長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【40代】  【2023年12月受信】

ご意見(要旨) 【斜面地の過疎化防止】
斜面地に住む方は、老後のリスクを常に考えています。
今、長崎の未来に向けて様々な取り組みがなされているかと思います。長崎の魅力は異国情緒漂う景観、建物、斜面地の夜景だと思いますが、そこに住む人がいるからこそ、その景観が保たれています。今長崎は、人口流出、減少、少子化など課題が山積みかと思いますが、そのためには、斜面地には斜面地なりの住み良さが必要かと思います。長崎の地形をデメリットにせず、それを 特色のある生活があることをアピールできるような支援をお願いしますと同時に、今の素敵な景観を保つためにも、斜面地へ住む方々へも目を向けてた都市計画をお願いします。
例 斜面地を網羅したロープウェイの活用。
  斜行エレベーターの拡充。

【2023年12月27日回答】

回答 【都市計画課】
 長崎市の斜面地につきましては、平成30年に策定した「長崎市立地適正化計画」において、「防災性の向上」及び「自然との共生」を図りながら、眺望・通風・採光が良い斜面地の魅力を活かしたゆとりある居住を許容する区域として定めております。
 また、斜面地における防災性の向上や居住環境の改善を図るため、平成7年度から「斜面市街地再生事業」に着手し、8地区を重点整備地区として位置づけ、生活道路の整備を中心に取組みを進めております。
 しかしながら、道路整備は多くの家屋移転を伴うことなどから事業が長期化しており、未だ着手していない路線もあるなど、事業完了までには、さらに長い期間を要することが想定されることから、地域の実情に応じ、今ある道路を活かしながら斜面地に車が通れる道路を整備する「車みち整備事業」や、老朽化して危険な空き家のうち、一定の条件を満たすものを除却し、跡地を公共空間として整備する「老朽危険空き家対策事業」などの即効性・実現性の高い事業を活用しながら、住環境の改善を図っているところです。
 また、これまで南大浦地区における垂直エレベーターと併せた斜行エレベーターの整備や、天神町など3箇所における斜面移送機器の整備などにも取り組んできたところです。 
 さらに、斜面地の空き家を活用する住宅施策として、空き家リフォーム等への助成事業や、民間事業者の取組を認定する住みよかプロジェクト協力認定制度の開始、空き家・空き地情報バンク制度による利用促進なども行っております。
 ご提案の斜行エレベーターの拡充につきましては、高齢化が進む中で斜面市街地において有効なものと認識しておりますが、相当の需要が見込まれる場所でなければ、費用対効果や保安・管理上の問題が生じる恐れがあり、また、国の補助金が活用可能かどうかを含め財源確保の問題などもあり、新たな整備は困難であると考えております。
 今後とも、皆様が暮らしやすいまちづくりに取り組んでまいりますので、引き続きご理解とご協力をよろしくお願いいたします。 
関係所属 都市計画課  【直通番号】:095-829-1169】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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