皆さんは観光名所を訪れた時、当然写真を撮りますよね。
『シャッターチャンス@長崎』では、「長崎の観光名所はこの角度で撮るのがベスト!」という「ベストポジション」をご紹介しています。
また、長崎の街は数々の映画の舞台にもなっています。「あの映画のあのシーンはここで撮影された」という場所を見つけ、時にはその現場の「ベストポジション」もご紹介。
長崎の旅の記念になる最高の一枚を撮るためにぜひぜひお役立てください。


第7回目は、長崎の観光地1スポット! 今も居留地時代の住居が残るグラバー園です。


出島の和蘭商館が日本で唯一海外との窓口だった鎖国時代を経て、開国後長崎にはヨーロッパをはじめとした多くの外国人が居住。領事館、貿易商社、ミッションスクール……多くの文化が漂う外国人街が形成されました。
眼下に広がる長崎港の大パノラマを見下ろす一等地、南山手はそんな外国人達の居住地として栄えた丘。かつてこの南山手の丘から同じ風景を眺めた外国人がいたんですね。
現在、四季を通して様々な花が咲き誇り緑に囲まれた美しいグラバー園内にはトーマス・B・グラバーほか、明治期に活躍した貿易商達の住居がそのままに、または市中から集められた洋館が移築されています。
今回は絵画のように美しい景観を見せるグラバー園内の中で、より雰囲気のある長崎らしい写真が撮れるとっておきのポイントをご紹介しましょう。



まずはグラバー園名物“動く歩道”の上で一枚。後方には南山手と同様に居留地として外国人達が居住した東山手の丘が広がっています。赤い屋根の活水女学院、スカイブルーの屋根の海星学園などがシンボリックに建ち、現在も坂の町・長崎を強く感じられる風景を構成しています。



動く歩道で最上部まで上がると、移築された旧三菱第2ドックハウスがあります。園内でもっとも高い場所に位置するため、ここからの景観はバツグン! 入り江となった長崎港の入口も眺めることができます。「かつてあの方向から数々の外国船が入港してきたんだな?」などと往時の長崎に思いを馳せ、2階ベランダで一枚どうぞ。



ここは日本における海運業の指導者、ロバート・ニール・ウォーカー旧住宅のテラス。移築されているのは一部ですが、大浦天主堂の後方高台に建っていた旧住宅のテラスも、同じように長崎港が眺められる場所にあったそうです。長崎に居住した多くの外国人達も長崎港が見渡せる風景を美しく感じていたんでしょうね。



旧ウォーカー住宅横にある“祈りの泉”前にはベンチが設置されています。港を眺められるベンチでひと休みした後は、木々に囲まれ爽やかな風が通り抜けるこの場所で長崎港と旧リンガー住宅のマントルピース(壁付暖炉の上に設けた飾り棚)の煙突が同時に望める素晴らしい景観をバックに一枚。


ここは西洋料理発祥の地、旧自由亭から旧グラバー住宅へ向かう石段上。この石段は居留地時代からのものと考えられています。ここからは旧グラバー住宅と長崎港、そして長崎のランドマーク的存在、稲佐山を同時に眺めることができます。通り過ぎずにここでも一枚どうぞ。


そして「カップルでこの石に手を重ねると幸せになれる」「この石に触れて願いごとをすれば恋がかなう!」などいずれも恋愛に関する伝説を持つ石だたみの中に埋め込まれたハート型の石、噂のハートストーンに触れて一枚。園内には2つのハートストーンがあり、探し出すのも御利益へとつながる一歩と案内板などは出していませんが、ひとつは旧グラバー住宅前にあります。




夏から秋にかけては開園時間が延長され、これらの建造物がライトアップされる夜間開園期間となります。夜のグラバー園から望む長崎港と街灯りも美しいものですよ。また、旧地方裁判所長官舎は現在レトロな衣裳を身にまとってグラバー一家と記念撮影ができるレトロ写真館になっています。天気がいい日はドレスのまま周辺での記念撮影も可能。こんなふうに居留地時代の雰囲気を味わってみるのも素敵ですよ。(10〜16時(受付15時半まで/30分500円)




それぞれの洋館の前での撮影ももちろんいいですが、木々や長崎港などを入れたカットが特におすすめです。以上を参考に居留地時代の風情が今尚残るグラバー園内で、ぜひ素敵な写真をパチリと撮って旅の記念にしてください。


グラバー園昭和32年(1957)、三菱工業株式会社長崎造船所より旧グラバー住宅及び庭園の寄贈を受け無料で一般公開。その後、国指定重要文化財の旧グラバー住宅、旧リンガー住宅、オルト住宅を核として、外国人居留地であった南山手のこの地に、市内に点在していた6つの明治期の洋館を移築復元。昭和49年(1974)、名称を「グラバー園」と改めオープンした。



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