長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【不明】  【2021年05月受信】

ご意見(要旨) 【長崎市立長崎幼稚園、市立中央保育所の外塀改修工事について】
1.市立中央保育園の外壁の倒壊、改修工事。

魚の町の市立長崎幼稚園、諏訪町の市立中央保育所で外壁の改修工事が2021年の年度末に行われていた。現在、長崎幼稚園は工事は終了したが、市立中央保育所はまだ工事をしている。余りにも遅すぎる長崎市の対応。

2020年6月、諏訪町の寺町通りにある市道の外塀が「市立中央保育所」の敷地内に倒壊する事故があった。当日の夕方のTVを視聴。

翌日、事故現場を見に行った。地元住民も心配で見に来ていた。寺町通りの長さ30m、高さ2,3m、段差4mの壁のうち、長さ6m程の塀が4m下の保育所園敷地内に倒壊。遊び場は崖で段差になって、塀に沿ってある。遊具も崖の50センチ隣に設置されていた。遊具の設置も国土交通省の遊具の設置、安全管理のガイドライン違反である。運が良く、園児には被害がなかった。

なぜ、被害がなかったか。午後2時頃に倒壊したが、その時間帯は100名の園児が昼寝時間であるので、偶々、外で遊んでいなかったからである。

もし、午後3時頃に倒壊したならば、多くの園児が外で遊んでいる時間帯であるので、何人もの園児が亡くなられても、重症者が出てもおかしくない。恐ろしい話である。1時間の差で、被害状況が極端に異なる事例。
結果、大事故にならなかったので、地元報道も大きな話題として取り上げていない。運悪く、大事故になっていたら、全国的な報道になっていたと思う。大事故になっていたら、市幹部、保育所に責任問題になったと思われる。民亊裁判、刑事裁判になってもおかしくはない。被害者が偶々いなかったので、市役所もその後の対応ものんびりしている。もし、死傷者が発生し、マスコミが騒いだら、のんびりした対応はできないでしょう。事故当日は市役所、市教委の多くの幹部が事故現場に来ていたと住民から聞いた。

テレビ報道でも市役所側から建築基準法違反と述べていた。保護者からは、市に対し、子供の安全管理対応に相当文句が出たと住民から聞いた。外塀は神社仏閣にあるような壁であるが、良く見ていると、壁内は日本建築の壁のような竹、縄、土で造られたた壁でなく、石と土で造られていたもの。簡単に崩れてしまう構造であった。外面も穴が広がっており、雨が壁内で浸み込んでいた。
これでは、倒壊するのも当たり前と、住民と話しあった。

2018年6月の大阪北部地震で高槻市の小学校のコンクリートブロック塀が倒壊して通学中の生徒が亡くなられ、全国的に社会的問題となった。世界文化遺産の西本願寺なども一部被害があった。

文科省も全国の小中学校に対し緊急のブロック塀の安全点検調査を指示した。長崎市役所も点検調査をしたそうであり、結果、建築基準法違反と認識していたが、仮設の暫定的な対処もしてなかった。放置していた。事故当時、市役所は設計図を作製していたと話していたが、嘘でないか思う。正式な工事は予算、時間は係ることは理解できる。しかし、何も対応しなくても良い訳ではない。保育園の園児、教職員の安全、通行する市民に対しての安全を守るため、最低限の仮設工事でもすべきであった。

外塀が倒壊し、市道沿いの塀はすべて撤去した。撤去はしたが、そのままでは車が通るので、車が保育所側へ転落する可能性がある場所。2020年の台風で、もっと被害があったかもしれない。塀が倒壊する可能性が分かっていながら、対応してこなかった。ここが問題。いつも被害に会うのは、下層部門、現場の人、生徒、児童。そして、組織トップは責任を取らない構造。

2.市立長崎幼稚園の外壁改修工事

冬季になり、市立図書館に行く途中、魚の町の市立長崎幼稚園側を通ると、改修工事が行われていた。年度末になり建物改修かと思っていたら、市道沿いのコンクリートブロック塀の取り壊し取設工事であった。去年の諏訪町の保育所の事故から相当時間を要してからの工事を行っていた。工事開始が遅いと言われておかしくない。
市役所行政において、生命、安全、安心を優先して取り込まないといけないが、のんびりしている。いつもの年度末工事と同じ時期に工事している。

3.なぜ、対応が遅いか。
2018年6月の大阪北部地震から相当年月が経過している。2016年4月の熊本地震からも相当年月が経過している。長崎市も相当建物が揺れた。同じようなことが発生したら、諏訪町の保育所の外塀は酷いことになっていたかも知れない。

自宅マンション横の八幡町の保育園は、中島川沿いで市道側はコンクリート壁となっていたが、2019年、改修工事を行っていた。経営的に厳しい民間幼稚園が工事を行い、公立幼稚園が工事をしてない。責任感のない対応である。

4.新型コロナ対応と同じ共通認識
先に送付した新型コロナ対応と同じ意識での対応である。市立図書館、市役所窓口において、消毒清掃しなくても、感染しない、感染拡大しないと思っている対応。
市立保育園の外壁も倒壊しないと思っている対応。もし、消毒清掃しなくて市民が感染拡大したらどうなるか、保育園の外壁が倒壊したら死傷者が発生しないか考えきれないのか。「思考停止」状態が余りにも酷い。出来ることがないか考えるべきである。市役所だけでやれと言っている訳ではない。

【2021年05月24日回答】

回答 【幼児課】
 この度は、長崎幼稚園及び中央保育所の塀の崩落、改修工事につきまして、ご心配とご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。
 中央保育所の塀の改修につきましては、寺町通り側の塀の構造や設置状況が特殊であったこと、設置場所が景観形成重点地区に当たることから、工法等を検討する必要があり、設計業務の委託を行い、令和2年3月に工法等を決定し、工事入札の準備を進めていたところ、令和2年6月に寺町通り側の塀の一部崩落が発生しました。
 この間、通路に面する部分の塀には塀付近の通行時に注意を呼び掛ける張り紙を設置したほか、園庭内には塀の近くに三角コーン等を置き、園児が塀に近づかないようにしておりましたが、工事着工が遅くなり、塀の崩落を防ぐことができなかったことを改めてお詫びいたします。
 なお、中央保育所の塀改修工事につきましては、令和2年7月に契約し、令和3年6月末の工事完了を予定しています。
 長崎幼稚園におきましては、点検の結果、現行の建築基準法の外観上の基準に適合していなかった園舎裏側及び側面(民家側)の塀の改修工事については令和2年2月に完了しました。また、外観上の基準に適合していた正面入口側及び女子商業側の塀について、改めて令和元年6月から10月にかけて塀内部の調査を行ったところ、塀内部の基準に適合していないことが判明したため、令和2年12月から令和3年3月にかけて改修工事を実施しました。
 いずれも工事も着工までに時間を要し、また、中央保育所の塀改修工事におきましては現在も施工中であり、ご迷惑、ご心配をおかけしておりますが、当該工事につきましては、引き続き、安全に配慮しながら施工するとともに、施設の適切な維持管理に努めてまいります。
 
関係所属 幼児課  【直通番号】:095-829-1142】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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