長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【不明】  【2023年03月受信】

ご意見(要旨) 【マンション建設、及び常盤町の大学移転について】
 近年、マンションの建設が頻繁に行われていますが、周りの建物への配慮が足らないと思います。町を歩くと新築マンションに囲まれて日が当たらなくなった物件をたくさん見ます。私は出島町に住んでいますが、ここ何年かで高いマンションが数件建てられ、景観はどんどん悪くなっています。海側に向かって高いマンションは建てないようにしてほしいです。観光に力を入れるなら、京都のように、地域の特性や建物の高さに応じて、高さ・面積・位置の基準を定めた方が良いと思います。夜景意外でも長崎の景観を見直しされますよう望みます。
 また、常盤町の駐車場ですが、大学建設には反対です。長崎は観光地なのに広い駐車場がないので、あの場所は駐車場として必要だと思います。大学は市役所跡地など、他に候補地はあると思います。近辺のホテルや観光など環境を考えれば、大学移転は別の場所にするべきです。是非、ご検討のほどお願いします。

【2023年04月25日回答】

回答 【都市計画課】【景観推進室】【都市経営室】
 現在、長崎市では人口減少や高齢化が進んでいますが、高度経済成長期に斜面地まで広がった市街地のまま人口が減少すると、人がまばらに暮らすまちとなり、道路や下水道などのインフラの維持が困難になったり、公共交通サービスの低下、商店や病院など暮らしに必要な都市機能が少なくなるなど、まちの活力低下、引いてはまちそのものを維持できなくなります。
 このため、主要な地域に人口規模に応じた都市機能を計画的に配置・誘導し、居住を緩やかに集約するとともに、市民の皆さんがライフスタイルにあわせた住まい方を選択できるよう、都市機能が集まった拠点と周辺の生活地区の間で公共交通等による連携を図ることを目指した「ネットワーク型コンパクトシティ長崎」の将来都市構造を目指しています。
 また、このまちづくりの実現のため長崎市では立地適正化計画を定めており、この計画において土砂災害特別警戒区域など災害の恐れがある斜面地から、公共交通機関を利用しやすい安全な場所に時間をかけて居住を緩やかに誘導し、人口密度を維持することで都市の活力を維持していきたいと考えています。
お住まいの出島町周辺は、公共交通が利用しやすく比較的平坦で安全な地区であることから、商業や医療などの都市機能や居住を誘導する区域として設定し、その方針に基づき、用途地域などの土地利用に関する都市計画を決定しています。
 また、長崎市では各地域に培われた歴史や多様な文化が相互に作用しあい形成された特色のある景観があり、それらを理解し将来に引き継ぐ景観づくりを進めております。
 その中で、歴史・文化・町並みに特徴を持ち、全市の景観形成の先導的な役割を持つ市内7か所の地区、出島周辺では館内・新地地区を景観形成重点地区に指定し、高さの制限だけではなく、 町並みの連続性や周囲の建築物等との調和も含めた景観形成基準を設け、その他の地域と区別して重点的に景観の保全・育成の推進をしています。
 
 長崎大学の移転につきましては、現在、長崎大学において、一部キャンパスのまちなか移転が検討されており、長崎県や長崎市に対し、検討への協力要請をいただいているところです。
 この検討について、長崎市としましては、まちなかにキャンパスが立地することで、まちなかの賑わい創出や、大学と市民や地域、地場企業・誘致企業などの交流、連携の強化による地域課題の解決、オープンイノベーションによる新事業・商品・サービスの創出など様々なメリットがあるものと捉えております。
 このような中、令和5年2月に長崎大学から、情報データ科学部、経済学部及び多文化社会学部の3学部を移転候補学部として、教育研究に必要な施設が整備できる十分な広さと、多様な人々が集う立地の可能性を踏まえて、県営常盤駐車場及び県営常盤南駐車場を移転候補地として希望する旨の検討内容が示されました。
 移転候補地となっている常盤町の2つの県営駐車場は、現在、クルーズ船客用のツアーバスや県美術館の附属義務駐車場(建物に対して義務的に確保が必要となる駐車場)、イベント時等の駐車場として暫定的に供用していますが、このうち、クルーズ船客用のツアーバス用の駐車場は、現在事業が行われている松が枝国際観光船埠頭の2バース化が完了後、松が枝岸壁の背後地に移転予定であると長崎県から伺っています。
 いずれにしましても、長崎大学におかれては、今後、財政面を含めて移転の実現性について、さらに検討を深めるとのことですので、市としては、引き続き、まちづくりの視点から長崎大学の検討に協力してまいります。 
関係所属 都市計画課  【直通番号】:095-829-1169】
景観推進室  【直通番号】:095-829-1177】
都市経営室  【直通番号】:095-829-1111】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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