長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【20代】  【2021年07月受信】

ご意見(要旨) 【長崎のこれからについて】
 長崎県内の大学に通う大学生です。
 2021年になり依然とコロナ禍の中で再開発が進む長崎駅周辺についてなのですが、行政が幸町スタジアム、MICE施設、ヒルトンホテルなど大きなハコモノばかりを建てて満足しているように思えません。確かにそれらには雇用は生まれ一時的には潤うと思います。しかしそれらが本当に長崎のためになるのでしょうか。V・ファーレン長崎がもしクラブ倒産した時本当にサッカースタジアムなど必要でしょうか。コロナ禍が続いた場合、MICE施設で行う程の会議などは開催されるのでしょうか。見た目だけを整えてばかりで観光資源にはなるかもしれませんが、それはきっと一過性の類であるような気がしてなりません。なぜならそれらのハコモノは長崎でなくても他の都道府県に既に存在しているからです。それらは長崎より規模も交通状況も格段と良く利便性に富んでいます。それでは長崎らしさとはなんでしょうか。それは長崎の観光資源は他県にない文化施設や異国情緒溢れる長崎らしい風景などの他県にない価値ではないでしょうか。これは他県が作ることも真似することもできません。これを壊すことは出来ますが。今の長崎は本当に長崎らしいでしょうか。このままでは本当に長崎の魅力を壊してばかりで何も再生されないただの不便な地方都市になりそうです。それでは若者は長崎には見向きもせず県外へ出ていく現象は変わらないと思います。提案として後世へ長崎らしさを伝承していくことだと思います。1人の若者としてとても長崎の将来が不安です。

【2021年08月13日回答】

回答 【観光政策課】【都市経営室】【広報広聴課】【広報戦略室】
 現在、長崎のまちでは、出島メッセ長崎や長崎市恐竜博物館、あぐりの丘の全天候型こども遊戯施設、長崎スタジアムシティプロジェクトや新駅ビルの建設を含む長崎駅周辺の再整備など、官民による様々な大型事業が進捗しており、100年に一度とも言える進化の時期を迎えています。
 これらの事業により完成する新たな施設は、単にまちの姿を新しくするものではなく、それぞれの施設には、その施設をつくる明確な目的があります。
 例えば、上記に例示したような施設は、いずれも新たに人が交流する動機をつくります。そして、新たな交流は、新たな消費、新たな仕事、新たな雇用をつくり、施設がなければ生まれなかった経済波及効果を、今後数十年間にわたって生みだし続けます。そして、経済が活性化すれば税収も増え、市民の皆さんの暮らしを良くするための新たな財源が生まれます。つまり、施設をつくるために要する費用は、将来に向けた投資です。
 それだけではなく、これらの施設は、市民の皆さんに、これまでにない楽しみや学びを提供してくれます。
 例えば、出島メッセ長崎は、イベント・展示ホール、コンベンションホール、会議室及び駐車場から成る施設で、コロナ禍での会議・大会等の開催も見据え、超高速インターネット回線の敷設など、オンライン会議等に対応できる環境も整えており、多種多様な規模・用途の会議・大会等に対応できるため、これまで長崎では開催できなかったイベントや催事が開催できるようになります。また、専門的な知識や最新の知見に触れられるような会議や大会が長崎で開催されれば、より多くの市民の皆さんが参加していただくことで、楽しんだり学んだりすることができます。さらに、ボランティアなどとして参加することで、たくさんの方と交流を深めることができます。
 一方、2つの世界文化遺産や出島などの歴史的にも価値のある建物や史跡などが多くあります。その他にも世界新三大夜景や野母崎、外海エリアの自然など、長崎には貴重な歴史、文化、自然、景観などの豊かな地域資源があり、その資源を守り、活かしていきます。
 さらには、出島メッセ長崎に会議等でお越しになられるお客様にも、長崎の歴史を体験していただけるように、グラバー園等で会議やパーティーなどを開催して、長崎らしさを体感する「ユニークベニュー」という取り組みも進めております。
 以上のように、施設を作ること自体が目的ではなく、人との交流を生み出しその施設が市民の皆さんに何をもたらすのかということが大切です。
 長崎市では現在、まちづくりのプロモーションとして「長崎MIRAISM(ミライズム)」を展開しています。これは100年に一度とも言われる進化に関するそれぞれの取り組みの目的や概要はもとより、まちの全体像や、市民の皆さんの暮らしの中でどんな使い方や楽しみ方ができるのかをイメージしていただけるようなものとなっています。内容については、長崎MIRAISMの専用ホームページで紹介していますので、ぜひご覧ください。
 また、市民の皆さんの暮らしを豊かにするための情報発信ツールとして長崎市の公式LINEアカウントも開設しました。子育てや福祉、新型コロナウイルス感染症に関する情報など暮らしに密着した情報を随時お届けしていますので、こちらもぜひご登録ください。
 長崎のまちは開港以来450年の間、文化や歴史を大切に育みながら進化し続けてきたまちです。今後も引き続き、歴史的建造物の保存、周辺の景観維持、魅力の向上にも努め、長崎の「まち」としての魅力を高め発信していきます。 
関係所属 観光政策課  【直通番号】:095-829-1152】
都市経営室  【直通番号】:095-829-1111】
広報広聴課  【直通番号:095-829-1114】
広報戦略室  【直通番号:095-829-1300】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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