長崎市│市政への提案

年代：【70代】【2020年06月受信】

ご意見（要旨）【マイスや、新庁舎の感染症対策】

今回の新型コロナ感染症の自粛期間中、公的機関はほとんど閉鎖されました。今後は感染症が数年ごとに来ても不思議はないと言われています。現在建設中の駅裏のＭＩＣＥや新市庁舎は、今回の感染症を受けて、設計変更などは検討されましたでしょうか。いざというときの対策として、換気が各部屋でできる、椅子の配置など余裕を持たせ、密を避けることができる、大会場を小分けできる、動線を配慮して、多数の人が集中したり、並んだりしないような工夫をして、必要に応じた安全対策をとれるようにするなど、これまでの公共建築の在り方では必要なかった設備や工夫がされるべきと思っていますが、具体的な変更があれば、お聞きしたいです。

【2020年07月21日回答】

回答　【大型事業推進室】【交流拠点施設整備室】

出島メッセ長崎は、交流人口を拡大し、雇用の創出及び所得の向上を図り、定住促進に繋がる地域経済の好循環を目指すもので、催事の内容や主催者のニーズが多様化する中、柔軟な対応が可能な施設を目指して整備を進めています。これは、新型コロナウイルス感染症対策として、「新しい生活様式」の中で行う催事にも十分対応可能なものと考えております。
例えば、タイルカーペット仕様の諸室を有する施設において、全国ではパシフィコ横浜に次ぎ、また、九州内では一番の広さを有する約2,700㎡のコンベンションホールは、カーペット張りの平土間で自由な会場レイアウトが可能であることから、ソーシャルディスタンスを保った配席や飛沫感染を防ぐ遮蔽物の設置などに柔軟に対応可能です。
また、大容量の高速通信回線を導入するよう検討を進めており、オンライン配信する会議やオンラインと会場での会議を組み合わせた複合型の会議など、通信環境の強みを活かした情報量の多い催事の開催も可能となっております。
人の動きに対する配慮としましては、収容人数の大きいホールの前には幅の広い通路や溜り空間を設け、また、新長崎駅と出島メッセ長崎間には歩行者専用高架通路を設けるなど、入退場等の動線を確保しており、密を避けるために必要な安全対策を主催者が講じることができる施設となっております。
新型コロナウイルス感染症対策に関わらず、手を触れることなく、手洗い・消毒ができる設備や、内装に抗菌仕様の壁材を使用するなど、検討を進めているところです。
次に、新市庁舎につきましては、市民の安全・安心な暮らしを支える庁舎を目指して整備を進めており、新型コロナウイルス感染症対策にも対応可能な計画になっております。
まず、玄関は来庁される方が1箇所の出入り口に集中することがないように配慮するため、建物の各方面に5箇所設けることとしております。
多くの市民の方が利用する1階の待合スペースは、パブリックビューイング等のイベントにも対応できる広いエントランスホールに設けることから、ソーシャルディスタンスを保った椅子の配置や飛沫感染を防ぐ遮蔽物の設置などにも柔軟に対応が可能となっております。
また、職員の執務室は、柱や壁が少なく人員配置の変更にも柔軟に対応できる汎用性の高い空間となっており、職員間のソーシャルディスタンスの確保にも対応が可能となっております。
さらに、庁舎全体の換気設備は、厚生労働省が新型コロナウイルス感染症対策として推奨する一人あたり毎時30ｍ3（立方メートル）を上回る換気が可能な設備としております。
その他、全てのトイレは、洗面台の自動水栓に加え、空気中に浮遊するウイルスが照明機器に付着することでウイルス※を死滅させることができる照明を設置することとしております。
※但し、新型コロナウイルスに対する効果は確認されておりません。
誰もが安心して施設を利用いただけるよう、今後も整備を進めてまいります。

関係所属大型事業推進室【直通番号】：095-829-1411】
交流拠点施設整備室【直通番号】：095-829-1267】

（注）掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。