長崎市│市政への提案

年代：【不明】【2021年04月受信】

ご意見（要旨）【越中先生の長崎県、長崎市の対応の不適切さについて】

　長崎県及び長崎市に係る意見　①

１．越中哲也先生に関連すること。
　　
①長崎県の委員会出席、長崎市長寿祝金の手続きについて。

先生と毎日のように、午後から中島川沿いで長崎の文化、歴史、伝統及び先生の戦前からおられた京都のこと、戦後の長崎のことなど教えて頂いて語りあっている。先生が今までめぐりあった有名な人物のお話しなど、貴重なことが多い。その中で感じたことである。

昨年の１０月頃、越中先生が立山町の県歴史博物館での経済、観光、文化関連の委員会委員として出席していることを聞いた。この委員会の主催が長崎県か、長崎市か、商工会議所等かは、先生に聞いても確認すること
は出来ていない。

会議は午後１時か1時３０分から始まり、３時頃終わる。先生は自宅、伊良林から杖をついて、徒歩で歴博に向かい、また、自宅に帰ってくる。それから、着替えて、自宅から中島川沿いに出かけてこられる。

その話を聞いたときに、委員である高齢の先生に対して交通費、タクシー代を貰っていない
ように感じた。
先生に尋ねたら、タクシー券は貰ってないとのこと。
高齢であるので、先生が分かっていないこともあるかもしれない。

委員の中には、以前勤めていた長崎大学職員も出席されていると聞いた。
長崎大学の場合は、路面電車、バス代は支給され、不便な場所、急ぐ場合などはタクシー代が支給される。
また、その他の委員でも現役の場合は何かしらの交通費が支給されると思われる。
越中先生の場合は無職なので、交通費を受給されないと思われる。

１１月頃、また、県歴博に同じ会議に出席されると聞いた。
同時期に、長崎市役所に預金通帳を持参して行く、高齢者向けに何か手当も頂けるとのこと。市役所に徒歩で出かけると言う。タクシー代は何百円係ると言う。

同時期に長崎県、長崎市の行政の高齢者に対する施策がおかしいのではないかと思った。
そこで、「長崎県ＨＰ」で審議会の窓口の課に電話連絡し、その旨を伝えた。

当課で越中先生が委員である審議会を調べてもらったが、その審議会は分からなかったと、連絡を受けた。審議会でなく、委員会かもしれないとその場は終了。
「長崎市ＨＰ」で何の手当か調べたら、９９歳の「長寿祝金」であると確認した。
先生は市役所に出かけ、窓口で手続きを済ませた。
窓口対応は、偶々、純心短大時代の教え子で、帰りはタクシーの手配を言われたそうだが、
断わり、帰宅したとのこと。

長崎市の場合は、家族が代理で手続きに行けば良いことであるが、実際に行けない市民も多いと思われる。
偶々、先生が９９歳でも少し歩けるので、県歴博、市役所に出かけているが、通常の９９歳の男性は無理な話である。
知事、市長が敬老の日とかに、老人施設に訪問される報道もみるが、それは、パフォーマンスに見える。
９９歳の長寿祝金支給の手続きで、市民にご苦労を掛けているとの行政の思いが感じられない。何のためのお祝金か分からない。
もっと、市役所、支所から遠い長寿の方はどのようにされているのでしょうか。

先生が長崎県民、長崎市民として著名であるからではない。
９９歳のご高齢で、先生からは目が良く見えないと聞いていた。
内科、眼科、整形外科で診察、治療に行っている。
中島川沿いでの会話から自宅に帰るときは、私が途中まではついて行っている。
当初はそうしてなかったが、川端通りは市管理公園に樹木が植えられているが、市道を渡るとき、その樹木・葉で車が見えにくい。
その状態を見て、先生の散歩が危ないと感じ、川端通り、中通りを渡る時まで、ついて行くことにしている。これも、家族が散歩について行くのが本来かもしれない。

４月になり心配なことを先生から聞いた。
新大工の電車通りで、診察の後に転んだと言う。
市民から手を貸してもらい、幸い酷いことにはならなかった。
このことを以前から一番心配していたこと。

県歴博まで、自宅からはそれなりの距離で、時間も要する。高齢者はなお更である。
電車通り、国道、坂道を通る。一般的には無理な危ない行為。
委員会出席途中の道で転んだり、交通事故に会ったりするかも知れない。
伊良林の自宅がもう少し、高台の坂道のところであれば、徒歩での歴博行きは無理でしょう。
そもそも、委員会委員に任命していることが、少し、おかしなこと。
会議には出席せず、文書で承諾をもらうような方法であれば理解はできる。
委員に任命するならば、無職者には交通費は支給すべきである。
委員会規程で交通費は支給しないとなっているかも知れないが。
高齢者に対する安全配慮が足りない。

私は、越中先生とは元々何の関係もない。お寺の檀家でもない。
散歩は先生の愉しみの一つである。
中通りで別れるときは、いつも、今日も「ありがとうございました。ありがとうございました。
明日も天気であればお願いします。と言って緩やかの坂道を登られて帰る。
これが、毎日の日課、習慣となっている。
マスコミ、長崎大学、長崎県、長崎市など取材にお寺、川端に来られる。
最近は私に横について貰いたいと御願いされて、お寺など行くことが多くなった。
単なる歩行の手助けだけではない。

会話のとき、バックの中の資料など見せて頂く。
その中に1枚５００円のタクシー券があることが分かった。
何処から頂いた、タクシー券は分からないと先生は話される。
最近、1枚２００円のタクシー券を持っていることが分かった。

４月１９日（月）に長崎市教育委員会に出向いた。
用事は終わり、1階玄関入口で高齢者向けのタクシー券などの交換を行っていた。
以前から言いたいと思っていたので、そこで対応部署はどこか尋ねた。
分からないので、1階玄関受付けで聞いてくれと言う。
玄関受付で聞いたら、道路反対側の別館１階の「高齢者すこやか支援課」に行って下さいと案内された。「すこやか支援課」で話したら、「本館1階の１６番窓口」と言う。
１６番窓口で待たされその旨を話した。最初の応対は女性、その後男性が対応。
通り一遍の回答。高齢者対応窓口としてなっていない。
そして、対応窓口は最初に出向いた「すこやか支援課」と言う。
この対応に頭に来た。市民を何度もあちこち行かせておいて、何の回答もない。
お詫びもない。解決策もない。これが、私でなく高齢者だったらもっと、頭にくると思う。
頭にきて、実は、９９歳の越中先生の話ですと言っても、何も知らない様子の返事。

１６番窓口は、少々お待ち下さい。
「高齢者すこやか支援課」と連絡をとり、お調べしますと言い、「すこやか支援課」と「１６番窓口」と併せた返答をするのが本来の業務。ビジネスマンとしての、当たり前の対応がない。
元、公務員で多少事情が分けっている私でさえ、酷い対応と思う。
「市役所」は市民に役立つ所。
市の役目を単なる行なうところはない。
責任感のない対応。
情けない。長崎県庁も同じこと。

市役所から帰ってあと、通常通りに越中先生と中島川沿いで会話。
先生が持っているタクシー券を再確認した。
1枚２００円の券で、長崎市と印刷されていた。
今後、県歴博に行く場合などは、このタクシー券を利用して行って下さいと説明をした。
家族からは具体的に使用方法を説明されているかも知れないが、念のため話をした。

先生は永年、長崎県、長崎市、県民、市民に尽力されてこられた。
最近は長崎市の「長崎港開港４５０年」の事業の件においても、取材、連絡に来られてときは同席して貰うように相談される。確か市職員とは3回は会っている。
事業の中の「さだまさし」氏との対談があるとかないとか、事前に聞いていた。
そのため、事前に先生には「さだまさし」のヒット曲など教えるなどサポートはしている。
一応、長崎県、長崎市の観光、文化、歴史の事業であるので、一県民、一市民として先生と通じて支援はしているつもりである。

最後に、この意見文は、２２日（木）昼に書き終えていた。
当日、午後３時過ぎ、先生はいつもの通り、中島川沿いのいつもの場所に来られた。
バックの中から、「長崎の歴史と未来を感じる６つの町を歩く　ＭＡＰ」のリーフレット
―（長崎出嶋・内町活性化協議会・長崎市まちぶらプロジェクト）を取り出し、
今日、午後から「メルカ築町」での協議会に出席して来たと言う。
終了後、帰りは、長崎市職員から車で川端まで送ってもらったとのこと。
送り先は自宅ではなく、川端。
市職員は川端で談笑していることを知っていたらしく、機敏な対応であったと思うし、先生も
そのように話されていた。
帰りに車で送ることは、当たり前と言えば、当たり前の行動。
築町から路面電車、バスでも乗車、降車は段差があり先生にはきつい。
その後は、協議会のこと。リーフレットの中の「内町と外町」「県庁舎跡地」など語りあった。

行政が出来ないことまでは、強く意見するつもりはない。
まずは、社会常識として、公的機関として、当たり前のことを、長崎県、長崎市は対応してもらいたいと思うが。
どう思いますか。

　　　　　　　　　　　　　

【2021年05月24日回答】

回答　【高齢者すこやか支援課】【地域支援室】【広報広聴課】

この度は、いただいたご意見に対しましてお返事が遅くなり深くお詫び申し上げます。
以下、ご意見の内容ごとにご説明申し上げます。

〇長寿祝金について
　本祝金の申請についてご意見を寄せてくださいましてありがとうございます。
　長崎市では、長寿を祝福するとともに、敬老の意を表し、高齢者の福祉の増進に資することを目的に、本市に引き続き１年以上住所を有する、99歳の誕生日を迎える方を対象に、長寿祝金を交付しています。
　この長寿祝金は、申請人が対象者本人であることを確認する必要がありますので、本人の住所地あてに誕生月の前月に郵送した案内ハガキと本人の公的身分証の原本(代理人の場合は代理人の公的身分証も併せて)など必要書類を地域センター窓口にご持参いただき、申請していただいております。
　現在、申請にお越しくださる方のほとんどは、ご家族など代理の方ですが、来庁される方のご負担も踏まえ、申請方法などについては今後検討したいと考えています。

〇高齢者交通費助成事業に係る手続きについて
　窓口での対応に行き違いがありましたこと、大変申し訳ありませんでした。
　高齢者交通費助成事業の担当は高齢者すこやか支援課ですが、身近な手続きや申請は各地域センター（本館の場合は16番窓口）で受付することができるようにしております。
　今後はこのようなことがないよう、市民目線での対応ができるよう関係課で連携してまいります。

〇会議参加時の交通費支給について、
　越中氏が参加されている市主催の会議がないか確認いたしましたが、該当がありませんでした。県にも問い合わせましたが、同様の結果であったため、市や県の主催の会議ではないと考えられます。

関係所属高齢者すこやか支援課  【直通番号】：095-829-1146】
地域支援室  【直通番号】：829-1418】
広報広聴課  【直通番号：095-829-1114】

（注）掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。