長崎市│市政への提案

年代：【不明】【2020年09月受信】

ご意見（要旨）【長崎にあったらいいなと思うこと、もの】

①長崎タオルを作って売ってほしい。
手ぬぐいではなく、薄手で乾きやすい洋タオル。
長崎柄と「nagasaki」のロゴが控えめに入っている。
柄はあじさい、びわ、みかん、魚など。
眼鏡橋や教会柄はいかにも観光地であまり可愛くない。
遠くの人にカステラ、そうめんなどを自分で段ボールに詰め合わせて送る時、スペースが余ったので緩衝材を入れるくらいなら、このような使いやすく可愛いタオルがあると、詰め物とプレゼントを兼ねられるのにと思いました。
長崎大水害を観光の要素にするのはまだ駄目でしょうか。眼鏡橋付近の水の流れをデザイン化した手ぬぐいとか。
②生分解性ゴミ袋はどこに売っていますか。
「レジ袋」に代わる「生分解性ゴミ袋」がどこで売っているのか分からない。
③川のゴミ拾い隊を作ってほしい。
中島川やその他の川は美しいが、観光客も多く、ゴミが浮いていたり、川の中の石に引っかかっていたりして嫌だ。見たくなくなる。
例えば、消防団とかボーイスカウト・ガールスカウトのような訓練（というか安全第一の精神をもって）された、川の清掃ボランティアがいてくれるといいなと思う。
海洋汚染プラスチックを減らしたい。中島川にはいろんな動物が凄んでいるんですよ。
④路面電車をさりげなく売り出すといいと思う。
長崎の人にとっては見慣れすぎて当たり前のものでも、外から来る人にとっては新鮮で、美しくて、すごい。
⑤長崎大水害について
1982年の大水害でどこまで水が来たのか知りたい。
眼鏡橋のたもとにあるプレートを読んでもこの橋がどのくらい被害にあったのか分からない。
1982年以後に建て替えた橋かどうかも分からない。
水はどこまできたのか、大浦では、新大工町ではどうだったのか分からない。
水害は今や日本中のいろんな所で起こっているので、長崎ではこんな対策をしていますという説明も現地にあるといいと思う。

【2020年10月13日回答】

回答　【廃棄物対策課】【防災危機管理室】【文化財課】【観光推進課】【地域整備２課】【商工振興課】

貴重なご意見ありがとうございます。
①ご提案の長崎タオルにつきましては、今後の商業の活性化に向けた取り組みの支援策として参考にさせていただきます。今度とも、引き続き貴重なご意見、ご協力を賜りますようお願いいたします。
②生分解性ごみ袋の販売場所についてですが、生分解性プラスチックを使用した袋を取り扱っている店舗については把握しておりません。しかし、生分解性プラスチックと同様に環境負荷が小さいといわれるバイオマスプラスチックを使用した袋は、市内の包装資材店で取り扱っています。また、有料化対象外となるバイオマス素材を使用したレジ袋を導入する店舗も見かけるようになりましたので、導入店舗をご利用ください。
③中島川についてですが、長崎市ではなく長崎県管理の河川となっております。長崎県振興局に確認したところ、周辺企業、伊良林小学校ホタルの会及び蛍茶屋安心安全パトロール隊といった企業や団体が年に数回、中島川の清掃をボランティアで行っていると報告を受けているとのことです。これからも市民の皆様が過ごしやすいよう、河川や公園の維持管理に努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
④路面電車は、長崎市民にとって生活に欠かせない公共交通機関であるとともに、観光客にとっても利便性の高い交通機関であります。また、電車好きな方や、日頃から路面電車を見慣れない方々にとっては、路面電車自体が観光の目的になる可能性がありますので、今後も路面電車を活用した観光や路面電車の走る街としてのPRを検討していきます。
⑤長崎大水害についてですが、1982年7月23日に発生しました長崎大水害では、長崎市を中心に、死者・行方不明者299名が犠牲になり、このうち7割以上の方々が、各地で多発した土砂災害により亡くなられました。
特に被害の大きかった長崎市は、多くの住宅が斜面地に立地しているため、長崎市街地近郊の密集した住宅地で被害が多く発生し、さらには、中島川や浦上川、八郎川の氾濫により、住家など甚大な被害が発生しました。
ご質問がありました、中島川石橋群の被害状況等については、浸水面積107ha、浸水被害家屋数4,429戸という被害に見舞われ、石橋群も大きく被災し、11橋のうち6橋が流出し、眼鏡橋を含む3橋が、アーチ部を残して一部流失しました。
復旧においては、中島川の治水対策として上流にある水道専用ダム（西山ダム、本河内低部ダム、本河内高部ダム）の改築（治水ダム化）による洪水調節機能の追加と、河川改修とを組み合わせた総合的な治水対策が行われており、河川改修では、国の重要文化財「眼鏡橋」は、市民の意向を踏まえ、現在の位置にそのまま残し、眼鏡橋付近の洪水を安全に流下させるため、両岸にバイパス水路を設け対策が図られています。
詳細については、水害から2年後に発行されている「長崎市7.23大水害誌」及び「中島川石橋群橋梁災害復旧工事報告書」（長崎市立図書館で閲覧、貸出可能）や、長崎県河川課のホームページにも「ながさきの水辺・長崎大水害30年だより」が掲載されていますので、参考にしてください。
眼鏡橋たもとのプレートについては、中島川周辺が長崎市の観光スポットのひとつであるため、観光や文化財の視点からの説明が施されていますが、ご指摘のとおり被害等に関する説明はありませんので、今後、関係課と協議したいと考えております。
なお、防災対策として、長崎市では、防災行政無線の整備（昭和58年度着工、昭和59年度運用開始）を行い、大雨時の河川水位情報による避難情報等の発令の際は、防災行政無線で市民へ情報を伝達することとしています。
そのほか、情報伝達については、無線放送のほか、テレビのデータ放送、市ホームページへの掲載や防災メールの配信、フェイスブックやツイッターなどのSNSへの掲載等様々な方法を活用しています。
また、長崎市のホームページには、中島川等のハザードマップ、避難所の案内などを掲載し、自治会または連合自治会ごとに地域防災マップづくり、自治会単位での防災訓練や連絡体制の整備など防災啓発活動を行う自主防災組織の結成を促進しているところです。
その他にも、毎年7月23日には防災行政無線を用いて、市民の皆様へ黙祷と防災への心構えをお願いするとともに、地域での防災訓練や市庁舎内におけるパネル展示、動画の放映など、災害教訓伝承の視点から啓発活動を行っています。

関係所属廃棄物対策課  【直通番号】：095-829-1159】
防災危機管理室  【直通番号】：095-822-0480】
文化財課  【直通番号】：095-829-1193】
観光推進課  【直通番号】：095-829-1314】
地域整備２課  【直通番号】：095-829-1184】
商工振興課  【直通番号：095-829-1150】

（注）掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。