長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【不明】  【2020年12月受信】

ご意見(要旨) 【野良猫の不妊化助成金】
野良猫の不妊化に対する助成金をもっと増やしてください。
人間も動物も同じ大切な命です。中途半端な対応ではいつまでたっても解決しないと思います。
これ以上野良猫を増やさないためにもどうかお願いします。猫も生きるために必死です。殺処分という最悪な事にならないためにも。

【2021年01月07日回答】

回答 【動物愛護管理センター】
市政へのご提案、ご意見をいただきありがとうございます。
長崎市は、全国の中核市の中で、猫の引き取り数、殺処分(引き取られた後の自然死を含む。)が多い状況が続いています。
長崎市は、温暖な気候で、港町、斜面地で狭い道路や路地、空き家や空き地が多いことなど猫の生息に適していることに加え、所有者のいない猫いわゆる野良猫への無責任な餌やりや猫の放し飼いをする人が多いことが、猫の引き取り数、殺処分が多い、大きな要因となっています。
猫の引き取り、殺処分(引き取られた後の自然死を含む。)の9割以上が、人の手で育てるのが困難な、生まれたばかりの野良猫の子猫です。
ほとんどが民家の庭先や倉庫などに野良猫が入り込んで出産した子猫を、市民が動物管理センターに持ち込んだものになります。
特に、野良猫への無責任な餌やり行為は、猫が餌につられて集まったり、ご近所の庭先や空き家などで猫が出産して、繁殖したりして、殺処分や事故などで亡くなる猫を増やす原因となるばかりか、猫のふん尿などによる近隣住民の生活環境被害を発生させる原因となっています。
これらの苦情が年間500件を超える状況にあり、猫の引き取りや苦情対応などを行う職員の負担も相当なものとなっています。
広報紙などの広報媒体を通じて猫の適正飼養や地域猫活動に関する普及啓発活動を行うとともに、個別指導なども行っておりますが、野良猫への無責任な餌やりや猫の放し飼いが後を絶たない状況です。
長崎市では、野良猫による生活環境被害と猫の殺処分数を減らすため、平成26年度から、野良猫の不妊・去勢手術を行う市民のボランティア活動に手術費用の助成を行い、長崎県獣医師会長崎支部の協力の下、野良猫の不妊・去勢手術を行う、「まちねこ不妊化推進事業」を行っています。
この事業を開始した平成26年度予算の手術費用の助成頭数は150頭(助成費220万円)で、平成27年度から250頭(350万円)、令和元年度300頭(440万円)、令和2年度320頭(476万円)となっています。
市内の動物病院の数に限りがあることや、一般診療を行いながら手術の予定が立てづらいなどの制約があるなど、野良猫の手術の受け入れが難しい状況ですが、長崎県獣医師会長崎支部の協力を得て、厳しい財政状況の中、助成頭数を増やし、予算を拡大してきているところです。
また、この事業を開始する前の平成25年度では猫の引取り数、殺処分数が約2,000頭でしたが、令和元年度には引取り数が約700頭、殺処分数が約600頭まで減少しており、今後も、厳しい財政状況ですが、助成頭数を増やす方向で、長崎県獣医師会長崎支部と協議を行ってまいりたいと考えています。
今後とも、動物愛護管理行政へのご理解、ご協力の程、よろしくお願いいたします。 
関係所属 動物愛護管理センター  【直通番号】:095-844-2961】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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