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長崎市名誉市民 土山秀夫氏のご逝去に伴う市長コメント【2017年9月2日】

更新日:2017年9月2日 ページID:030215

  

  長崎市名誉市民で、長崎大学元学長の土山秀夫先生が、本日、92年の生涯を終えられたとの訃報に接しました。
 土山先生は、長崎医科大学3年生の時にご母堂様の疎開先佐賀から長崎市内に戻り、入市被爆されました。
 同居されていたお兄様のご家族4人を亡くされたにもかかわらず、医学生として献身的に負傷者の救護活動に従事されたと伺っております。
 そういうご自身の体験を踏まえ、核兵器廃絶について精力的に取り組み、被爆地の立場から積極的にメッセージを発信してこられました。
 1990年から長きにわたり、長崎平和宣言文起草委員を務めていただきました。
 平和運動には「核兵器廃絶の訴えには理論と感性が両輪とならなければならない」と説かれ、その実践として、1998年には核兵器廃絶の具体策を探るため、国際政治や平和に関し広い視野で論議する平和推進専門会議を立ち上げ、また、2000年から2010年まで「核兵器廃絶地球市民集会ナガサキ」の実行委員長として、4回のNGO国際会議を切り盛りしていただきました。さらに、2012年の核兵器廃絶研究センター(RECNA)の設立を提言されるなど、長崎の平和運動に多大な功績を残されました。
 土山先生のこれまでの取組みは、長崎の平和運動の基盤となり、核兵器禁止条約に繋がる大きな力となりました。そしてそれは、これからの平和運動の礎となるものと思います。
 こうした功績を称え、2010年長崎市名誉市民として顕彰されました。
 穏やかで包容力豊かな人柄は誰からも愛され、また、核兵器をめぐる難しい問題も初心者にもわかりやすく説明する話し方には定評があり、多くの人に慕われました。数日前にお亡くなりになった谷口稜曄さんに続いて、長崎は理論と感性両面で大きな柱を亡くしてしまいました。まだまだ、教えていただきたいことがたくさんありましたのに、大切な人を亡くし、残念でなりません。
 土山先生のこれまでの活動に心から感謝の意を表すとともに、その遺志をしっかり受け継いで、核兵器廃絶と恒久平和の実現に向けて、力を尽くしていきたいと思います。
 ご家族の皆様のご心痛をお察し申し上げますとともに、安らかにお眠りになられることをお祈りいたします。    

平成29年9月2日
長崎市長
田上 富久

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