長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【60代】  【2020年01月受信】

ご意見(要旨) 【長崎市幹部の性暴力事件について】
 私は長崎市のある人権団体に属している者です。
「ブラック企業大賞2019」で長崎市は#MeToo賞を受賞したそうですね。大変不名誉なことです。
 「市幹部が2007年7月、女性記者に対して、性暴力をふるう事件が起きた。女性がことし4月、市を相手取って、損害賠償を求めて提訴した。」ことが原因のようですが、関連する過去のニュースを見てみると、女性記者が長崎市の平和行政を統括する原爆被爆対策部長から性被害を受けたそうではないですか。
 内閣府が2014年度に行った調査によると、「異性に無理やり性交された経験がある」と答えた女性は15人に1人。そのうち、顔見知りからという人が約75%だそうです。
 そういったことが起こる原因は加害者が被害者より強い立場にあるような場合が多いのです。この事件でも、女性記者は幹部から情報を仕入れなければならない弱い立場にあった訳です。強い立場にあった幹部が無理やり性暴力をふるった事は明らかではないでしょうか。
 それでも、抵抗すればいいという人も多いですが、急に迫られて、抵抗すれば、もう話も聞かせてもらえないし、他社の記者さんにも迷惑がかかるかもという葛藤の中で心を殺すしかなかったというようなことはよくあることなのです。
 幹部は行為を認めながらも、「男女の関係であり、何が問題なのか分からない」と言って自死したそうですが、私の家のすぐ近くの神社の鳥居でです。見つけた人もトラウマになっていることでしょう。
 それは別問題ですが、常識的に考えて20代の女性が59才の男なんか相手にするものですか。
 しかも、市の秘書課長は 「部長は暴力をふるう人には見えない」「話はあなたから漏れている」「慎重に話を進めるはずだったのに、報道されてしまって、何もかも○○(女性の名前)さんが悪いんですよ」 と電話で女性に話したそうですね。明確なセカンドレイプですよ。
 さらには、昨年に市議会で女性市議が訴訟に対する市の見解を尋ねている際に「被害者はどっちか」との男性の声でヤジが飛んだそうではないですか。
 そして、そのヤジの主が誰かも明らかにしないそうな。これも被害者に対するセカンドレイプです。まったく恥ずかしいことです。
 伊藤詩織さんが記者からのレイプ被害に民事訴訟した結果、勝訴しました。世界中でニュースになりました。
裁判がどうなるかが問題ではないのです。
 長崎市が人権に対して、どのような見解を持っているのか、それが大切なことなのです。
 原爆の被害を受けた長崎市は、どこよりも人権に対して敏感であるべきではないでしょうか。
 私は、SNSなどを使って、長崎市のこの問題を世界中に発信するつもりです。
 平和都市長崎は法よりも世間体が大事なのではないですか。
 きちんと非は認めて、被害者に謝罪する事が長崎市が取る道でしょう。
 そうすれば、長崎市は見直されるし、私も市民として今まで通り誇りが持てます。
 今後、この件について長崎市はどう対応するつもりなのかお聞かせください。

【2020年01月29日回答】

回答 【人事課】
 この件につきましては長崎地方裁判所で係争中であり、また、原告側からプライバシーを保護するよう要請があっている状況です。
 このようなことから、長崎市の主張は裁判で述べたいと思いますので、回答は差し控えさせていただきます。  
関係所属 人事課  【直通番号】:095-829-1119】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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