長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【不明】  【2021年08月受信】

ご意見(要旨) 【新しい災害警戒レベルの運用について】
長崎市から、警戒レベル3(高齢者等避難)以上の避難情報が発令された区域内にある保育所等は臨時休園とすることになったと通達があり、先週木曜日から昨日水曜日まで保育園やこども園は休園となりました。
しかし、昨日は市内は晴れて雨も一時だけ、街は通常運転、買い物客であふれ、高齢者も多く出歩いている状況でした。その中で保育所等だけ休園で、親に欠勤させるのはおかしな状況ではないでしょうか?
確かに警戒レベルは4とか3でしたが、大雨洪水警報ではなく土砂災害警戒レベルであり、洪水や土砂災害の危険区域ではない立地の保育所等に休園させるのは間違いだと思います。なお確かに、長雨の後晴れていても土砂災害の危険はありますが、殆どの土砂災害は山手の雨が降っている時に発生します。山上の自然の中の園や、斜面の土砂災害警戒区域の園なら休園しても正しいでしょうし、途中に土砂崩れの危険があるなら行かない判断ができるでしょう。これからの気象環境では毎年同じようなことが起こり、状況によっては登園した方がこどもの安全を守れるという場合もあるでしょう。東北大震災では園の判断で高台へ避難していたのに、迎えにきた親に預けて帰宅させたため津波に巻き込まれ亡くなった事案も多くあったと聞きました。
これからの災害対策は、市内一律避難指示(殆どの人が自分事と思えず避難が必要な人でも避難しない)や、一律保育所等休園ではなく、個別に対応するべきではないでしょうか?また事前準備でそれができると思います。そして、個別に対応することを許容できる職場や社会にしていくべきではないでしょうか。

【2021年09月09日回答】

回答 【幼児課】【防災危機管理室】
 回答が遅くなり、申し訳ありません。
 長崎市では、危険な場所にいる住民に避難行動を促すため、市内に20地区ある地域センター管内を単位とした区域に対して避難情報を発令しています。
 避難情報は、各地域の災害危険度やその後の降雨の状況を総合的に判断し、地域ごとに発令いたしますが、今回の長雨では、最終的に市内全域が対象となりました。
 また、長崎大水害以来、経験したことのない降雨量が市内各地で観測され、いつどこで土砂災害が発生してもおかしくない危険な状況の中、大気の状態が非常に不安定で局地的な雨が降る可能性が高かったことなどから、市内全域に発令している「警戒レベル4避難指示」を継続していたものです。
 結果的に、予測されていた激しい降雨になりませんでしたが、市内各地でがけ崩れなどが発生しており、県内においては、大雨による浸水や土砂災害などにより甚大な被害が発生しました。
 今後も引き続き、避難情報の適切な発令・解除に努めるとともに、それぞれが災害に備えて、地域の災害リスクについて確認していただき、どのように行動、対応するか検討していただくよう周知、啓発してまいりますので、ご理解いただきますようお願いします。
 保育所等の休園の件につきましては、台風や大雨等の災害から子どもを守るため、避難情報が発令された場合に迅速かつ適切に判断・対応ができるよう臨時休園の基準を作成しております。
 長崎市は、子どもの安全を最優先に考えた結果、避難情報の警戒レベル3が高齢者等避難で乳幼児が含まれていることから、警戒レベル3以上の場合は原則、臨時休園とする取り扱いとしております。
 今回は、8月12日(木)に市内全域に警戒レベル3(高齢者等避難)が発令されたことにより臨時休園をいたしましたが、その後、13日(金)から18日(水)までは警戒レベル4(避難指示)以上が発令され、長期間の臨時休園となりました。
 保護者の皆様には、長期間の臨時休園となったことで、勤務先とお仕事の調整をしていただくなど、相当なご負担があったものと考えております。
 現在、施設に対し、今回の運用に対する緊急的なアンケートを実施しており、皆様からいただいたご意見も含め、防災関係部局とも協議をしながら、臨時休園の基準について早急な見直しを図りたいと考えております。 
関係所属 幼児課  【直通番号】:095-829-1142】
防災危機管理室  【直通番号】:095-822-0480】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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