味では、お互いに登録されている自治体同士、学び合って、いろいろな生かし方を実践していくというか、そういうネットワークの中にはぜひ入らせていただいて、既に入っているわけですけれども、いろいろなお知恵をおかりしながら、こちらも知っていることはお伝えしながら、世界遺産をいかに生かしていくかという努力はぜひやっていきたいと思います。

カズオ・イシグロ氏への名誉市民顕彰について2

記者(長崎新聞)
 
カズオ・イシグロさんの件ですけれども、7月3日、日にちは決定という理解でいいでしょうか。

田上市長
 
そうですね。

記者(長崎新聞)
 
時間と場所というところはどうでしょうか。

田上市長
 
まだ、今、調整中です。

記者(長崎新聞)
 
例えば、何分間ぐらいになるのでしょうか。1時間程度とか、10分間程度とか、そのあたりは。

田上市長
 
まだ、打ち合わせ、調整中です。

記者(長崎新聞)
 
あと、喜んで、という連絡が来ているということですが、基本的に、やりとりというのは出版社を通じてなのか、それとも市と直接向こうの、どういうルートでやりとりをされているのでしょうか。

田上市長
 
途中まで、市と県は別々にいろいろお話をしていたんですけれども、やはりイシグロさんの方からみると、一つであった方が、ご迷惑がかからないだろうということで、そういった日程調整については、県の方にお願いしながら、させていただいています。その中でまた、中間に入る方がおられるかもしれませんけれども、基本的にはそういう形です。

記者(長崎新聞)
 
何か他に、楽しみにしている以外に、今回のコメントみたいなものはないですか。向こうから、カズオ・イシグロさん側から。

秘書課長
 
心待ちにしているというコメントは出ています。それ以外は。

田上市長
 
今のところ、そこまでです。

記者(長崎新聞)
 
何か、お土産とか持っていく予定ですか。

田上市長
 
そうですね、お土産持っていかないで、手ぶらでは行きにくいかもしれないですね。何か思い出にあるものがあるといいんですけど。ただ、ずっと来られていないわけではなくて、途中でも何度か長崎にはお見えですので。とはいえ、長崎の人と会うのはそんなに頻繁にはないと思いますので、あまり奇をてらわずに、代表的なものをお持ちしたいなと思います。

その他の質疑応答

政務活動費の不正受給について

記者(KTN)
 
長崎市議会の吉原日出雄議員が、ずっと政務活動費の問題で、相次いで、市長が告訴した後にも不適切な支出をしていたというのがあって、市議会の方で辞職勧告をするという、2回目というのが出ているんですけれども、こういった一連の吉原議員の行動について、市長はどのように受けとめていらっしゃるんでしょうか。

田上市長
 特に、今回ああいった形で、告訴を市からしたわけですけれども、そういった一連の動きがあった後にも、同じようなことが起きているということについては、本当に驚いていますし、絶対にあってはならないことが起きてしまったというふうに思っています。ちょっと普通考えられない状況でもあるというふうに思っています。そういう意味では、こういうことが繰り返さないようにするというのは、仕組みの面と、意識の面と、両方ありますので、絶対繰り返されることがないように、改めて思っていますし、こういったことが繰り返されたことについては、本当に言語道断だと思っています。

記者(KTN)
 
追加で告訴するご予定はありますか。

田上市長
 今、市として調査をしようとしているところですけれども、今後、一度告訴していますので、検察とよく調整をしながら、検討していきたいと思っています。検察の状況の中で、できるのかどうかとか、必要なのかどうかとか含めて、そこのやりとりが必要ですので、そういったことも含めて、調整していきたいと思っています。

記者(西日本新聞)
 関連ですが、調査というのは、吉原議員が自己申告した昨年度分についてということなのか、時効がどこまであるのか知りませんが、もっと、3期目とか、2期目とかも調査されているのかということと、あと、検察との調整というのはもちろんよくわかるわけですけれども、市として、これは絶対に許せないという意思を示すための告訴というのはあり得るのか、そこをもう一度お願いします。

田上市長
 
最初の点についていうと、29年度分についての調査ということですね。新たに今回出てきた分を中心にということです。
 それから、検察の分については、そういったこともあると思います。ただ、そのあたりについて、まさしく検察との調整も必要になるというふうに思っています。

お問い合わせ先

広報広聴課 

電話番号:095-829-1114

ファックス番号:095-829-1115

住所:〒850-8685 長崎市桜町2-22(本館3階)

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