長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【60代】  【2021年08月受信】

ご意見(要旨) 【路面電車、住宅道路区画整理、軍艦島出島】
 若者、年配者が住みやすい街に、観光客が観光しやすい街に計画して欲しい。

 1.路面電車は住民また観光客の足である。新JR長崎駅ができたがJR駅と路面電車の電停が離れ過ぎ、路面電車をJR駅に乗り入れ利便性を良くする。又、路面電車の路線変更、延長し沢山の人が利用できるようにする、埠頭への延長は大切、路線はJR長崎駅を起点に変更すべきでは。
 2.空き家が増えているが、道路、住宅の区画整理を行い住みやすい街作りが必要である。
 50年から100年かけて、区画整理計画を行い将来の目標に向かって進める。
 3.軍艦島全ての建物を保存する事は、金額的にまず無理でしょう。早期に保存計画を立てて、財源の確保を進める。観光税など考えては。
 出島の完全再現計画。私はこれを実現して欲しい。早期に再現計画を立て、道路の移動、河川の改修、建物の移設など、完成形に進めて欲しい。

 原爆広島市は、都市計画が50年以上先を見越して計画している。戦後の密集した町も今では、区画整理され、6車線の通る街となっている。JR広島駅は再開が進んでいるが、路面電車はJR駅舎に乗り込む事になっている。
 長崎市も路面電車はJR駅から直ぐに乗れる様にするべきです。

【2021年09月22日回答】

回答 【出島復元整備室】【都市計画課】【長崎駅周辺整備室】【世界遺産室】
 まず、長崎駅前の路面電車の路線に対するご意見について回答いたします。
 路面電車をJR駅に乗り入れ利便性を良くする、又路面電車の路線変更、延長し沢山の人が利用できるようにするとのご提案につきましては、長崎電気軌道(株)様からは、現在の運行間隔を維持しなければ、利用者の利便性の低下や速達性の低下により路面電車離れの懸念や採算性の課題があること、JR長崎駅を起点とした路線を新設する場合は、起終点に必要な配車施設や車両留置スペースの確保が難しく、複雑な分岐施設が必要となり安全性の確保も難しいことから、実現は困難との見解をいただいております。
 このようなことから、長崎駅前においては、路面電車は現行系統の運行を継続することとなりますが、現在、新しく整備される駅前広場への路線バスの乗入れや快適な歩行者動線の確保など、JRから二次交通への乗継ぎ利便性の向上策について検討を進めております。
 また、埠頭への延伸につきましては、来訪者の回遊性の向上を図るためには、アクセス機能の強化が必要であると認識しており、どのようにして沿線住民とクルーズ船客を含む観光客の利便性向上を果たしていくか、今後も長崎電気軌道をはじめとする関係機関と十分な意見交換を行いながら、可能性について調査・研究をさらに進めてまいります。
 今後とも、ご利用いただく皆さまにとって安心安全で快適な長崎駅周辺の整備及びまちづくりに取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 次に、区画整理計画に対するご意見について回答いたします。
 長崎市では、これまで戦災復興や東長崎地区等の土地区画整理事業を約850ヘクタールの区域について完了しており、住みやすいまちづくりのためには有効な手段だと考えておりますが、施行にあたっては、土地の提供や建物の移転など、権利者の皆さんのご協力が必要であり、また、一般的に事業が長期化するため、事業費の採算性、市街地の動向等を考慮して計画を行う必要があります。
 現在、長崎市では「長崎市空家等対策計画」による空き家の除却や建替え促進、「長崎市老朽危険空き家対策事業」による跡地を公共空間として整備する取組、長崎市独自の「車みち整備事業」や「くらしの道整備事業」による道路整備事業等を行っております。
 今後は、こうした即効性のある事業も活用しながら、住みやすいまちづくりを進めていきたいと考えておりますので、ご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。
 次に、端島炭坑(軍艦島)に対するご意見について回答いたします。
 端島炭坑(軍艦島)は閉山してから47年が経過し構造物の劣化が進んでいます。ご指摘のとおり全ての構造物を保存するのは困難と考えておりますので、平成29年に策定した整備基本計画に基づき、島を守るための護岸や採炭の様子が分かる生産施設を最優先に保存することとしています。そのための財源としては、国や県からの補助金のほか、端島見学施設利用料、寄付金等を活用することとしております。
 次に、出島に対するご意見について回答いたします。
 出島の完全復元は、出島の歴史的価値を後世に正しく伝えるために重要な取組みであると考えております。平成8年に、史跡「出島和蘭商館跡」復元整備計画書を策定し、これまで計画に沿って整備を進めており、最終的には19世紀初頭の出島の原風景の再現を目指しております。出島の完全再現を実現するためには、道路の付替や河川の改修など、都市計画の変更や事業推進に伴う費用の確保など解決すべき大きな課題がありますので、今後とも、関係部局や関係事業との調整・協議を継続しながら復元計画を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。 
関係所属 出島復元整備室  【直通番号】:095-829-1194】
都市計画課  【直通番号】:095-829-1169】
長崎駅周辺整備室  【直通番号】:095-829-1173】
世界遺産室  【直通番号】:095-829-1260】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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