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長崎原爆被災者協議会会長 谷口稜曄氏のご逝去に伴う市長コメント【2017年8月30日】

更新日:2017年8月30日 ページID:030206

  

 本日、谷口稜曄長崎原爆被災者協議会会長がその壮絶な生涯に幕を閉じられました。
 谷口会長は16歳の時に自転車で郵便配達の途中、爆心地より1.8kmの路上で背中一面に大火傷を負い、1年9か月うつ伏せのまま死線をさまよわれました。その凄惨な体験をもとに、生涯をかけて自らの被爆体験を、時には服を脱ぎ背中の傷跡を見せながら世界に伝えられ、被爆者運動の象徴とも言える方でした。被爆者援護に力を尽くすとともに、核兵器廃絶を求めたその活動は国内にとどまらず、積極的に海外に出かけて発信をしてこられました。一緒に出席した2010年NPT再検討会議の際には、背中が赤く焼けただれた自らの写真を掲げて核兵器廃絶を訴えられていた姿が思い出されます。
 また、長崎市の平和宣言文起草委員会の委員としても、平成20年から平和宣言文の起草に携わっていただくとともに、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典では、被爆者代表として、昭和49年と平成27年の二度にわたり「平和への誓い」を読み上げていただきました。
 谷口会長は、穏やかに接する中にも、核兵器廃絶へのゆるぎない信念の強さを感じさせてくれる方でした。
 72年間、ご自分の心身の痛みを押して、核兵器廃絶を目指し努力されてきたこれまでの活動が、この夏の国連での核兵器禁止条約の採択に繋がったものと思います。
 谷口会長のこれまでの活動に心から感謝の意を表すとともに、遺志をしっかり受け継いで、核兵器廃絶と恒久平和の実現に向けて、力を尽くしていきたいと思います。
 ご家族の皆様のご心痛をお察し申し上げますとともに、安らかにお眠りになられることをお祈りいたします   

平成29年8月30日
長崎市長
田上 富久

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