●龍馬通り


●幕末時代の息吹きを感じる「風情ある歴史探訪路」

寺町通りの禅林寺と深崇寺の間から亀山社中跡を経て風頭公園に至る坂道。
坂本龍馬をはじめとした亀山社中の同志たちが、どこへ行くにもこの通りを上り下りしていたというこの道は、現在「龍馬通り」と呼ばれ地域の人に親しまれている。
この道が「歴史探訪路」としてきれいに整備されてからは特に、観光客が上り下りする光景もよく目につくようになった。
地域の歴史を活かした街づくりに取り組む『亀山社中ば活かす会』が中心となって生まれた古くて新しい散策路には所どころに休み石が置かれ、風景や花木をゆっくり眺めることのできるゆったりとした時間が流れている。

●亀山社中跡
電話095-828-1454 伊良林2-7-25 / 土・日・祝日の午前10〜12時、午後1〜3時まで開館

慶応元年(1865)に坂本龍馬が設立した日本最初の貿易商社が亀山社中。
その遺構である亀山社中跡には、幕末の長崎の様子をうかがえる風景写真や、人物写真、資料などが約150点ほど展示されている(上野彦馬が撮った写真も多く見られる)。
オリジナルの入口にある碑は、龍馬の功績をしるしたもの。
庭の奥には龍馬が使っていた井戸も残されている。
すぐ近くには、日本で最初にブーツを履いた龍馬にちなんで、亀山社中130年を記念して造られた『龍馬のぶーつ像』がある。ここはすっぽり履いて記念撮影!の定番スポット。


〈亀山社中跡〉




〈龍馬のぶーつ像〉

●ナガジンもびっくり!

龍馬通りには『亀山社中ば活かす会』会員さんが詠んだ川柳が案内版の役割をし、亀山社中跡へ、龍馬のぶーつ像へ、坂本龍馬の像へと誘っている。
何よりその場所場所にあった川柳がうまい具合いに目に入り、一息ついて汗を拭いたり遠くを眺めたりできるようになっているのが素晴らしい!
会員さんが何十回、何百回と歩いて感じて詠んだものなんだろうなぁと推測。