長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【不明】  【2023年05月受信】

ご意見(要旨) 【SDGSを踏まえた小学校建替えをして欲しい】
 現在進行中の西浦上小学校と西町小学校の建替えにあたり、SDGSを踏まえたパッシブデザインにするようご検討頂きたいです。太陽光や太陽熱、通風といった、自然エネルギーを利用してエアコンや照明の電力消費を抑えながらも、こどもたちが心地よく過ごせる設計、東西に長い作りで東西の窓は無くし暑い横からの日射を避ける事、南北の窓で通風換気がしっかり行えること、南に大きな窓を作ることで冬場は太陽を利用して明るく暖かくし、大きく軒を出して夏場は室温の上昇を抑える等、ご検討頂きたいです。
 また、地域の防災の観点からも太陽光パネルの設置をして、電力の自家消費ができる施設にして欲しいです。子どもたちがエネルギー危機や防災を自分事として捉え、学ぶ機会の創出にもなります。
 旧校舎の利用できる建材や木材は、なるべく新校舎でも再利用して欲しいです。例えば西町小の図書室のアール壁の木材、温かみのある雰囲気が良いし、まだまだ使えます。旧校舎の息吹を少しでも新校舎に引き継ぐこと、それもまたこどもたちの学びにつながります。
 プールについては近隣の民間プールを利用して設置しない方向とのことですが、そのビートスイミング長崎プールは8月で閉館と聞きました。水泳は義務教育の一貫であり、こどもたちの学びの機会を奪わないようプールは必要ではないでしょうか。

【2023年06月02日回答】

回答 【学校施設課】
 学校の改築を行うにあたっては、国が目指す、2050年までに温室効果ガスの排出量を全体としてゼロにする「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて工夫をしており、建物のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化や省エネルギー化に努めているところです。
 例えば、西浦上小学校については、設計は既に完了しており、令和5年度から新校舎の建設に着手する予定としておりますが、高効率照明や人感センサーの導入などによる照明エネルギー削減や間仕切り壁に欄間窓を設けるなど自然換気の工夫も行っており、より省エネルギーな設計となっております。
 また、西町小学校についても、現在設計を行っているところですが、ご提案にあったとおり、パッシブデザインの導入はZEB化や省エネルギー化への有効な手段であると考えていますので、西町小学校の立地条件や校舎の配置を踏まえまして、取り入れられるものについては取り入れて設計を行っております。
 なお、太陽光発電設備につきましては、ZEBにおける創エネルギーの有効な手段であることから、いずれの学校にも設置予定としており、子供たちへの学習の機会の創出として、太陽光発電設備の見学スペースも整備することとしております。さらに、環境に配慮した取り組みとして、雨水利用システムを導入し、校舎等の屋根から集めた雨水をトイレの洗浄水や散水用として活用する予定です。
 このほか、ご提案にありました旧校舎の木材の再利用については、西町小学校が新校舎を建設後に既存校舎を解体するため、再利用をすることができません。しかしながら、旧校舎時代の雰囲気を少しでも感じることができるよう、敷地内の記念碑や樹木の一部については新校舎建設後も残す計画としております。
 西町小学校のプールについては、民間プールを活用するため設置しないこととしております。これは、民間プールの活用により、こどもたちがきめ細やかな指導を受けることができ、泳力向上につながることや、教員のプールの維持管理や授業にかかっていた労力をこどもたちのための時間に使えるといった効果を期待するものであり、西町小学校に限らず、市内の各学校で推進しているところです。 
関係所属 学校施設課  【直通番号】:095-829-1192】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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