長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【不明】  【2023年02月受信】

ご意見(要旨) 【いじめ防止対策の提案。】
はじめまして。
私は、SNS上を中心をしました、いじめ、不登校、虐待などの相談を受ける、SNSボランティアの相談室を運営しております。
このたび、頻繁にニュースなどでも取り上げられております、「いじめ」について、私達にも何か出来る事は無いのだろうかと考えておりました。
そして、考えましたのは、学校や、教育関係機関への、「すぐに出来るいじめ防止案」をお伝えする。という活動です。
「経費がかからず」「すぐに出来る」ような提案をいくつかお伝え致しますので、ご興味がありましたら、何かしらお力になれる部分もあると思いますので、お気軽にご連絡頂けましたら嬉しいです。
もしよろしければ、なのですが、この提案についての印象や、お考えなどをメールなどで、返信頂けましたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願い致します。

【主な提案】
【1】 いじめ防止基本方針のホームページ掲載
【2】 ポスター等でのイジメ防止の啓発「こちらを見つめる目」
【3】 生徒の話す休み時間等に1人になれる「居場所」を作る
【4】 学校独自のホームページ上等での、匿名可能の相談室の開設

主に、上記4つの提案をさせて頂きます。
以下、各提案の詳細をお伝えさせて頂きます。

【1】
【いじめ防止基本方針のホームページ掲載】
この度、学校のホームページを確認させて頂きましたところ、ホームページにいじめ防止基本方針の掲載がされていませんでしたので、掲載して頂きますようお願い致します。
掲載の理由に関しましては、いじめ防止基本方針には以下の記載があり『各学校のホームページへの掲載その他の方法により、保護者や地域住民が学校いじめ防止基本方針の内容を容易に確認できるような措置を講ずるとともに、その内容を、必ず入学時・各年度の開始時に児童生徒、保護者、関係機関等に説明する』とあります。
また、令和4年12月に出された『生徒指導提要』にも以下の記載があり『策定された方針をホームページなどで公開し、保護者や地域の人々と方針を共有することが求められています。
基本方針の策定を通して、いじめ防止の活動を学校内にとどめず、地域社会を巻き込んだものにすることが目指されています』
以上の点を踏まえましても、いじめ防止基本方針をホームページに掲載することは、いじめ対策にとって大切な役割でもあり、遵守事項の1つだと考えることができますので、いじめ防止基本方針のホームページへの掲載、よろしくお願い致します。

【2】
【こちらを見つめる目ポスター】
いじめを予防するためには、子どもたちの通う学校・クラスの風土を良くし、いじめが起きにくい環境を作る必要があります。
また、いじめが起きにくい環境を作る手段の1つに、『こちらを見つめる目』のポスター掲載があると考えることができます。
『こちらを見つめる目』には、海外での研究を元に効果も検証されており、絵を掲示するだけで、人々に行儀よくふるまわせたり、正しい行動をとらせたりする効果があるという研究結果が発表されています。(2010年12月付けの『American journal Evolution and Human Behavior』)
国内でも様々な形で防犯のためのポスターに『こちらを見つめる目』のアイデアが活用されており、埼玉県戸田市役所では『目の愛護ポスター展』が開かれるほどです。
残念ながらいじめ予防単体のエビデンスはみつかりありませんでしたが、『こちらを見つめる目』のポスターには、人々に行儀よくふるまわせたり、正しい行動をとらせたりする効果があるということで、いじめにも効果がある可能性があるとひとつなぎでは考えております。
以上の点も踏まえまして、学校さんの方でも、『こちらを見つめる目』のポスターの作成と掲載を試してみるのはいかがでしょうか。
また、私たちひとつなぎは、『こちらを見つめる目』のポスターについてのイベントを行い、参加者さんの意見を頂戴致しましたので、こちらでまとめてポスターサンプルと共に添付させて頂きます。
あと、各クラスで文章等を考えてポスターを作り、掲示する方法も効果的かと思います。
【イベントで出た参加者さん意見】
(フレーズ編)
・監視するよりも共感性や規範意識に訴えかけるフレーズ
・フォント等の表現をニーズに合わす(象形文字)
・善意に訴えかけるフレーズ
(絵編)
・片目より両目
・監視の目に拘る必要性
・絵は表現はニーズを定めて作成
(アイデア編)
・達成スタンプ
・マークを作ることで反いじめなどのイメージを沸かす

【3】
【学校で1人の子の居場所を作る】
【概要】
空き教室や、あまり使わない移動教室の部屋を利用して、「1人休憩所」を何カ所か作る。(部屋に仕切りで囲って、1人スペースを何個か作る)
【目的】
学校で1人でいても安心できる場所を作り、心理的安全性が保つため
【現状の問題点】
昨今、学校には多様な背景を持つ児童生徒さんがいます。
静かに過ごしたい子や聴覚過敏な子が、皆が騒いでいる教室だと、ストレスを感じても、休み時間に教室やグラウンド以外に児童生徒がいれる場所があまりない問題に気がつきました。
また、教室で一人でいるところをみんなに見られたくない子、一人になりたいのに他に行く場所がなくて苦しい子、教室で一人でいる子を異質扱いしていじめがはじまるという問題もあります。

【4】
【学校ホームページ、各生徒のタブレット端末への、匿名でも相談可能の「いじめ相談窓口」の設置】
生徒、保護者にとって相談先が増える事は、イジメ等の早期発見等に繋がる事と思います。
そして、ネットが普及した今、「直接話し相談する」「電話をする」等のことが「怖い」という生徒が増えています、文字で伝える事は相談のハードルを下げる事となります。
加害者、被害者に限らず、匿名ということから、傍観者の受け皿となるのではと思います。
ホームページには、いじめ相談窓口のフォームを作ったり、相談用のメールアドレスを掲示する事は生徒の学校生活を守る力となるのではないでしょうか。
ホームページ等に、いじめ相談窓口を設置している事を、教室や学校の掲示板へQRコードと共に貼ったり、設置した事を、保護者へ連絡をする事で、より効果的となるのではと思います。
保護者へは、最近の様子の変化などあった場合の連絡手段としても機能するのではと思います。
相談の対応につきましては、スクールカウンセラーさん、教育委員会等にも参加して頂く等、現場の先生の負担軽減を考慮される事で、より良い対応に繋がるのではと思います。
ホームページへの、相談窓口の設置に関して、もしわからない事などありましたら私達に質問もして下さい。出来る限りサポート致します。
そして、現状各生徒へのタブレット端末があることと思います。
そのタブレット端末へ、特別なアプリではなくとも、相談用としてメールアドレス(Google等)を作ってもらい、学校のメールアドレスへの被害者、加害者、傍観者の匿名相談をして頂く形も、ひとつの学校としての「相談室」として機能するものと考えております。

以上、4つを提案させて頂きます。
このメールに記載しました提案の他にも、いくつかの提案がございますので、ご興味ありましたら、ご連絡いただけましたら嬉しいです。

この度は、このメールにお時間を頂きまして感謝致します。
是非、子供たちのためにも提案の実行をお願い出来ましたら嬉しいです。

ご質問や、ご相談ありましたらお気軽にご連絡ください。
どうぞよろしくお願い致します。

【2023年02月20日回答】

回答 【学校教育課】
 ご提案とご指摘、ありがとうございました。
 【1】につきましては、長崎市いじめ防止基本方針及び各学校の基本方針を、年度初めに全職員で確認し合うこと、学校ホームページや学校便り等適切な手段でいじめ防止に全力であたる学校の姿勢として児童生徒、保護者、地域住民に発信することを、年度当初に学校に指導しているところです。今後も、ホームページの掲載を含め、学校に指導してまいります。
 【2】につきましては、教育委員会といたしましては、導入を検討しておりません。今後担当部署を中心に、アンテナを高くし、幅広く検討していきたいと思います。
 【3】につきましては、学校の状況に応じて、別室対応や個別対応を行っています。個に応じた対応のために、一人になれるクールダウンスペースを設けている学校もあります。今後も、個に応じた対応を行ってまいります。
 【4】につきましては、長崎県、長崎市の相談ダイヤルの周知を、積極的に行っています。LINEを使用した相談も含め、匿名での相談にも対応しています。子どもたちが使用する一人一台端末におきましても、見守り機能設定を活用し、相談ダイヤルが直接表示されるように対応しています。 
関係所属 学校教育課  【直通番号】:095-829-1195】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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