長崎市│市政への提案

年代：【不明】【2021年12月受信】

ご意見（要旨）【若者が求めるもの】

　県外へ若者が住まいを変える理由は色々ありますが一つの意見としてお聞きいただけないでしょうか？
私は20代になっても楽しめる娯楽施設が長崎には無いと思います。
　恐竜博物館やあぐりの丘は子供向けですし、よくイベントで展示会など開かれていますが今の若者が求めているのはそこではありません。
　①飲み屋街を増やす、駅周辺には人が集まります。新駅の高架下のテナントを拝見しましたがお土産屋等が多く、長崎に住んでいるのにそんなに必要？と思いました。天神や博多がいい例えになります。
　②娯楽施設を増やす、市内にROUND1やスポッチャなどの幅広い世代が楽しめる娯楽施設は必ず必要です。
　③女性の職場を増やす、長崎市は美容系の仕事があまりありません。女性が多いので必ず通います。女性が増えれば子供も増える人口も増えるいいことしかありません。
　100年に一度の改革はとても素晴らしい事でありますが、少しこだわり過ぎている気がします。生意気なことを書いて申し訳ありませんが、若者の一つの意見として是非反映させてださい。

【2022年02月01日回答】

回答　【都市経営室】【長崎駅周辺整備室】【産業雇用政策課】

　回答が遅くなり、申し訳ありません。
　長崎市では、進学や就職・転職を契機として、特に若い世代の転出超過が著しい状況が続いており、さまざまな場面で、長崎市内及び近郊において、若者が楽しむことができる場が少ないとの声を耳にしています。
　このような状況を受け、長崎のまちが若者が楽しめ、活躍できるまちとなるよう、令和元年度より重点プロジェクトの１つとして「長崎×若者プロジェクト」を立ち上げ、この中で、「若者が楽しむことができる場」の創出に取り組んでいます。
　まず、長崎に住む若者たちのニーズを満たすとともに、長崎のまちにあった場の創出にしっかりとつなげるため、若者の楽しみに関するニーズ調査を行い、その中で、ご提案にあるアミューズメント施設のほか、ファッション中心の買い物施設やアウトドア関係、身体を動かすスペースに不足を感じていることを把握しました。
　そこで、今ある長崎の魅力や資源を最大限活用しながら、長崎のまちに必要な「若者が楽しむことができる場」について検討を進めており、今後具体的な事業化を図っていきたいと考えています。
　なお、アミューズメント施設などの充実を求める意見が多く出される中で、具体的な施設名としてROUND1もよく挙げられていると認識しています。
　ROUND1については、子どもから大人まで、軽スポーツやゲーム等を気軽に楽しむことができる施設として、特に、大学生や20代の社会人を中心に、人気の高い施設だと認識していますが、一方で、その出店については、1,200坪から4,000坪の面積が確保可能な大型ショッピングセンターへのテナント入居というのが基本的な条件として示されている状況です。
　このため、市内にある既存の施設等への誘致は非常に難しいのが現状と考えています。
　一方、新しい長崎駅の高架下には、ＪＲ九州が2022年春に県内外の方をおもてなしする「長崎街道かもめ市場」という商業施設を開業しますが、この中に長崎の地酒と料理が楽しめる横丁ゾーンが設けられることとなっています。また、2023年秋には現在のアミュプラザ長崎の隣に、飲食を含めた商業施設を有する新長崎駅ビルが開業される予定となっています。
　さらに、幸町においては、サッカースタジアムを中心に、アリーナ、オフィス、商業施設、ホテルなどで構成する長崎スタジアムシティプロジェクトが2024年の開業をめざし進捗するなど、民間投資によるまちづくりの動きも活発化していますので、民間事業者等との情報共有・連携を図りながら、「若者が楽しむことができる場」の創出につなげていきたいと考えています。

　次に、「女性の職場を増やす」という点についてですが、長崎市では、産業の振興及び雇用機会の拡大を図るため、企業誘致に取り組んでおり、これまで、大手保険会社のコールセンターなどの立地が進むとともに、近年では、ＩＴ企業の研究開発拠点の立地が相次いでいる状況です。
　また、創業支援にも取り組んでおりますが、令和２年度の創業実績においては、飲食業が最も多いものの、美容業での開業も一定数見受けられる状況です。
　一方で、市内企業の認知度不足を改善し、若年者の地元就職・定着を促進するため、市内企業の情報をSNSやテレビ番組で発信しているところですが、その中で、性別に関係なく人材が活躍している企業や、そこで働く女性にスポットを当てて紹介するなど、情報発信を中心とした取り組みを実施しています。
　市内の企業に対しては、女性の積極的な活用や女性の起業支援に関する情報発信のほか、多様な働き方を推進するためのセミナーや講座の開催などにより、意識の醸成と啓発に努めているところです。
　今後ともこのような取り組みを継続し、女性の社会進出や若年者の地元就職・定着に努めていきたいと考えています。

関係所属都市経営室  【直通番号】：095-829-1111】
長崎駅周辺整備室  【直通番号】：095-829-1173】
産業雇用政策課  【直通番号：095-829-1313】

（注）掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。