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長崎市バリアフリー基本構想(文字情報版)【前編】

更新日:2014年3月13日 ページID:025168

1.目的

長崎市においては、平成12年5月に制定された交通バリアフリー法に基づき、平成14年8月に長崎市交通バリアフリー基本構想(以下、旧基本構想という。)を策定し、関係機関とともに道路や公共交通機関等のバリアフリー整備に取り組んできました。
このような中、旧基本構想の目標年次が、平成22年(一部、平成27年)となっていること、また、国においては、平成18年6月に高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(以下、バリアフリー新法という。)が制定され、さらに、平成23年3月には「移動等円滑化の促進に関する基本方針」が一部改正されたことなどを受け、旧基本構想の改訂を行い、新たに「長崎市バリアフリー基本構想」を策定するものであります。

2.基本構想の計画期間

平成25年度~平成32年度

3.改訂のポイント

以下の視点から、重点整備地区の拡大や新たな経路の設定等を行う。

  • バリアフリー新法への対応
  • 旧基本構想の進捗(平成22年まで)を踏まえた新基本構想の策定
  • 新たな開発や施設の立地など社会情勢や環境の変化による見直し

4.長崎市バリアフリー基本構想の基本方針

1.重点的・一体的なバリアフリー化の推進

多くの高齢者や障害者等が日常生活において利用する鉄道・路面電車・バスといった旅客施設、さらには行政・医療・福祉・商業等の生活関連施設が集積する地区における快適な居住環境の形成を図るため、重点的・一体的なバリアフリー化の推進を図ります。

1.誰もが利用しやすい旅客施設の整備

路面電車・バス利用が多い長崎市の特性を踏まえ、誰もが安心して利用しやすい旅客施設の整備を図ります。

2.安心して利用できる歩行空間の確保

旅客施設及び生活関連施設等との連携や歩行者の回遊性などに配慮し、高齢者や障害者、妊婦、子供連れの方等、誰もが安心して利用できる歩行空間の確保に向けたバリアフリー化の推進を図ります。

3.公共交通車両のバリアフリー化

長崎市においては、バス・路面電車の利用分担率が高いことから、バス車両及び路面電車車両のバリアフリー化が重要であるとともに、高齢者等のタクシー車両の利用に対するニーズも高まっていることから、これら車両のバリアフリー化の推進を図ります。

4.“坂の街”“観光都市”の特性を踏まえたバリアフリー化

長崎市は、坂道が多いとともに、道路空間などの制約により、連続的なバリアフリー歩行空間の確保が困難な箇所があることから、主要な旅客施設と生活関連施設を結ぶ経路のバリアフリー化を重点的に推進します。また、固有の歴史的・文化的な観光資源が豊富であることや、「まちぶらプロジェクト」などへの取組みを踏まえ、歴史資産資源や景観面に配慮し、ハード面での対応が困難な場合はソフト面の充実を図るなど、誰もが安心して観光できるようなバリアフリー化の推進を図ります。

5.バリアフリー情報の充実

旅客施設及び生活関連施設等において、高齢者や障害者等、誰もが安心して日常生活や社会生活を送れるよう、移動等に関する情報提供の充実を図るとともに、情報を容易に入手できる環境整備の推進を図ります。

2.段階的・継続的なバリアフリー化と心のバリアフリーの推進

1.協働による段階的・継続的なバリアフリー化の推進

基本構想の実現に向けては、行政のみならず市民、事業者とともに「協働」し、中長期的な視点に立ち、取組むことが重要であるため、段階的・継続的な取組みによるスパイラルアップを行いながら、バリアフリー化の推進を図ります。

2.みんなが支え合い、つながる心のバリアフリーの推進

市民一人ひとりが、バリアフリーに対する理解を深め、高齢者や障害者等への思いやりなど、みんなが支え合い、心がつながっていくために、福祉教育の充実、各種の啓発・広報活動などの意識啓発に取組むことで、市民の心のバリアフリーの推進を図ります。

5.重点整備地区の設定

1.重点整備地区の要件

  • 施設間の移動が通常徒歩圏内であること。(面積:約400ha未満)
  • 特定旅客施設(平均的な利用者が5,000人/日以上の旅客施設)又は、特別特定建築物(病院・福祉施設・医療施設等)が概ね3以上存在すること。

2.重点整備地区の見直し

上位・関連計画、施設の立地動向を踏まえ、都心地区・浦上地区における区域を拡大して設定

1.上位・関連計画

  • 長崎市第四次総合計画
  • 長崎市障害者基本計画
  • やってみゅ~で・わがまち・ささえあいプラン
  • まちなか再生の行動に関する基本方針 など

2.都心地区における見直しの主な視点

  • まちぶらプロジェクト
  • 長崎駅周辺再整備事業(九州新幹線西九州ルート・JR長崎本線連続立体交差事業・長崎駅周辺土地区画整理事業)の実施
  • 松が枝地区における埠頭及び国際ターミナルの整備
  • 旅客施設のバリアフリー化への取組み
  • 済生会長崎病院の開業

3.浦上地区における見直しの主な視点

  • JR長崎本線連続立体交差事業の実施
  • 平和公園の平和交流・情報発信拠点としての位置付け及びエスカレータの供用開始
  • みらい長崎ココウォークの開業

3.長崎市バリアフリー基本構想の都心地区における基本的な方針

1.JR長崎駅、電停及びバスターミナルの拠点性の向上

長崎駅周辺においては、土地区画整理事業及びJR長崎本線における連続立体交差事業が実施されており、将来は利便性の高いバリアフリー空間が創出されるものとなるが、事業完了までの間においても、現況に対応したバリアフリー化が求められることから、交通拠点であるJR長崎駅、長崎駅前電停及びバスターミナルなどの旅客施設から、だれもが安心して各種施設等へ円滑な移動ができる面的・一体的なバリアフリー化の推進を図ります。

2.生活関連施設相互の歩行空間の確保と公共交通機関との連携

長崎市役所、長崎市立図書館及び長崎みなとメディカルセンター市民病院などの市民の利用頻度が高い生活関連施設及び出島、グラバー園などの主要な観光施設への経路における歩行空間の確保・改善を図ります。また、地形的制約や地理的制約に伴い、徒歩でのアクセスが困難な施設である済生会長崎病院や井上病院などの医療施設周辺、さらにはグラバー園周辺においては、バス、路面電車などの公共交通機関と連携した経路の確保、電停のバリアフリー化及び周辺道路の改善を図ります。

3.商業地区での安全な移動と回遊性の確保

商業施設等が集中する浜町及び新地地区周辺や、大型商業施設が立地する元船地区及び長崎駅周辺地区においては、来訪者の安全な移動と回遊性を確保するとともに、バス・電停などの公共交通機関との連携を図ります。

4.まちなか及び観光地周辺での安全な移動と回遊性の確保

歴史的な文化や伝統に培われた長崎の中心部である「まちなか」において、長崎駅周辺や松が枝周辺と連携しながら賑わいと快適性を高めるまちなか事業と整合を図りながら、観光客等の安全な移動と回遊性の確保を図ります。また、特にグラバー園周辺においては、地形的制約もあることから、みんなが支え合い、心がつながっていくための意識啓発活動など、市民の心のバリアフリー化を推進することで、円滑な移動の確保を図ります。

5.長崎県庁・長崎市役所の移転及び長崎駅周辺土地区画整理事業の詳細計画決定後の設定

長崎県庁及び長崎市役所は、移転先は決定しているものの、出入口の位置など詳細な構造が未確定であり、また、長崎駅周辺土地区画整理事業区域内においても、建築物の詳細な種類及び配置が未確定であることから、当該建築物の種類・配置・構造が確定次第、生活関連施設、生活関連経路及び建築物特定事業の設定を行います。

4.長崎市バリアフリー基本構想の浦上地区における基本的な方針

1.JR浦上駅周辺での安全・安心な歩行空間の確保と公共交通機関との連絡性の向上

JR浦上駅は、JR長崎本線の連続立体交差事業による高架化により、将来的には、利便性の高いバリアフリー空間が創出されることとなるが、事業完了までの間についても、JR浦上駅周辺地区において、だれもが安全・安心に歩行できる空間の確保と公共交通機関へ接続する環境の向上を図ります。

2.原爆資料館、平和公園、浦上天主堂などの施設への円滑な移動経路の確保

平和公園周辺は多くの市民や全国からの観光客が訪れる長崎市の重要な施設であり、周辺の経路の改善とともに、電停及びバス停からの安全で円滑な移動経路の確保を図ります。また、地形的制約もあることから、みんなが支え合い、心がつながっていくための意識啓発活動など、市民の心のバリアフリー化を推進することで、円滑な移動の確保を図ります。

3.ココウォークバスセンターと生活関連施設との連絡性の向上

ココウォークバスセンター周辺には医療・福祉施設のみならず文化施設など、多様な生活関連施設が立地していることから、バスセンターや電停と連携した利便性の高いバリアフリー空間を創出するとともに、高齢者・障害者等をはじめとし、だれもが安全で安心した利便性の高い移動経路の確保を図ります。

お問い合わせ先

土木部 土木企画課 

電話番号:095-829-1415

ファックス番号:095-829-1229

住所:長崎市桜町2-22(本館5階)

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