実はランフェスの公式イベントは2月12日(火)夕方の点灯式からスタートするが、この日は中国獅子舞が13:00から新地中華街をスタートして70件ほど庭先廻り(店先や民家の軒先での舞)をするのだ。
13:00に中華街へ行けば、中国の正月気分が味わえそうだ。
角田さんのオススメは、絶対はずせない超目玉の春節礼祭・点灯式。今年は2月12日(火)の時刻は17:30。
たくさんのオブジェが集まる湊公園、赤いランタンが十字路を埋め尽くす新地中華街、暗闇の中にランタンの灯りだけがポッと浮かび上がる唐人屋敷跡、巨大オブジェが天井から吊るされ多くの人で賑わう浜んまちアーケード、どの場所でその時を迎えるかはよく吟味して、くれぐれも移動中に点灯してしまったってことがないように注意!
廣瀬さんのイチオシは、もちろん金曜〜日曜に行なわれる唐人屋敷会場の企画。
福建会館を舞台に中国民族音楽のコンサートが開かれるが、このシチュエーションは抜群。
冷たい空気が広がる冬の夜の幻想的なコンサート。
ぜひ早めに会場に向かい、いい席をゲットしよう。
そして、館内町の岩永市場内に期間中登場する唐人屋敷茶館。
点心などの飲食ができて、ほっかほかのおいしい中国に出会える。
ロウソク(4本500円)をスタート地点の土神(どじん)堂で購入し、4つのお堂をひとつひとつ巡りながらロウソクを灯して吉祥の言葉をかける。
天后(てんこう)堂には航海の神様・媽祖(まそ)が祀られているので、旅行者はここで旅の安全をバッチリ祈願しよう。
元宵節の最終日2月26日(火)18:00からは岩永市場前で300人分の元宵だんごがふるまわれる。
元宵節の中国の風習に習った黒ゴマ餡のだんごは、他ではそうそう味わえない逸品だ。
角田さんのもう一つのおすすめポイントは、浜町アーケードまで続くランタン巡り。
公募した手作りランタンがアーケードの天井に展示されているので、個性豊かなランタンを鑑賞しながら浜んまち会場へ移動するのもいい。
林さんからのチェックポイントは3つ。
まずは夕食の時間。期間中、中華街はもちろん長崎の町はそれこそお祭り騒ぎ。
各イベントを見てからいざ食事となると、どこもいっぱいで入れない、ってことも多いので、ちょっと早めの18:00頃には夕食をすませて各イベントを鑑賞することをオススメしたいとか。
次に交通。誰もが近くまで車で来ようとするので、例年会場付近はどうしても大混雑。
長崎の町は一方通行の道が多く、特に観光客には難しいので、市電や徒歩で会場へ入るのがいちばんの近道。
今やランフェスの超目玉の100円ちゃんぽん。
材料も量ももちろんお味も中華街のどの店のちゃんぽんと比べても何ら劣らない、ちゃんぽんが100円で戴けるこの企画は、毎年大盛況。
ただし整理券が必要なので、あらかじめ時間をチェックする必要がある。
行列してでも食べたいという人お試しあれ。
最後に、陳さんの隠れオススメスポットを一つ。
最終日は元宵節。元来華僑の人々は四堂(唐人屋敷)と崇福寺にロウソクを灯して1年の様々な祈願をしてきたのだとか。
この日、崇福寺では燈籠祭が行なわれ、数えきれない程の赤いロウソクが灯され、とても幻想的でロマンティックな光景に出会えるのだとか。
崇福寺の燈籠祭、これは要チェック!
(ランフェス期間中崇福寺と興福寺は17:00以降は拝観無料。21:00閉門)
きっと今年も大勢の人でごった返すに違いない長崎ランタンフェスティバル。
見物客がひしめきあいながら露店の中華饅頭などを頬張るのも祭りの妙。
しか〜し、とにかく寒いからね、無駄な動きをしないようにポイント押さえてまわりましょう。
4人の方のアドバイスをぜひ参考に。さて、今年は何回足を運ぶとしますか?
長崎ランタンフェスティバル公式HPへ
https://www.at-nagasaki.jp/festival/lantern/
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