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2013/01/31 市長記者会見(定例)

更新日:2013年1月31日 ページID:023140

市長記者会見(定例)

平成25年1月31日(木曜日)午前9時~9時34分

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発言内容については、わかりやすいように一部変更してある場合があります

1 市長発表

2 会見録

市長発表

ライデンとの市民友好都市提携について

田上市長
では、まず私の方から、オランダ王国・ライデン市との市民友好都市提携についてお話をさせていただきたいと思います。
ライデン市は、出島の商館医として来日し、日本における西洋医学の基礎を築いたシーボルトが長崎を離れた後、研究活動を行った都市で、現在もシーボルトゆかりの資料が数多く残っている、長崎と大変つながりの深い都市です。
今回、シーボルトがつなぐ両市の歴史的な関係を未来に継承するとともに、市民や民間団体の間の交流をより一層促進するために、市民友好都市の提携を行うことになりました。
提携に至る経緯ですが、平成23年9月、一昨年の9月に、長崎市からライデン市へ文書による提携の申し入れを行いました。その年の11月には、中村照夫前市議会議長とともにアンリ・レンフェリンク ライデン市長を表敬訪問いたしまして、改めて提携の趣旨を説明いたしました。その後、関係する皆様のご理解とご協力をお願いしてきたわけですけども、昨年(平成24年)の11月になりまして、ライデン市議会で市民友好都市の提携のご承認をいただいたという連絡が入り、来月2月に長崎市で調印式を行うこととなりました。
このライデン市ですけれども、場所はオランダの首都であるアムステルダムの南西36キロメートルに位置をしています。皆様、お手元に資料があるかと思いますけども、人口は約12万人です。現在でも、シーボルトが日本から持ち帰った収集品であるシーボルトコレクションであったり、あるいは植物などがありまして、日本の歴史や文化、自然に関する資料が大切に保管をされております。歴史的にも、このライデンというまちは、オランダ独立戦争で重要な役割を果たしたまちであり、その記念として、当時の国王が1575年にオランダ最初の大学であるライデン大学を設立したという経緯があります。
このライデン市にあるシーボルトゆかりの施設としましては、ライデン国立民族学博物館、ライデン大学、シーボルトハウスなどがあります。
このライデン大学の中には植物園があって、そこにシーボルトが持ち帰った植物が今でも残っていたり、あるいはシーボルトの胸像なども置かれてあります。このライデン大学と長崎大学は平成10年9月に大学間の学術協定を締結して、それ以降、毎年、交換留学生の相互派遣を行ったり、また、ライデン国立民族学博物館と出島は昨年4月に協力提携をして、相互に必要な知識や資料の無償提供を行うなど、既にこういったライデン国立民族学博物館、シーボルトハウス、ライデン大学などとの交流は広がっております。
このたび、アンリ・レンフェリンク ライデン市長が長崎にお越しになるというその機会をとらえまして、2月4日午前11時10分から、出島のカピタン部屋において調印式を実施することといたしました。
関係者の皆様のご協力によりまして、調印まで来れたことを大変うれしく思っております。今回の提携によりまして、市民友好都市は、イギリスのアバディーン市、ここはグラバー氏のゆかりの地ですけれども、また、中国の中山市、ここは孫文の出身地ということで、孫文と梅谷庄吉のゆかりのまちになります、に続きまして3都市目ということになります。こういった提携によりまして、人的交流をさらに促進させ、世界とつながる長崎のネットワークを広げていきたいと考えております。
以上、ご説明しましたが、詳細はお配りしている資料をごらんいただきたいと思います。私からは以上です。

質疑応答

ライデンとの市民友好都市提携について

記者(毎日新聞)
市民友好都市ですけども、これ、姉妹都市とはどう違うのかということと、あと、交流に当たっての、今度予算の措置等あるのか、その辺を伺えますか。

田上市長
姉妹都市との違いは、簡単に言うと、市民友好都市の方がフランクな関係ということで、姉妹都市よりもある意味では公式的なかたい関係に比べるとやわらかい、それは、例えば、周年行事についても、姉妹都市の場合は行うことというふうになっているんですけども、市民友好都市の場合は、そういう周年の交流行事というのは必ずしも行わないという形になっています。また、姉妹都市の場合は、どちらかというと、都市と都市の関係が中心になるんですけれども、市民友好都市の場合は、市民のさまざまな交流、大学、企業などを含めてですけれども、そういった交流を後押しするというのが市民友好都市の主なねらいということになります。
今のところ、このためにという予算措置はありません。ただ、必要なときに必要な交流、お迎えしたり、あるいはこちらからお伺いしたり、先日、長崎日蘭協会が発足しましたけども、ああいった訪問団を今度派遣するという話もちょっと出ているようですので、そういった対応が必要であれば、その都度組むことになっていくと思います。

記者(NCC)
今後考えている交流、具体的に何かありますか。

田上市長
ライデンとの間で一番ある意味でつながりが深いのは、出島の復元において、ライデン大学、あるいは国立民族学博物館が持っている資料とか、あるいはさまざまな情報についてサポートを受けてきたという経緯があります。その中でいろいろな人的交流も広がってきたという経緯があります。出島の復元事業については、今、まだ新しく6棟の復元と、それから、表門橋の復元というのが次の課題になっておりますけども、ここに向けていろんな協力をいただくということになっていくというふうに思いますし、今回、市民友好都市を結んだことで、シーボルトとのゆかりを思い起こす市民訪問団のような動きも、もしそういう動きがあれば、できれば後押しをしていきたいなというふうに思っております。
今、もう一つ、ドイツのヴュルツブルクという都市にも市民友好都市の提携の申し入れを行っています。こちら、まだ正式なお返事をいただいていない状況ですけども、このヴュルツブルクもシーボルトのゆかりのまちで、シーボルトが学んだ大学がある、シーボルト家ゆかりのまちでもあって、そことの提携がもし成立するということになりますと、シーボルトゆかりのまちが2つ、長崎の市民友好都市になるということで、そういった意味では、そういう市民の皆さんの訪問なども、テーマ性があってしやすくなるのではないかなというふうに思っています。

記者(NBC)
今、出た話なんですが、ドイツのヴュルツブルクとのこの市民友好都市提携に関してはいつぐらいから、ライデンと同じタイミングで話を始められて、今どんな状況なのかと、もう少し詳しく教えていただけますか。

田上市長
時期はライデンとほとんど同じ時期ですね。ただ、こちらも、ライデンもそうだったんですけど、いろいろ議会との、議会の承認ですとか、議会への説明ですとか、そういったいろんな手続があるということで、今、そういった手続を進めている途中だというふうに聞いています。こちらも、できればそう遠くない時期に承認といいますか、了解の返事がいただけると、またつなげた動きが、先ほど申し上げましたように、しやすいので、それを期待しています。進んでいるというふうに聞いておりますので。

記者(長崎新聞)
ほかに申し込んでいる都市はありますか。

田上市長
いや、今のところはそこまでですね。ですから、市民友好都市の場合は、さっき申し上げましたけれども、割とフランクな関係なので、数をふやすことが、要するに負担になったりということがあまりないという意味では、まだ、ゆかりの都市、あるいはこれから交流を深めたい都市という意味では、広げていきたいというふうには思っています。

記者(NIB)
これは、4日にお見えになられますけれども、何かこの前後で、向こうの市長さんであったりとか、どこか、出島見られたりとか、何かその辺はいろいろご予定されていらっしゃるんですか。

田上市長
そうですね、もちろん出島はしっかり見ていただきたいと思いますし、レンフェリンク市長は、今回、オランダからの経済視察団がお見えになるのにあわせて来られるんですけども、その視察団から離れて長崎にお越しになるという日程になっていまして、時間的な余裕はたっぷりあるという感じはないと思いますけども、しっかり長崎のゆかりの地はご案内したいと思います。今回は、在大阪・神戸総領事も同席して、調印式をさせていただく予定になっています。

記者(NBC)
詳細はまだ決まっていないということですかね、ライデン市長が行かれる、どこをごらんになるということは。

国際課長
出島と、あとはシーボルト記念館ですね、それから、平和公園、原爆資料館、あとは長崎大学に行って、資料館というか、そういったところをごらんになられるようにセットしています。

田上市長
特に長崎大学は、シーボルトハウスの中に部屋を持っていますので、そういう意味では、長崎大学は非常に縁が深い、実際に留学生が今、9名ぐらい、こちらにライデンからお見えになっていますし、これまでの交流は非常に深いので、長崎大学にもぜひ行っていただきたいと思っています。

記者(長崎新聞)
調印式はカピタン部屋であるということですけれども、何か歴史にちなんで趣向を凝らした調印式にするとか、そういうアイデア、考えはないんですか。

田上市長
カピタン部屋ですること自体が一つのセレモニーだと思っているんですけど、前回、大使がお見えになったときも、細かい部分で印象的な、印象に残っていただけるような工夫をしましたけども、今回もそういった細かい工夫は、例えば、前回大使がお見えになったときに、カピタン部屋で一緒に夕食をとったんですけども、あそこは蘭館絵巻に、そういう実際に商館員の皆さんがそこで食事をしている絵があって、それを再現するような形でしたんですけど、そのときにも、例えば、メニューを出島の形にしたりとか、細かいことをいろいろ配慮する中で、非常に大使も喜んでいただけたという経緯がありますので、そういった細かい工夫は、おもてなしの工夫をしたいというふうに思っています。

記者(長崎新聞)
具体的にはどういった形になるんですか。

田上市長
今、出島の方でもう工夫していると思うんですけども、ちょっと細かいのは後でまたご報告したいと思います。

記者(NBC)
改めてなんですが、長崎市側からライデン市の方に申し入れて、今回、この提携が実現する運びになったと思うんですが、改めて、市長として今回の、申し入れたわけですから、どういった期待を持ってこの提携を結ぼうということでお働きかけをされて、実際なるわけですが、どういうことを期待されているかというのを最後にお聞きしたいのですけれども。

田上市長
これはライデン市に限らずなんですけども、市民友好都市の提携を、アバディーン市が第1号ということで、今、進めているのは、やはり長崎が、総合計画の中でも、世界都市というのを目指している、世界の中にネットワークを持つ都市という、それはそういった交流そのものが平和に結びつくという意図があります。その意味では、ライデンのような、特に歴史的なゆかりのあるまちと、ある意味では関係を結んでいないことの方が少し不自然な状況もあったと思っていますし、こういった提携を進めることで、市民同士の交流、実際に国際交流というのは、行政同士が交流するだけではなかなか広がっていきませんので、こういう市民友好都市を結ぶことで、市民同士の交流が深まるきっかけになっていく。そして、その中で長崎市民が多くの人たちと友好を深め、友情を深める、つくっていくことで平和に貢献する、そういう役割があるというふうに思っています。また、その中で、長崎の子どもたちがこれからグローバル社会の中で生きていく中でのいろんな感覚というのを身につけていく、そういうきっかけにもなるんではないかというふうに思っています。

地方公務員の給与削減について

記者(朝日新聞)
公務員の退職手当の減額が全国的に問題になりましたが、それを含める、公務員の給与削減をめぐる国の方針について、市はどのような方針を持っていますか。

田上市長
今回の地方公務員の給与の減額を求める国の動きについては、基礎自治体として非常におかしいというふうに思っています。その1点目は、幾つかありますけども、1つは、地方自治の今後の行方に対して非常に危機感を持たせる動きであるというふうに思っています。本来、地方公務員の給与というのは、自治体がそれぞれの状況を踏まえて独自に決めていくということになっています。それに対して一定強制力を持つような形で、国の方が地方公務員の給与を決めていくと、あるいは動かすということ、それから、地方交付税は地方固有の財源である、それがそういったいろんな取引、駆引といいますか、そういった道具に使われるということについても違和感を持っています。そういう意味で、今後、地方自治そのものが、できるだけ地方で自主性を持って、自立しながら決めていくという方向に向かうべき大きな地方自治の流れがどうなっていくのかということに対する危機感を持っています。
それから、2つ目に、地方自治体のこれまでのさまざまな人件費の削減に向けての動きに対する理解が十分でないということも感じています。例えば、これは全国市長会、あるいは全国知事会などでも、このことについては国に伝えていますけども、長崎でも、平成18年から22年までの5年間で、723人、4,400人台から3,700人台に、700人以上職員の数を減らしていますし、ここ22年度、もう1年行って24年度で言いますと、3,300人を切るところまで職員を減らしています。これは、最後の1年の分については市民病院の独法化も入っていますけども、そういった中で、本当に人件費をどうやって削るかということで、職員も含めて精いっぱい努力をしてきていること、それに対して、それは実際、人件費も370億円、平成17年度決算であった分が、もう300億円を切ろうというところまで来ているということも含めて、削減の努力をしている中で、実際は、国家公務員の削減というのは、その間3%程度というふうに言われていて、都道府県が18%、市町村も15%から16%の削減の努力と比べて、やはり数字が相当違う、開きがあるということに対する理解が十分ではないんではないかということが2点目にあります。それから、もう一つは、今回のこういった動きがデフレからの脱却という動きと、果たして効果として連動していくのかといったようなことに対する疑問もあります。きのうも、全国市長会の理事会、評議員会の合同会議がありましたけれども、多くの自治体、多くの市長さんたちから、さまざまな意見が上がっていました。特に、さっき申し上げた1点目については、非常に重要な問題ですので、今後もしっかりと推移を見ていかないといけないと思いますし、また、いろいろ取組を、全国の仲間と連動しながら、連携しながら取り組んでいかなければならないというふうに思っています。

北朝鮮の核実験予告について

記者(読売新聞)
北朝鮮が高度な核実験を行うと明言しているんですが、そのことについて、市長、今の段階で、核実験をやると明言している北朝鮮の動きに対しての受けとめをお聞かせください。

田上市長
核実験を行う、あるいは核兵器保有国ということを周辺の国に認めさせようとしている、そして、そのことを外交のカードとして使っていこうとしていること自体が全く許されない行為であると思いますし、これは、これまでもこれからも許されることではないというふうに思っています。被爆地としては当然ですけども、世界の平和をつくっていく上でも、こういった形の動きを容認する、認めるということはできないというふうに思っています。
また、もう一つは、こういった動きを、将来に向けても消していくためにも、やはり北東アジアの非核兵器地帯という構想というのは非常に重要であって、まだ正式な取組は国の方でされていませんけども、今後ぜひ具体的な形で、これをどんなふうな形で、短期的にさっさと進むことは難しいかもしれませんけれども、これを実際に枠組としてつくっていくことで、こういった動きをなくしていくという努力を、国としてもぜひしてほしいと思いますし、長崎は当然これまでも小さな努力をずっと積み重ねてきたわけですけども、RECNAと連携して取り組んでいきたいというふうに思っています。

職員処分の指針について

記者(長崎新聞)
去年(平成24年)、おととし(平成23年)、その前ぐらいに、職員の処分が続いたときに、処分指針を定めるという話があったかと思うんですけど、それを早急にやるというのが去年の春ぐらいにあって、それ以来動きがとまっているんですが、それ以降どうなっているんでしょうか。

田上市長
ちょっと確認して、取組自体は進めておりますが、今ちょっとどこまで進んでいるか、それが今後どういうスケジュールなのかということについて、後ほどお答えいたします。

人事課担当
指針の検討状況ということですけども、今、内部でいろんな他都市の状況を取り寄せて検討をしておりまして、処分というのはやはり量刑のバランスとかを、他の法令を含めて慎重に検討しなければならないということで、今、内部で最後の詰めをやっているところでございます。それを、最終的には、いろんな方の意見を聞きながら最終的に決定をしていきたいと思っておりますけど、そこの最後の調整を今、やっている段階でございます。

記者(長崎新聞)
結構、去年春も同じような感じだったと思うんですけれども、1年近くたっているんですが、いつごろできるという何かありますか。

人事課担当
はい、もう今年度中には作成をしたいということで、今、鋭意努力をしています。

2013長崎ランタンフェスティバルについて

記者(西日本新聞)
来月10日からランタンフェスティバルが始まりますが、ことし20回目の節目となりますけれども、20回目として期待することと、今後の何か、これからランタンフェスティバルの位置づけとして展開を考えているところがあったら、教えてください。

田上市長
ランタンフェスティバルの意味は幾つかありますけども、特に、今回20回目ということで、初めて前夜祭といいますか、大みそかに当たる2月9日からイベントを実施するということ、これがある意味では、長崎はずっと中国とつながりのあるまちですので、さまざまな今、動きがあっておりますけども、その中でもしっかりと、まちとして、市民としてそういった長崎と中国との交流というのを深めていく機会にできればというふうに思っています。20回目ということで、特に、ことしは日取りも結構いいということで、旅行社の皆さんとお話ししても、結構事前の動きは順調にいっているということでもありますので、ぜひ多くの皆さんにお越しいただいて、楽しんでいただければと思います。
この内容については、これは行政がどうだ、こうだと言うよりも、実行委員会をつくって、ランタンフェスティバルの意義の一つは、まさに、市民の皆さんが中心となって、そこに行政も加わって取り組んできたというのがこの20年の歴史の大きな意義だと思っています。要するに、市民と行政との協働の中で運営されてきたというのがランタンフェスティバルの大きな意味の一つだと思っていますけども、そういう意味では、これからも市民の皆さんのいろんなアイデアですとか、参加ですとかをどんどん広げていく形でランタンフェスティバルが成長していけば、それは必然的に長崎のまちの活性化、多くの皆さんが参加するまちづくりという形を体現していく場になるんじゃないかなというふうに思っています。
まだまだランタンフェスティバルも、要するに、長崎の中の中国を発信するという意味合いがあって、もちろんお正月をお祝いする年中行事なんですけども、そういう意味では、いろんなアイデアがこれからも生まれていってほしいと思いますし、これまでやっていない、コンセプトに合った、いろんなおもしろい、多くの人の支持を得るアイデアをぜひ実現していってほしいなというふうに思います。

被爆遺構の保存について

記者(NIB)
被爆遺構、4件、先日県が文化庁に出しましたけれども、改めて、市としての今後の動きに対する期待というのをお聞かせいただけますでしょうか。

田上市長
そうですね、今回、国が関与する形での、登録文化財に向けて具体的な手続が今、進んでいるわけですけども、ぜひ、こういった手続が進んでいく過程も含めて、多くの皆さんに、改めて被爆遺構の存在を知っていただく契機にしたいというふうに思っています。例えば、浦上天主堂のドームの鐘楼などについても、通りから少しだけ中に入った場所にあるということで、ご存じない方も、市民の方の中にも大勢おられると思います。そういう意味では、ぜひこの機会に多くの市民の皆さんにもごらんいただいて、長崎の被爆遺構の中では非常にある意味では大きなものでもありますので、4つの文化財候補だけではなくて、被爆遺構について、あるいは被爆遺構を通して、被爆の実相について知っていただくきっかけにしたいというふうに思っています。

長崎市の人口減少と公会堂の保存について

記者(長崎新聞)
総務省の人口移動報告が先日発表されまして、長崎の転出超過が全国8位で、九州で一番だったんですけども、これについて市長としてどう受けとめたかということと、それに対する対策について。
もう一つ、公会堂についてなんですけれども、市庁舎の移転に伴って解体されることになりましたけれども、公会堂に対して保存を求める声とか、そういった動きというのは、市長の方に何か届いていれば教えていただきたい。歴史的にも戦災の復興、原爆から復興の関係で、そういった象徴として、水族館とか旧県立図書館とかと一緒に建てられた歴史的な建物だと思うんですけれども、それについての保存といいますか、それについての考えを改めて教えてください。

田上市長
人口減少については、昭和50年から60年の10年間をピークとして、長崎はずっとこの30年近く、減少が続いています。その中では、周辺の自治体も含めて、都市圏としての動きを見ないといけない部分もありましたけども、今、都市圏全体として日本の人口減少とも連動する形で減少してきているという状況にあります。その中で、やはり一番の問題は雇用の問題だというふうに思っています。特に、生産年齢人口とそれから、若い皆さんの流出が多いという状況にありますので、雇用の場があることで、長崎からの流出を一定防ぐことができるというふうにも思いますし、その雇用の場をつくっていく努力というのが一つ非常に重要であるということ、それから、もう一つは、やはり長崎の特性を生かすという意味では、交流人口の増加も強力に図っていく必要がある。そして、その中で、交流人口の増加を図っていく中で、働く場所、雇用の増加にもつなげていくというような努力が必要であるというふうに思っています。今、MICEの施設の検討なども、あるいは企業誘致に向けての努力なども進めておりますけども、こういった努力を、これをすれば解決するという、あるいは人口減少が少なくなるということではありませんので、さまざまな要素、もちろん子育てをしやすいまちであったりとか、暮らしやすいまちであったりといった要素も含めて、複合的な政策を進めていきたいというふうに思っています。
それから、公会堂については、先日もお話しいたしましたけれども、あり方の懇話会の中で、建物としての価値ということを認めつつも、やはりホールとしての機能については、あまり使っていらっしゃる皆さんの評価としては高くないということが明確に示されて、建て替えの方針というのがその中で一致した意見として出されたわけですけれども、そういった意味では、やはり今回こういった状況の中で建て替えという方針を示したわけですけども、やはり市民の皆さんに喜んでいただける、しっかりとした機能を持ったホールをつくるということを最優先に考えたいというふうに思っています。ただ、先日の「公会堂のチカラ」のイベントの中でも、多くのこれまで利用されてきた皆さんの思い出の場所でもありますので、そういったものについて、実際に公会堂をどんな建物にするかというのはこれからの話ですけども、いろんなそういった思い出をどういった形かで残してほしいといったような声が上がってきた場合には、そういったものの表現の仕方については検討していく必要があると、検討していきたいというふうに思っています。

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電話番号:095-829-1114

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