長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【30代】  【2021年08月受信】

ご意見(要旨) 【長崎に生息する野生動物の種類】
 長崎の山、森などに生息する野生動物の種類や数を知りたいです。
 現在分かっている範囲で大丈夫です。

【2021年09月08日回答】

回答 【環境政策課】
 長崎の生き物にご関心を持っていただきありがとうございます。
 さて、長崎市には多くの動植物が生息していますが、残念ながらその種類や数ははっきりわかっていないのが現状です。発行されている多くの動植物に関する文献や調査された専門家の研究などでも詳細に記載されたものは皆無だと言われており、文献調査を行うだけでも非常に困難です。
 参考に、平成25年3月に長崎市が発行した「新長崎市史第一巻自然編、先史・古代編、中世編第2章長崎の生物」によると、第1節長崎の植物では地域の植生などの特徴は記載されていますが、種類や数の記載はありません。
 第2節長崎の動物では、昆虫類は市内で5,000〜10,000種(推定)、水生動物の内淡水魚類では、日本全体では1,000種を超え、長崎市内では約130種その内純淡水魚類は16種と記載され、淡水貝類や十脚甲殻類の種類数などの記載はありません。次にサンショウウオなどの両生類については県内ではサンショウウオなどの有尾目4種、カエルなどの無尾目13種が記載され、このうち長崎市内には有尾目2種、無尾目10種が生息していると記載されています。次に、爬虫類については長崎市内にはイシガメやニホンマムシなど2目7科18種が生息していると記載されています。鳥類では長崎市内の平成13年から23年の調査によると留鳥43、夏鳥11、冬鳥75、旅鳥130、計259種の野鳥が観察されています。次に、哺乳類はイノシシやキュウシュウシカなど7目11科25種(絶滅種、移入種を含む)が記録されています。
 この市史に記載されている専門家の言葉に「動植物は生きているので絶えず変化しており、十分に調査、研究がなされていないのが現実である」と述べられています。今後、地球温暖化がさらに進行すると生態系の変化に伴い、生物種にも変化が見られることになります。
 また、人の手などで移入された外来種も市内で増えています。外来種による生態系への影響も懸念されています。長崎市内の希少種や外来種については、市のホームページでご紹介していますのでご覧ください。
 最後に、新長崎市史についてもっと詳しくお知りになられたい場合は、お近くの公民館の図書館や市立図書館でご覧いただくことができます。この場合、新型コロナウイルス感染の状況によって一時的に閉館することもありますので、前もってご確認をお願いします。 
関係所属 環境政策課  【直通番号】:095-829-1156】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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