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更新日:2013年3月1日 ページID:000615
(ほっけいせいこうあと)
指定年月日 平成17年8月22日
所在地 長崎市高島町99番地1
高島では、佐賀藩により19世紀はじめから商品生産としての採炭が行われていたが、慶応4年(1868)4月、グラバー商会との合弁事業として高島炭坑開発の共同経営が開始された。その後、イギリス人技師モーリスを招き、明治2年(1869)4月、本村の海岸に近い低地に日本最初の蒸気機関による立坑(たてこう)が開坑された。ヨーロッパから最新の技術と機械が導入された北渓井坑は、深さ約43メートル、日産300トンを出炭したといわれる。その後、明治7年(1874)1月に官営となったが、同年11月には後藤象二郎(ごとうしょうじろう)に払い下げられ、明治9年(1876)まで稼働した。我が国における初期の近代的炭坑施設として価値が高い。
備考
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