● 記念撮影は龍馬になりきって!?

長崎龍馬の道--4 上野撮影局跡

誰もが思い浮かべる坂本龍馬―― それは、かの有名な「懐手の写真」の立ち姿なのではないでしょうか。はるか未来を見つめるような遠い目。袴にブーツの斬新な出で立ち。龍馬、晩年の姿です。この写真が撮影されたのは、長崎の地。日本初の商業カメラマン上野彦馬のスタジオ「上野撮影局」でのことです。現在発見されている龍馬の7枚の写真の内、少なくとも3枚はここで撮影されたものだと推測されていますが、よく見ると、この写真で龍馬が身体をもたせかけた飾り台は、土佐藩参政 後藤象二郎や海援隊士 渡辺剛八の肖像写真にも写っています。彼らもこのスタジオで写真に収まっていたことが、共通する小道具を通してもわかるというわけですね。現在、上野彦馬撮影局の跡地には、「懐手の写真」と同じ飾り台のレプリカを設置したスタジオ風景が再現されています。また、『長崎まちなか龍馬館』(http://www.nagasaki-ryoma.jp/)B1F展示の人気コーナーも、このスタジオをイメージした「上野撮影局」です。どちらも飾り台に身体をもたせかけた「懐手の写真」と同じポーズで撮影できるようになっています。お出かけの際は、ぜひ、龍馬になった気分で、一枚、記念写真をどうぞ。






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