江戸時代、長崎では正月の2日から15日頃までの間に市街を囲む七つの山をわらじ履きで1日かけて巡拝するならわしがあった。その名も七高山巡り(しちこうさんめぐり)。七つの山とは、金比羅山(こんぴらさん)、七面山(しちめんさん)、烽火山(ほうかざん)、秋葉山(あきばやま)、豊前坊(ぶぜんぼう)、彦山(ひこさん)、愛宕山(あたごやま)のこと。愛宕山の代わりに岩屋山に登ってもいいとされている。今回は現代でも登山家の一部には浸透しているこのならわしにチャレンジ!
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