長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【50代】  【2024年04月受信】

ご意見(要旨) 【部活動に地域移行に関して】
「部活動の地域連携のあり方検討特別委員会」で、休日の地域クラブ活動で発生した事故などの責任について、市教委は「運営主体となる保護者組織などが責任を担う」と説明。・・というニュースに驚きました。現在,顧問の先生がいらっしゃる中ですが、部活動の見守り当番のようなものがあり年に数回、練習を見ています。その中でも、体調不良や怪我、事情を持っている子供もいますので何があるか不安で緊張します。そんな状態で休日の事故やなどの責任が保護者にあるとされることはあまりにも責任が重すぎると感じます。命に関わることもあるかもしれないし、部員同士の喧嘩やいじめも起こるかもしれません。それも保護者が解決することになると思うと、子どもに部活動はしてほしくない気持ちにもなります。本来、勝利を目指すものではなく、生涯スポーツとしてスポーツに親しむのであれば、学校で行われる平日だけでいいんじゃないかと思います。平日は学校で責任も持って行うけれど、休日は学校はノータッチということになるのでしょうか。ひとり親や共働きの家庭も多く、送迎なども難しい家庭も多く、経済面も含め、家庭の負担が大きいです。その上、責任まで取らないといけないならば、スポーツジムなどで習い事をさせる方が安心して預けられます。正直、ここまでして部活動をしないといけない意味がわかりません。
また、今,保護者主体で休日に部活動をやっている方々はそのような責任を持つことを了承しておられるのでしょうか?責任の所在を明確した誓約書などがあるのでしょうか?そのうち平日の部活も地域でとなれば、保護者の負担と責任は重大です。私はきちんとした技術と子供を育てる知識がある指導者が責任を持って指導していただくスポーツクラブのみにしてほしいです。保護者会での運営であれば、部活動に参加させることを諦めるしかないと思います。

【2024年04月16日回答】

回答 【健康教育課】
 国や県の指針に基づき、令和6年3月に「長崎市地域クラブ活動指針」を定めました。その中で令和9年の新チームが始動する時期までに、これまで学校教育活動の一環として行っていた休日の部活動を地域クラブへ移行するというスケジュールを示しております。
 全国的な少子化の流れの中で、長崎市においても少子化・学校の小規模化が進んでおり、部員不足や専門的な指導力を有した教職員の減少により、これまでのような体制で学校部活動を継続していくことが難しくなってきています。これらの課題は学校現場だけで解決することは困難であり、中学生の豊かなスポーツ・文化芸術活動を実現するためには学校と地域との連携・協働により、持続可能な活動環境を整備する必要があります。そこで学校という枠組みを超えて、休日の部活動を保護者や民間クラブが運営する「地域クラブ」に移行することを目指しております。休日については学校の管理下ではなくなりますが、学校と地域クラブとの連携を密にすることを指針に示しており、市としての支援も行ってまいります。
 地域クラブの運営に関しては、運営団体がその責任を負うことになります。地域クラブを立ち上げ、規約等を作成する際に、生徒同士のトラブルや事故が発生した場合の管理責任の主体、保障の範囲等を明確にし、指導者や参加する生徒・保護者に対して十分な理解を得て活動することになります。事故や問題が発生した場合、学校と連携して対応することもあるため、連絡体制を構築することも必要となります。ケガ等の保障については学校教育活動から離れるため、スポーツ安全保険など、任意の保険に加入することを条件としています。
 また、会費については現在も部費として各ご家庭には負担していただいているところですが、地域移行した場合も原則として受益者負担となります。その際、保護者の極端な負担増にならないように、活動の維持・運営に必要な範囲で可能な限り低廉な会費を設定するよう指針で示しております。
 ご指摘のとおり、保護者の負担が増えることは十分に考えられますが、中学生の持続可能なスポーツ・文化芸術活動の環境構築に向けて、ご理解とご協力をお願いいたします。 
関係所属 健康教育課  【直通番号】:095-829-1197】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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