長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【不明】  【2021年07月受信】

ご意見(要旨) 【長崎市のイメージ】
長崎市の夜景は100万ドルと称されており、海外にも知られている。しかしながら、現実に来訪された人達からは観光としての街の評価は決して良くない。先ずは交通アクセスや道路の平坦さに欠けること、障害者に全く不親切な設備等々、少なくとも欧州の都市とはコンセプトが余りにも差異があり、都市のイメージは良好とはとても言えない。地域産業が低迷する長崎は、せめて観光業を景気浮揚の先駆けとして、交通関連体系を抜本的に改善を図るべく施策を早急に進めて頂きたい。

【2021年11月05日回答】

回答 【土木企画課】
 回答が遅くなり、申し訳ありません。
 まず、「交通体系」についてですが、観光などで長崎を訪れる方の多くが「車」「鉄道(JR)」「クルーズ船」を利用されています。このうち「車」については、高速道路(長崎自動車道)や有料道路(長崎バイパス、ながさき出島道路)を利用して市内に入り、その後、車でそのまま移動するか、駐車場に停めて路面電車や路線バスへ乗り継ぎされることが多いようです。次に、「鉄道(JR)」ですが、現在は、在来線で長崎駅や浦上駅に到着し、その後、路面電車やタクシー、路線バスへ乗り継ぎされることが多いようです。次に、「クルーズ船」ですが、松が枝国際ターミナルに到着後、ツアーバスや路面電車、タクシー、路線バスなどを利用されることが多いようです。
 現在、陸の玄関口である長崎駅では令和4年秋の新幹線開業に向けて再整備事業が進められており、また、海の玄関口である松が枝国際ターミナルではクルーズ船の入港増に対応するための埠頭延伸事業に着手したところですが、車、鉄道、船で長崎市を訪れた方が、次の目的地に向けスムーズに公共交通(路面電車、路線バス、タクシー等)に乗り継ぎできることが重要であると考えています。そこで、令和元年8月に行政、警察、交通事業者、経済界、学識経験者で構成する検討会議を立ち上げ、令和2年7月に「長崎市中心部の交通結節機能強化の基本計画」を取りまとめたところです。
 現在はこの基本計画に基づき、長崎駅周辺では、現バスターミナルの再整備にあわせたバス停の集約、長崎駅側とバスターミナルをデッキで結ぶとともに、電停やバス停をエレベーターやエスカレーターで繋ぐなどの対応を、また、松が枝国際ターミナルでは、路面電車の延伸や、新ターミナルビルへのタクシー、路線バスの乗り入れ、貸切バス駐車場の確保などの対応について検討しているところです。
 次に、「バリアフリー」についてですが、「道路の平坦さに欠けること、障害者に全く不親切な設備等々」につきましては、歩道の段差、アスファルト舗装、板石舗装などの老朽化による凸凹、エレベーターの未設置などに対するご指摘かと思います。
 長崎市では「長崎市バリアフリー基本構想(平成26年2月)」や「長崎市バリアフリー特定事業計画(平成26年9月)」に基づき、高齢者や障害者等の方々がよく利用する道路や公園、鉄道駅などのバリアフリー化を推進しているところであり、本計画に位置付けた道路については、管理する国、県、市が道路を新設・改修する際にバリアフリー化を行うこととなりますが、予算や地形的な制約、建物の立地状況などもあり、現時点においてもバリアフリーに対応できていない道路が多くございます。
 今後、より一層のバリアフリー化を推進していくため、「長崎市バリアフリーマスタープラン」、「長崎市第2期バリアフリー基本構想」の策定作業を進めているところであり、今後とも関係機関と連携しながら、道路を含め各施設のバリアフリー化を推進し、高齢者や障害者、来訪される観光客など、だれもが安全・安心・快適に過ごせるように努めてまいりたいと考えています。
 今後とも本市の道路行政にご理解とご協力をいただきますようお願いいたします。
 
関係所属 土木企画課  【直通番号】:095-829-1415】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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