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市長記者会見(定例)【2016年12月22日】

更新日:2016年12月22日 ページID:029245

市長記者会見(定例)

1.日時

平成28年12月22日(木曜日) 午後1時30分~午後2時13分

会見の様子はこちらからご覧になれます
【YouTube】www.youtube.com/watch(新しいウィンドウで開きます)

2.市長発表・質疑応答

市長発表

外海・出津集落の墓地調査結果について

発表資料1(PDF形式:264KB)

発表資料2(PDF形式:617KB)

映画公開記念特別展「遠藤周作×マーティン・スコセッシ『沈黙』展」について

発表資料3(PDF形式:225KB)

発表資料4(PDF形式:260KB)

発表資料5(PDF形式:763KB)

移住希望者向けホームページ「ながさき人(じん)になろう」について

発表資料6(PDF形式:411KB)

発表資料7(PDF形式:208KB)

市長発表についての質疑応答

外海・出津集落の墓地調査結果について

その他の質疑応答

ことし1年の市政について
安倍首相のハワイ訪問について
小島養生所遺構について
核兵器廃絶の動きについて
BSL-4施設について

3.会見録

市長発表

外海・出津集落の墓地調査結果について 

田上市長
 今日は私の方から、3点お知らせをさせていただきます。
 まず1点目に「外海の出津集落の墓地調査結果について」お知らせします。
 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」については、構成資産を「教会」から「集落」に変更して推薦をすることとしており、現在、推薦書の作成に向けた最終作業を行っています。
 また、「潜伏キリシタン関連遺産」の推薦に当たっては、イコモスからの助言と支援を受けておりまして、その際、外海の出津集落が潜伏キリシタンの集落であったことを裏付けるために、潜伏・禁教期の墓地を発掘調査するようイコモスの専門家から助言を受けておりました。
 そこで、禁教・潜伏期の文久2年、幕末ですね、1862年の絵図にも描かれている西出津町の野中墓地の発掘調査を行ったところ、実際に人骨が出土をしました。
 この人骨は、当地の潜伏キリシタンの埋葬方法として、地元の人々に伝えられてきました頭を南に向けて、膝を曲げて寝かせていたという状態で埋葬されていたこともわかりました。
 この埋葬方法が今回改めて実証されたということは、外海の出津集落が潜伏キリシタンの集落であったことを物語る大きな調査結果と考えています。
 この調査結果については、年明けにユネスコに提出します推薦書に反映をさせることとしています。 

映画公開記念特別展「遠藤周作×マーティン・スコセッシ『沈黙』展」について 

田上市長
 2点目に、遠藤周作文学館で来年1月14日から開催する、映画公開記念特別展「遠藤周作×マーティン・スコセッシ『沈黙』展」についてお知らせをします。
 来年の1月21日にマーティン・スコセッシ監督の映画「沈黙―サイレンス―」が全国ロードショーされます。
 この作品は、構想と製作を併せて28年の歳月を経て完成された待望の企画ということで、その原作である小説『沈黙』にも一層の注目が集まっています。
 遠藤周作文学館では、今年の5月から『沈黙』刊行50年、『沈黙』が刊行されてから50年になることを記念した企画展を展示しておりますけども、今回の特別展はそれと併せまして、『沈黙』の映画への広がりをご紹介するものとなっています。
 開催期間は、来年の1月14日から3月31日までで、場所は遠藤周作文学館の第Ⅱ展示室となっています。特別展の観覧料は通常の観覧料の中に含まれます。
 この『沈黙』の映画化については、1971年に篠田正浩監督の手で「沈黙SILENCE」が映画化されておりますけども、これに次いで二度目となります。
 今回展示では、来年公開の映画がメインともちろんなりますけども、それだけではなくて、1966年の丁度50年前の『沈黙』の刊行から、1971年の篠田監督の映画、そして1988年から構想が生れて今年完成をしましたマーティン・スコセッシ監督の映画「沈黙―サイレンス―」。この一連の原作と映画の歩みの歴史を、資料を交えて分かり易くご紹介したいと思っています。
 スコセッシ監督の映画については、2009年に長崎を視察で訪れた際の写真や、配給をされるKADOKAWAのご協力によりまして、スチールパネルですとか監督の公式インタービューの内容ですとか、また映画の予告映像などが会場でご覧いただけることになっています。そして、何といっても、映画製作で作成されましたイメージデザイン画など、日本では初めて展示される映画製作時の資料もお借りできましたので、これを展示したいと思っています。
 すでに文学館の第Ⅰ展示室では、展示が行われていますけれども、その小説『沈黙』をメインとした企画展があっておりますけれども、ここが導入部分となって、原作の世界と併せてより深く映画のことも知っていただける内容になると思います。
 映画の上映期間と重なる時期になりますので、ぜひ文学館の展示を見て、映画館に足を運ばれたり、また反対に映画を見られた後に原作の舞台に建つ文学館に足を伸ばしていただいたりしながら、『沈黙』という作品の世界に浸って頂きたいと思います。
 また、展示の関連イベントとしまして、原作の舞台を学芸員の案内で巡るバスツアーや、遠藤周作先生が『沈黙』の想いを語るビデオの上映会、さらに長崎学アドバイザーで映画の時代考証を担当されました本馬貞夫先生の講座ですとか、篠田正浩監督の映画の上映会も併せて開催をします。
 ぜひ、特別展と併せてご参加いただき、この機会に小説と映画の両方をお楽しみ頂ければと思います。
 詳細はお配りしている資料をご覧いただければと思います。   

移住希望者向けホームページ「ながさき人(じん)になろう」について

田上市長
 3点目に、移住希望者向けホームページ「ながさき人(じん)になろう」についてお知らせをします。
 長崎市の人口減少の要因のうち特に10代後半から20代後半層における進学、就職、結婚時期における転出超過が大きいと分析しています。
 人口減少を克服するためには、こういった若年層を含む生産年齢層の皆さん、特に若い世代、働く世代の定住を促進するということが、非常に大切な課題になっております。そういう観点から移住定住施策を推進をしています。
 この度、さらに移住者を増やす取り組みの一つとして、移住を希望される方が検討する際に必要な情報などを総合的に発信するホームページを作りました。ホームページ「ながさき人(じん)になろう」を開設をしました。
 これから年末年始、あるいは帰省の時期にも入りますので、UIJターンを検討中のお知り合いの方や、ご親族がお集まりの際などに話題になるようにということで情報発信をさせて頂くことになりましたので、周知方についてよろしくお願いしたいと思います。

市長発表についての質疑応答

外海・出津集落の墓地調査結果について 

記者(長崎新聞)
 
最初に発表された出津集落の墓地調査結果のことでお尋ねですが、今回見つかった調査結果で潜伏キリシタンの集落であったことを裏付けるに十分な発掘調査と言えるのかということと、この他にもいろいろ墓地はあるのではないかと思うんですけれども、そういった調査というのは、今後続けられるのかという2点をお尋ねします。 

田上市長
 
今回、実際に発掘されて先ほどお話したような内容のものが出て来たということで、考古学の専門家の方にもあるいはキリシタン史の専門の方に人類学の専門家の意見も聞いた方がいいというご助言をいただきました。
 それを受けて人類学の専門家に所見を伺いしたところ、これが頭を南に向けて膝を曲げて寝かせていた埋葬法であると推測されるというご意見をいただきました。
 また、出土した磁器などが一緒に出土しているんですけども、その磁器片についても考古学の専門家からは江戸期のものと推測されるというようなご意見もいただいています。
 こういったことも受けながら、さらに今回の発掘自体は2月まで行う予定になっていますので、この野中墓地以外の墓地も調査対象になっています。そういった調査を続けてまた、2月末に最終結果を取りまとめ、それを推薦書に反映させたいというふうに思っています。 

世界遺産推進室長
 捕捉させていただきます。
 イコモスの方には、まずこういう墓地があるということを現地で見ていただいています。
 それが非常に重要な墓地であるという観点から、今市長が申し上げましたように、考古学的な調査をきちっとやれということでありましたので、今回発掘調査をしたということで、実際1基の墓地、墓から人骨が出て来たと。その人骨事態の埋葬の仕方が過去から潜伏キリシタンの方々に伝えられている埋葬の方法であったということですので、今まで現地にはキリシタンと思われる墓があったというのが明らかに、潜伏キリシタンの墓であったということで非常に大きな物証と成り得るんじゃないかなというふうに考えています。
 あとそれ以外の墓地については、発掘はしておりますけれども、今のところ、人骨は出て来ないということで、今回の調査自体は、人骨を発掘するだけの調査ではなくて、いろいろな碑文であったり、墓木に刻まれている文章であったり、そういったものの調査に含まれていますので、それを取りまとめるのが2月末ということになっています。 

記者(日経新聞)
 確認ですけど、今までも頭を南に向け膝を曲げて寝かせていた状態の人骨はいろんなところから出土しているんですか。そもそもこれが初めてなんですか。 

世界遺産推進室長
 
我々は確認をしていません。
 当時からそこにいらっしゃった方々が、昔はこういうふうな埋葬の方法をしていたということが言い伝えられていますということです。
 今回長崎市として確認したのは、今回が初めてということです。 

記者(NBC)
 これは今日始めて発表ですかね。この件に関しては。 

世界遺産推進室長
 初めてです。 

記者(NBC)
 これ何か画像がいろいろ載っていますけど、写真とかあるいは動画とかそういったものの提供とかってどうなんですか。 

世界遺産推進室長
 今お示ししている2枚の写真についてはデータとして提供できますけども、ものが墓ということで、あと過去のものであったり、いろいろ宗教的な問題もありますので、地元の方とお話しましたけれども、それ以外のものは出して欲しくないということですので、現地での調査風景等も含めて非公開ということにさせていただきます。 

記者(NBC)
 調査はいつからだったんですか。 

世界遺産推進室長
 実際は8月初めからやってます。 

記者(NHK)
 市長に改めてお伺いします。
 この件で今年はこのキリシタン遺産に関しては、一旦推薦を取り下げて再度練り直すとかいろいろな動きがある中で、今回市内でこういう発見があったということも意義や来年に向けての思いというのを改めて教えてください。 

田上市長
 特に禁教潜伏期に焦点を当てるというふうな形になって行くときに、今回のような実際に物証のような形で証明されるものが出てくるというのは、非常に意義があるというふうに思っています。また、併せて少し世界遺産そのものではないんですけれども、禁教潜伏期の歴史というのは非常にある意味で見えないところで行われていた人間の営みでもあって、また非常に奥深い心の中の問題でもあって、伝えるのが難しくまた理解するのも難しいというテーマですけれども、丁度こういった時期に併せて沈黙が映画になるということで、世界の皆さんに理解していただく、伝えるという観点からはそれも併せてですね、非常に時期的に意味のある時期の動きになっているのではないかなというふうに感じています。 

記者(西日本新聞)
 この文久2年の絵図というのは、これは何の絵図になるのかということと、あと、2月末まで調査ということですが、その調査結果は推薦書の範囲に間に合うものであるかどうかということをお聞きします。 

世界遺産推進室長
 文久2年の絵図というのは、もともと佐賀藩が描いた土地利用を表した絵図になります。
 実際にそれ見ていただくと、墓という、カタカナでハカと書いてあるような部分があったり、そこに墓が実際にある。それから、当時の土地利用と今の土地利用が変わっていないと。これ墓だけではなくて、建物の位置であったり、今の道路だったり、畑だったりというのはほとんど当時と変わっていないという状況がありますので、非常に信ぴょう性の高い絵図ということで、これ長崎の歴史文化博物館に貯蔵されている文久2年の絵図ということで、ここだけではなくて、当時佐賀藩だったり、いろいろな所の絵図があります。 

記者(西日本新聞)
 調査が2月までということですけど、推薦書には間に合うものでしょうか。 

世界遺産推進室長
 推薦書は2月1日までに提出ということですので、現在それを反映させる作業を鋭意やってるところです 

記者(日本経済新聞)
 もう1回確認ですけど、考古学の専門家とか人類学の専門家の方がこの埋葬方式が当時の潜伏キリシタンの埋葬方式というオーソライズしてるんですか。それとも言い伝えだけなんですか。 

世界遺産推進室
 もともと言い伝えがあったものを今回発掘調査して人骨が出てきましたので、そういう専門の方々に実際現場を見ていただいています。
 埋葬の方法を人類学の先生から見ていただいて、今まで言い伝えがあったような方法で埋葬したと考えられるということ。それと、そもそもの墓地が潜伏キリシタンの墓だったということも確認をしていただいてますんで、そういう各専門の先生方から間違いなく潜伏キリシタンの墓であろうということで今回見解をいただいたということです。 

記者(西日本新聞)
 細かいんですけど、人骨というのは1体であって、どういったパーツというか、どういったものが具体的に出てきているんですか。 

世界遺産推進室
 ほぼ全体が出ています。1体だけなんですけれども。骨の大きさからみて、恐らく子どもさんだろうということが推測されています。  

その他の質疑応答 

ことし1年の市政について 

記者(長崎新聞)
 ことし最後の定例会見ということで、最初にことしの市政を振り返ってもらうのと、まず何が進んで、何が進まなかったのかということ。
 できれば、ことし1年市長が100点満点で採点するなら、ことしの市政の進み具合というのはどれぐらいのものだったのかというのをお尋ねします。 

田上市長
 ことし1年本当に様々な出来事がありましたし、市政自体も動きがありました。
 特に印象に残っていることというようなことの質問で捉えていいですかね。
 一つは防災の大切さを改めて感じた1年であるということです。
 1月に観測史上最高の積雪が長崎であって、ビワなどに非常に大きな被害が出たんですけども、その後4月の熊本地震、特に九州での地震というのはなかなか起きにくいというふうに認識が広がって、広く思われている中での地震。非常に九州全体に大きな衝撃を与えました。その後、御船蔵町の崩落といったこともあって、長崎全体でもやはり防災それから減災についての意識を改めて高めていく必要があるということを感じた1年でもありました。
 年末に指導消防団員の新しい制度なども発足をしましたけれども、自助、共助、公助のそれぞれの側面でしっかりと取り組んでいく必要があるということを市庁舎の崩壊などもあったことも含めてですね、改めて強く感じています。
 それから二つ目は様々なまちづくりの進展についてです。
 市庁舎の新市庁舎の建設、或いは新しい文化ホールの問題であったり、MICE施設を始めとする交流拠点施設の問題であったり、駅舎の辺り、駅周辺の区画整理であったり、様々な案件が今長崎市にあるわけですけれども、その中のいくつかについて、一定の進展が見られたという年でもありましたけれども、その経過の中で3回に渡る住民投票の条例制定請求が発生するといったようなことも含めて、長崎のまちづくりが非常に大きな転機といいますか、大切な時期を向かえているということを改めて感じた1年、感じています。
 そういう意味では、一定の進捗がこの1年あった1年でしたけれども、まだ来年に続いていく、1年で完結しない長崎のまちづくりの非常に大切な時期を向かえていると思っています。
 それから、もう一つは、印象ということで言いますと、やはり、核兵器の廃絶の問題について5月にオバマ大統領が現職のアメリカの大統領として初めて被爆地広島を訪問されたということ。それから併せて核兵器禁止条約に関する議論が、公開作業部会で展開をされて、これが果たして来年につながるのかどうか、条例の議論につながるのかどうかということが非常に危惧されて、平和宣言でもそういったことに言及する中で来年の会議の開催が決まろうとしているということですね。これも非常に大きな動きで、核兵器の廃絶に向けた動きというのも、これも1年、2年で完成、完結しない問題ですけれども、やはり非常に今年は動きのあった重要な1年であったというふうに思います。 

記者(長崎新聞)
 市政をこの1年どれくらい進んだかで何点くらい。 

田上市長
 点数はいつもそうなんですけども、自分で付けるものではないと思っているので何点ということはないんですけれども、例えば先ほどの世界遺産なども含めて、あるいは様々な大型施設の問題もそうですけども、順調に進んできたということではないんですけれども、その中でいろいろな議論をしていただきながら、着実に前進をした年ではあったというふうには思います。
 今、長崎のさまざまなまちづくりの取り組みは、もう既に何年もかけて取り組んでいるテーマばかりですけども、これが着実に進んで行くことでこれから数十年間長崎の基盤を造っている時期だと思っていますので、来年もしっかりと基盤づくりに取り組んでいく必要があると思っています。  

安倍首相のハワイ訪問について  

記者(長崎新聞)
 今月26、27日に安倍総理が、ハワイの真珠湾を訪問されますけれども、このことについてどういうふうに受け止められていて、何を期待されて行ったりするのかということをお尋ねします。 

田上市長
 お互いに平和の問題が交流であったり、あるいは相互理解であったりというところと密接につながっているということを考える時に、それぞれが大切にするものというのをやはり敬意を持って接したり、あるいは、訪問したりするということは、意味のあることだと思います。
 そういう意味で今回初めて真珠湾を訪問されるということについても、相互理解を深める機会に必ずなると思いますし、今後もお互いの理解を深めるような交流、それは都市外交もある意味では根っこは同じなんですけれども、より広めたり深めたり、あるいは頻繁にしたりして行く必要があると思います。非常に有意義であったと思っています。

小島養生所遺構について 

記者(NHK)
 2点お伺いします。
 1点目は、小学校跡地で養生所の遺構が発見されている件です。
 年内にも保存方法について検討して、これまで議論した経緯もあるので、そのうえで方向性決めたいとおっしゃられていましたけど、年内というリミットの中で今どのようにお考えかという点が1点まずお伺いします。 

田上市長
 小島養生所については、まず調査をしっかりとやるということが前提だと思っています。
 その上で、どういた保存方法があるのか、あるいはどういった展示方法が適切なのかということを決めていくという段取りになると思いますけども、そういう意味では今調査もまだ進行中ですけれども、それを受けてどういう手法があるのかということについて、いくつかの選択肢などをこれからまとめて行くという段階にあるというふうに思っています。
 基本は、しっかりと調査する中で、展示の方法についても学校との共存が前提だと思っていますので、その中でむしろ相乗効果を出すような、子ども達の教育にもしっかりと効果があるような展示の仕方も含めてですね、また、展示も露出することによって風化するといったような分もありますので、そういったこともしっかりと踏まえながら、展示の方法についても判断をしていきたいと思っています。  

核兵器廃絶の動きについて 

記者(NHK)
 2点目です。先ほど印象に残ったことの中で、核兵器廃絶を巡る今年の大きな動きとして、来年もいろいろあると思いますが、その中で長崎市として、来年あるいは来年度かもしれないですけど、新たに取り組みたいこととかですね、発信したいことが、今お考えがもしありましたらお願いします。 

田上市長
 来年は平和首長会議の総会が長崎市で開かれる予定になっています。
 これは4年に1度開催される中で、広島、長崎が交互に開催するということで、8年ぶりの開催になります。
 丁度タイミングが先ほどお話したような核兵器禁止条約についての議論が国際社会の流れる、それからNPT再検討会議の2020年の再検討会議に向けた第1回目の準備委員会が5月に開催されるというそれを受けての8月の開催になりますので、まずそれを踏まえて平和首長会議として、あるいは都市として何ができるのかということを考える。そして長崎から発信していく非常に大切な1年になると思います。また、具体的な事業はまだですけど、今年が被爆70年を過ぎた71年目からの非常に大切な10年間のスタートの年になるということで、先日のピーストークカフェなども含めて、新しい方法、新しい伝え方、新しい継承の仕方、それから新しい発信の仕方などを試して行く非常に大切な時期になると思っていますけれども、そういう意味では、また来年もこれまでやってきたやり方の中で、効果があるものをしっかりと続けて行くということと、新しいやり方についても、いろいろ検討しながらチャレンジをしていきたいと思っています。  

BSL-4施設について 

記者(西日本新聞)
 東京に出張されていたと思いますが、その中でBSL-4に関しても協議があったかと思いますが、どういった話をされたかと。 

田上市長
 協議ということではなくて、報告と言いますか、先日知事との記者会見も協議のあと記者会見などもありましたけれども、そういったことの一連の簡単な報告という感じです。 

記者(西日本新聞)
 また地元からの住民投票をしようかというような動きもあるようですけど、そういった部分の対処というのは。 

田上市長
 今回の協力をしようという判断の中でも、今後安全性の確保と市民の理解というのは、これはずっと続いていくテーマでもありますので、また、住民の皆さんなどの意見もお聞きするような仕組みですとか、コミュニケーションを地域と取っていく仕組みですとか、そういったものを今大学の方でも検討されていると思いますけれども、そういった流れの中で今後の流れのなかで、地域との共生、あるいは地域とのコミュニケーションなどのあり方についてもシステム化と言いますか、仕組みが作られていくと思っていますが、今の時点の動きだけではなくて、今後どういった仕組みを作って、そういった理解を深めていくのか、共生を図っていくのか、あるいは信頼関係を作っていくのかといったようなことを注視をしたいと思いますし、市としてもそういった安全性、それから市民の理解両面からですね、側面から支援をしていきたいというふうに思っています。 

記者(西日本新聞)
 動きが見えにくいというか、透明性が見えないというような声もありますけど、その点についてはどういうふうに。やりとりのその動きの流れについて。 

田上市長
 やり取りについては、お伝えしている分だけですので、そういう意味では今後、国の関与も含めて、国に求めた第三者チェック機関のありようなども含めて、おそらく今先月からの話ですので、まだ一月くらいの話ですので、いろいろな仕組みを検討されていると思います。
 そういったものが構築をされて、そしてそれに従って動いていく形になって行くものというふうに思っています。
 おそらく今はまだそういったものの次の段階の構築の段階ではないかと思っています。 

記者(NBC)
 関連ですけれども、先ほどもありましたけども、昨日ですね、反対する自治会というのが新たに手を上げたというふうなことがあるわけですけども、そういう意味で反対の動きってなんか広がっている感もあるんですが、市長がですね、合意した時に市民の理解は深まっていると言われてるわけですけれども、どのような点で、住民の理解が深まっていると何を根拠に言われているのかなということを知りたいのと、あるいは、坂本地区に設置に反対されているわけですね。他のBSL-4そのものに反対しているわけではないんで、他の場所をですね例えば、市の方でこういう候補地があるよとかですね、何か考えてみたりとかっていうようなご提案はないのか。あと、市長が現地の方にというかですね、周辺の住民の方々とお話をしてみるとかですね、そういうなお考えはないのか、どうかというふうなことをちょっとお伺いしたいんですが。 

田上市長
 特にこの半年ですね、今年の春からは、地域連絡協議会が設置をされて、その中で様々なやりとりがなされてきました。
 70項目に及ぶ様々な質問に答えてと行くというやり取りがありましたし、その中でいろいろ理解の進化もあって、特に例えば経済界や医学界からは、早期設置の要望などもいただいたわけですけれども、そういう動きですとか、シンポジウムですとか、地域への説明会の開催ですとか、大学の方でもいろんな努力を重ねて来られたと思います。
 そういう中で、いろいろ私も直接、間接にそういう動きについて要望を受けたりですとか、また、もちろんいろんな意見をお聞きすることもありましたし、また、特に地域の皆さんには、もちろん一部ですけども、お話を直接お伺いして、特にどういう地域の状況であるのか、あるいはどういうふうに考えておられるのかといったようなこと、必要なこともしてきたわけですけれども、そういう中で全体に理解、やはりきちんと説明をする中で理解が進んできていると感じておりますし、また、いろいろな要望なども直接受けたりもしています。
 そういう流れの中でしっかりと説明して行くこと、しっかりと理解を深めるようなコミュニケーションを取って行くことが何よりも重要だということを改めて感じています。
 それから坂本地区については、大学の方でも必然性について、研究施設としての必然性であったり、あるいは実際にそういう患者が発生した場合の移動の問題ですとかも含めて、患者さんと研究のチェックの部分の移動をできるだけ少ないというようなメリットがあるということなども含めたいろんなメリットが示されていますけれども、それについては、一定理解をしているという、坂本地区の設置について、必然性については一定理解しているということがあります。
 それから、周辺住民の皆さんについては、先ほどお話したとおりですけれども、やはりしっかりとコミュニケーションを取って、しっかりとお伝えして行くということを今度武蔵村山も実際に現場を見られたりもしていますけども、また海外の施設などもご覧いただくような動きもしているということですけれども、そういった中でやはりしっかりと共通理解と言いますか、情報を共有して行くこと、それと透明性を高めて行くということが非常に大事だということを感じています。 

記者(NBC)
 今言われた中で、一つ目に関して言えば、経済界や医学界の要望があったというふうな話でしたけども、医療関係者というのはある意味長崎大学医学部とかにも近い人たちでありですね、経済団体とかというのは、別に周辺に住んでいる方ではなくて、長崎市内にあればいいのではないかと。坂本にこだわっているわけではないのではないかなと思うんですけど。その辺どうなんでしょうかね。理解が進んでいるというのは、地域連絡協議会での理解が進んでいるというふうに思われているのかなということと、あと、市としてはもう他の代替案みたいな、代替場所みたいなのをですね、代替地というかな、提示したりとかいうふうなお考えはもうないというふうに受け取って良かったのでしょうか。
 それと、あと市長が自ら何かこう住民の所に行かれるということもあまり考えていらっしゃらないというふうに受け止めてよかったですか。 

田上市長
 地域の周辺の皆さん、もちろん代表の方ですし、一部ですけれども、お会いしていろいろ個別にお話を聞いたりもしてきました。
 その中でもですね、やはりもちろん反対の方もいらっしゃいますし、賛成の方もいらっしゃるんですね。説明をしっかりとしてもらう中で理解は深まっているというような皆さんのご意見がかなりありましたし、そういう全体の中でしっかりと説明していただくことが何よりも大事で、その中で理解は確実に深まって行くというふうに考えています。
 それから代替地の問題について、これは先ほどお話したように坂本キャンパスへの設置については一点理由があって、そのことによるメリットもあってという中での候補案ですので、そういう意味では坂本キャンパスに設置する理由はあるというふうに考えています。
 それから全体的にいうと、対局で考えた時にやはりこの施設が非常に重要な施設であって、特にグローバル化が進む中で、なかなか水際で防げない感染症というのが実態ですので、それをしっかりと日本が感染が広がらないような仕組みを作って行くということは、非常に重要であるという中で、その全国の9つの大学が入るコンソーシアム中で、日本に造ると、研究施設を造るとすれば、それは長崎大学が最も適当であるというのはやはりこれは、熱帯学研究所のこれまでの長い蓄積と現在の活動が一つやっぱり大きな要因でもあるというふうにも思っています。
 そういったものを総合的に考えた時に、先ほどの場所の問題もそうですけども、しっかりと説明をしながら、そして安全な施設、世界最高水準の安全性を持った施設をしっかりと作って行くということが非常に大事で、対局的に見た時にそれが多くの人の命を救う活動になって行くというふうに考えています。 

記者(日経新聞)
 このBSL-4の問題に限らず今年住民投票請求がすごく多かったんですけれども、市長は住民投票については、どういう基本的な考え方なのか、市政を進めるに当たって、必要とは思われてないのか、それともケースバイケースで考えるという話なのか、それはどっちなんでしょうか。 

田上市長
 住民投票についてはもちろんケースバイケースだと考えています。
 これは制度として認められたものでもありますし、もちろん権利として認められたものでもありますし、ケースに応じて活用されるものというふうに考えています。 

記者(日経新聞)
 市長が考えられるやった方がいいってどんなケースですか。 

田上市長
 様々な特に熟議を要するテーマというよりも、むしろ住民の皆さんに直接関係が深くて、かつ選択肢が非常に解り易い形で示せるものについて、市民の皆さんの意向を聞いてみたいというような、あるいは市民の皆さんの意向を聞いてそれに従いたいというようなテーマの場合というのはあり得ると思いますね。
 ですから特に今日本の住民投票の事例で一番多いのは、圧倒的に多いのは合併についての事案ですけども、これも非常にある意味メリット、デメリットが拮抗するようなパターンというのは多いと思うんですけども、そういう中で住民の皆さんの判断によって、判断を聞くことで、それを最終的な判断の材料にして行こうと言ったようなケースが多いんではないかなと思っています。 

記者(読売新聞)
 BSL-4に関して、今日国の方で、文科省の予算でBSL-4の設計費などが付いたかと思うんですけども、この受け止めをいただけますか。 

田上市長
 まだ細かく聞いてないんですけども、予算が数億円ですかね。付いたという、付くんじゃないかということは聞いていますけども、詳細については聞いていない状況です。 

記者(読売新聞)
 予算が付きそうだということに関しては。 

田上市長
 予算については、しっかりとまだおそらく設計とかの段階、設計とか調査の段階だと思うんですけども、予算をしっかりと付けていただく中でそういう設計もきちんとしたものが仕事ができる、調査もできるということですので、それについては、国に要望した事項の一つでもありますので、しっかりと今後とも予算を付けながら、安全な施設、世界最高水準の安全性を持った施設を具現化して行っていただきたいというふうに思っています。 

記者(長崎新聞)
 それは結局市長がずっとおっしゃっていた国の関与というところの一つの現れというような、予算が付けられると捉え方でいいということですか。 

田上市長
 そうですね。大学は独立行政法人として、やはり単体で全ての部分を特に予算の面などは国との関係がありますので、そういう意味でもしっかりとバックアップをして欲しいと思っています。

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電話番号:095-829-1114

ファックス番号:095-829-1115

住所:〒850-8685 長崎市桜町2-22(本館3階)

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