長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【50代】  【2019年10月受信】

ご意見(要旨) 【野良猫について】
 野良猫が長崎には多いようですが、捨てる人が一番悪いのですが、野良猫が住みついて困っております。
 どうしたらいいですか。

【2019年11月08日回答】

回答 【動物愛護管理センター】
 貴重なご意見ありがとうございます。
 野良猫がご自宅の敷地に住みついているという内容でよろしいでしょうか。
 猫の侵入を防止する決定的な方法は今のところありませんが、一般的に言われている猫の侵入防止の対策例を紹介いたします。根拠が不明なものや猫による個体差及び慣れもあるため、いくつかの方法を繰り返し試してみることをお勧めいたします。
「ここは居心地の悪い場所だ」ということを、猫が覚えるまで続けることが大切です。ただし、虐待に当たるような行為は法律により罰せられますのでご注意ください。
 野良猫が住みつく場合は、住処になりそうな場所をつくらないことが重要となってきます。
 猫は外敵から身を守るため、雨風の凌げる狭い場所を住処に選びます。現在、ご自宅の敷地内にそのような場所が有れば、できるだけ人目に触れるように手入れをしておいたほうが良いでしょう。隠れることができないような場所は、猫も避けるようになります。
 その上で、猫が嫌う忌避剤等での侵入防止対策を講じてください。猫専用の忌避剤もホームセンター等で販売されておりますし、園芸用の木酢液等を薄めたものでも代用できます。木酢液を加工して使う方法については、後程ご説明いたします。猫の通路にスプレーとして散布しても良いですし、タオルやスポンジ等に含ませて設置しても構いません。ただし、液体ですのでこまめに散布または継ぎ足しする必要があります。市販の固形の忌避剤も、こまめに取り替える必要があります。
 また、糞尿等で既に猫の臭いが付いた場所に散布等する場合は、一度臭いが消えるまで洗浄してから行ってください。
 柔らかい土の地面は猫のトイレにされやすいので、大きめの砂利(中玉の軽石)等を敷き詰めることも効果があるとされています。
 猫の通り道へのトゲトゲマットの設置や、釣り糸等の透明な糸を張り、通行を妨げる方法もございます。釣り糸やネットを使用する場合は、目に見えない何かが手足に触れることにより猫が嫌がるということを目的としておりますので、猫が絡まってしまわないようにご注意ください。
 ほか、園芸用の消石灰も、猫が足の裏に付くのを嫌がるとされております。
 超音波発生装置を用いて猫が嫌う音を出し、近付けないようにする方法もございます。この機械は動物管理センターにて2週間の貸し出しを行っています。予約制となっておりますので、必要な場合はご連絡ください。
 猫は水に濡れることを嫌いますので、猫が来た時に水を撒くことを繰り返すと、嫌がって近寄りにくくなります。
 なお、野良猫が増える大きな要因は、「不妊手術を施していない飼い猫の放し飼い」「野良猫への無責任な餌やり」です。
 ご近所に、野良猫に餌を与えているかた、もしくは猫の放し飼いでご近所に迷惑をかけているかたはいらっしゃいませんか。そういうかたへの指導も行っておりますので、どなたか判別しており指導を希望される場合は動物管理センターへご連絡ください。啓発用のポスターの配布も行っております。
 「動物管理センターで捕獲して処分してもらえないか」という話をされる方もいらっしゃいますが、猫は「動物の愛護及び管理に関する法律」により愛護動物として定められており、大怪我等で死にかけている猫を収容することはありますが、猫の捕獲や駆除は行っておりません。

【木酢液を用いた猫の忌避剤の作成方法】
<材料>
市販の木酢液:500ml
唐辛子:10本
ハーブ(レモンバーム等)の葉:20枚
<作成方法>
ハーブは千切って手でよく揉み、唐辛子はちぎって木酢液に数日間漬け込む。
これを原液とし、使用する際は5〜10倍に薄める。漬け込みに使用した唐辛子やハーブの葉も散布してよい。 
関係所属 動物愛護管理センター  【直通番号】:095-844-2961】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

検索ページへ戻る   ページのトップへ