長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【不明】  【2019年12月受信】

ご意見(要旨) 【MICE施設、長崎駅について】
 出島メッセの完成予想図で屋上は一部をタイルや人工芝で仕上げ、テラスを設けるとしているが、あまりにも簡素で無機質ではないか。稲佐山からも、ヒルトンホテルからもコンクリートのだだっ広い屋根が広がるのはひどく醜いと思う。サクラマチクマモトのように屋上庭園を設けるなどできないのか。長崎は遠くの山の緑はよく見えているが市街地近くの緑が少ないと思う。せっかくの再開発なので、緑や水辺に触れ合え、憩えるまちづくりをしてほしい。
 長崎駅の新駅ビルに関して、イメージでは、基本計画にあった「驛の広場」がなくなり、また、新駅舎と駅ビルの間が近接しすぎて、クリアランスがあまりないように見える。これでは広場や駅舎などから眺望を確保できず、相当圧迫感を感じるように思える。新しい長崎駅舎に関して相当こだわっておられたと思うが、これでは外観を見ることも難しいのではないか。ガイドライン上、高さの制限はあったと思うが、セットバックしなければならないなど決まりはないのか。また、動く歩道の設置は結局できないのか。

【2020年02月21日回答】

回答 【交流拠点施設整備室】【長崎駅周辺整備室】
 ご意見ありがとうございます。
 まず、出島メッセ長崎に対する意見についてご回答します。
 出島メッセ長崎の屋上につきましては、景観への配慮等から機械設備を室内へ配置し、屋上には置かない設計としています。
 また、屋上デザインにつきましては、建物構造やメンテナンスの面から、押さえコンクリート仕上げとしています。伸縮目地に変化をつけて意匠性と性能を同居させたデザインとするとともに、照り返しの少ない仕様としております。また、屋上の一部には利用者の自由な発想で利用可能な場所を設けるなど、景観面と利用面どちらにも配慮した屋上面になっています。
夜間については、屋上テラスには照明を設置し、出島メッセ長崎の壁面も稲佐山からの視認性や敷地周辺環境を考慮して建物の長さを活かした伸びやかな照明計画としており、新しい駅舎等とも調和がとれるようにしておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
 次に長崎駅に対するご意見についてご回答します。
 ご意見を頂いた「驛の広場」につきましては、長崎駅周辺デザイン基本計画(https://www.city.nagasaki.lg.jp/sumai/660000/669003/p028562_d/fil/ekisya-ekihiro.pdf)において、「駅利用者、来訪者を迎える「賑わいと交流のもてなし広場」」として、駅ビルの開発予定事業者に整備していただくことを検討しておりますが、開発計画を検討する中で、「賑わいを生み出す広場機能」につきましては、本市が整備する多目的広場と隣接して整備することでその効用を高めることができること、「もてなしの空間」につきましては、開発予定事業者より公表されたパースでも確認できますように、大きなエントランス空間の中での確保を検討されていることから、広場空間の配置を変更することとして検討が進められております。加えて、長崎駅前広場は長崎市や設計者のみだけでなく、市民の皆さまの意見を最大限生かせるようワークショップを開催(H28年度1回、H29年度2回)し、意見を踏まえた上で検討をしております。
 新駅ビルにつきましては、民間事業者の開発用地であり、そのうち東西軸に面した箇所につきましては、良好な歩行空間の確保などを目的に、長崎駅周辺地区計画によって2mのセットバックが規定されておりますが、新長崎駅舎と開発用地の間にはセットバックの規定はございません。
 しかしながら、新駅ビル開発計画に関しても、駅舎デザインとの調和や駅前広場からの眺望などについて、学識経験者や事業関係者等で組織される長崎駅周辺デザイン調整会議等の議論を踏まえて設計が行われていきますので、今後も、長崎駅周辺の良好な景観形成のために、引き続き事業者との調整に努めてまいりたいと考えております。
 また、新長崎駅が現在の位置から約150m西側に移動することから、国道から駅までの歩行支援策として、動く歩道の設置などを検討しておりますが、動く歩道につきましては、長崎駅周辺が潮の影響を受けやすく維持管理費に多額の費用が必要となることや駅前交通広場への動線と交錯してしまうことなどの課題があり、その導入には慎重な対応が必要であると考えております。
 そのため、まずは駅舎から国道までの歩行者動線を雨に濡れない空間とするよう、幅の広い屋根を整備することや、イベント空間としても利用可能なように緑地帯やベンチを整備するなどして、距離を感じさせないような空間となるよう、設計を進めているところです。
 今後とも、ご利用いただく皆さまにとって使いやすく魅力的なまちづくりに取り組んで参りたいと考えておりますので、ご理解ご協力をお願いします。
(参考URL:https://www.city.nagasaki.lg.jp/sumai/660000/669003/p001762.html) 
関係所属 交流拠点施設整備室  【直通番号】:095-829-1267】
長崎駅周辺整備室  【直通番号】:095-829-1173】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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