長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【60代】  【2022年11月受信】

ご意見(要旨) 【長崎市動物愛護管理センターについて】
長崎市動物愛護管理センターでは飼い主のいない猫の殺処分も実施していると思うのですが、本来センターの職員さんは動物が好きで仕事をされていると思いますので、殺処分は職員さんにとっても苦痛のはずです。そこで、センターの機能をシェルターとTNRに限定し殺処分はしない、としてはいかがでしょうか。収容した猫を一旦シェルターに保護し、里親が見つかれば譲渡、そうでなければ不妊手術を施したうえで地域に戻すようにするのです。そうすれば職員さんの苦痛もなくなりますし、長崎市が全国のモデルケースにもなると思うのですがいかがでしょうか。

【2022年12月14日回答】

回答 【動物愛護管理センター】
 ご意見のとおり、長崎市では飼い主のいない猫(野良猫)の引取りや殺処分を行っています。
 長崎市は、気候が温暖で、狭い路地等が多く、猫の生息に適しており、野良猫の生息数が大変多い状況です。また、猫の放し飼いや野良猫への無責任な餌やり行為をする人が多く、このような行為が、野良猫を増やすとともに、周辺地域にふん尿や鳴き声等の生活環境被害を引き起こす原因となっており、当該地域の住民から野良猫が持ち込まれることが多くなっています。
 引き取った猫については、可能な限り譲渡のための飼養を行っているところですが、引き取られる猫のほとんどが産まれたばかりの子猫であり、飼育の困難性及び施設の収容能力等の問題から殺処分数が多くならざるを得ない状況となっています(傷病によって保護した猫については、快癒後に元の場所に戻しております)。
 このような状況の中、長崎市内では、自治会等の中で役割を決めて、野良猫の不妊化手術を行い、定期的な給餌、糞尿の清掃を行う「地域猫活動」に取り組む地域が広がっており、野良猫の数の減少や生活環境被害の削減が図られております。
 また、長崎市では、譲渡会や動物愛護週間におけるイベントの開催や野良猫の不妊化手術費用を助成する「まちねこ不妊化推進事業」に長崎県獣医師会長崎支部及び市内の動物愛護ボランティア団体と協働して取り組んでおり、殺処分数は年々減少しております。
 さらに、7月1日施行の「長崎市動物の愛護及び管理に関する条例」において、野良猫への餌やりのルールを定めるとともに、周辺の生活環境に悪影響を及ぼす餌やりをしている場合は、その者に対し、必要な指導を行うことができることとなっています。
 これらの取組みによって、管理されていない野良猫の数が減ることで、殺処分をしなければならない猫の数も、生活環境被害に困る方も共に減少していくものと考えられます。今後とも、動物愛護ボランティアや地域猫活動をされている自治会等の方々とともに、市民の皆様の動物の愛護及び適正飼養への関心を高め、人と動物との共生社会の実現につなげていきたいと考えておりますので、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。 
関係所属 動物愛護管理センター  【直通番号】:095-844-2961】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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