写真:(株)ナガサキ・フォト・サービス提供 長崎の歴史と風土と伝統によって誕生し、今も進化し続ける祭り「長崎くんち」。 子ども達は賑わう出店を心待ちにし、大人達はそんな子ども時代からの思い出を胸に、 独特の雰囲気を求め繰り出す3日間。 そんな長崎きっての祭り・長崎くんちには、どんな魅力が詰まっているのだろう? ズバリ!今回のテーマは 「長崎くんち、注目ポイントはコレ」なのだ
京都の「加茂祭り」大阪の「天満宮の祭り」と共に、日本三大祭りの一つに数えられる「長崎くんち」は、諏訪神社の秋の大祭。なぜに「くんち?」かというと、もともと旧暦の9月9日に行われたので9日「くんち」となったらしい。 この長崎くんちの最大の特徴は、まず他から受け入れ模倣したものではなく、評判の歌舞伎や出島や唐人屋敷の風俗に、町人が年毎に工夫を加えて育て上げてきた町人による奉納であるということ。そして歴代の長崎奉行が経費を貸して保護したので、年々盛大になっていったということだ。 異国情緒に溢(あふ)れ豪華絢爛(けんらん)。これが「長崎くんち」最大の特徴であり魅力なのだ。
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そこで長崎市は考えた。平成14年から9日後の休日に各踊町の奉納する演し物を鑑賞できる「モッテコ〜イくんち」をスタートさせたのだ。くんちは観たいが休みがとれないという地元の人や、観光客などにもさっそく好評。長崎くんち期間のお祭りならではの緊張感は少し欠けるが、各踊町の意気込みは本番さながらのもの。今年は10月12日(日)、13日(祝)に行われる。 問合せ●長崎国際観光コンベンション協会 TEL.095(823)7423
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