長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【不明】  【2021年12月受信】

ご意見(要旨) 【出島門橋の入口案内表示が不適切】
 以前から長崎市に意見を述べる事項の一つである。長崎の歴史、文化、観光、経済などに関わること。苦言ばかり言うつもりはない。もう、どうにかしないと、相当、ヤバイことになる。
 健康管理のため時々、自宅から中島川を下り、眼鏡橋、出島、水辺の森公園まで、往復1時間散歩をしている。その散歩途中で気になったことがいくつかある。その一つが「出島門橋」。
 夏季は新型コロナの影響で出島は閉鎖されていた。「出島門橋」の欄干の入口付近に鎖でかけられた案内表示を見てみた。市民、観光客向けに案内表示することは当たり前であるが、問題はその「案内表示板」の架け方、方法。金属性欄干両端から鎖を架け、橋幅中央に「案内板」を吊るしていた。何という、文化財を大事にしていない状況を見にした。文化財の駐車場の出入口に掛けている鎖と勘違いしている。
 「出島門橋」の造船所での製造、設置工事については、テレビで拝見していて、なぜ、金属性なのか不思議であった。江戸時代、金属性の橋は架けられてないはず。時代に合わせ、基本構造が金属性は仕方ない面もあるが、全て、金属性は余りにも文化、歴史の香りがしない。せめて、表面だけは木製にするとか、欄干は木製にするとか考えられたはず。今となっては、手遅れであるが。
 小倉にある長崎街道の橋。京都鴨川の三条大橋、五条大橋。構造はコンクリ―トであるが、欄干は木製。三条、五条の大橋が全て、コンクリート、金属性では歴史が吹っ飛んでしまう。観光客もがっかりするはず。
 出島門橋前に広場を設けたことは、20年、30年前に比べれば数段進歩したことであるが、その案内表示も余り、芳しくない。レベルが低い。これも、金属性で、広場の途中に設置されているので、夜はぶつかる可能性が高い。
 その他問題はいくつもある。それって、市役所は理解していますか。
 問題の鎖の件であるが、この出島の復旧事業、出島門橋の設置は、多分、文化庁などの補助金であるかと思われる。出島門橋の開設オープニングは皇室からお見えになられて、お祝行事を実施した。欄干も補助金の一部でしょう。補助金でなくても、出島、出島門橋は文化財でしょう。文化財に鎖をかけるとは、何という文化行政か。出島の端っ子とはいえ、出島の構成上大事な橋。
だから、皇室からも来られた訳でしょう。そのあたりの長崎の文化、伝統の考え方が余りにも情けない。
 新型コロナ関係で閉鎖される案内をするとしたら、仮に欄干に吊るして表示するとしたら、最低でも鎖でなく、昔ながら「紐」で金属性の欄干に結べばよい。欄干が金属性で、そこに、金属性の鎖を架ければ、欄干は傷が付く。出島門橋に「紐」を架けるとしたら、それは、文化財を保護する場合とか、緊急の場合いとか、限られる。案内表示板は、欄干に架けずに、やはり、時代劇にでるような木製の案内板を別に設置し、そこに、市民、観光客向けに対応すればよい。そう高いものではないはず。
 長崎は「歴史、文化、伝統」もそれなりにある街であるが、その「歴史、文化、伝統」の価値を下げていることが多い。勿体ない。このことは別に言う。「出島」は日本で一つしかない「文化財」。

【2021年12月23日回答】

回答 【出島復元整備室】
 この度は、貴重なご意見いただきありがとうございます。
 「案内表示板のかけ方」についてですが、雨風にも耐えられるよう耐久性の面、出島表門橋表面の保護及びぶつかった場合の安全性の面から、プラスチック製のチェーンを使用しています。
 閉場時間(21時〜8時)は、警備のため表門に近づくと通報システムが作動することから表門橋入口に案内表示板を設置しているところです。
 なお、ご意見としていただきました「立て看板」につきましては、案内表示板は、開場時に移動する必要があり、地面に固定しないため、突風などで倒れる等の危険性に考慮して用いておりません。
 今後とも、出島を大切に守り、史跡の価値と魅力を伝えていけるよう努めてまいりますので、ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いします。
 
関係所属 出島復元整備室  【直通番号】:095-829-1194】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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