長崎市│市政への提案

年代：【不明】【2019年07月受信】

ご意見（要旨）【MICE施設について】

　MICEを学会は使用しないと思います。各大学には階段教室やホールがあるため各大学で学会を開いています。もったいないと思います。

【2019年08月02日回答】

回答　【交流拠点施設整備室】【MICE推進室】

　交流拠点施設の必要性等についてご説明いたします。
　MICEの推進はこれまでの観光客と異なる新たなビジネス客や研究者の来訪により、より大きな経済波及効果やまち全体の活性化が期待されることから、長崎市にとって重要な取組みであると考えています。
　しかしながら、MICEの推進に必要不可欠な受入施設については、現在、長崎市の中心的な施設であるブリックホールは文化系の催事なども併せ、週末の稼働率はほぼ100％となっており、これ以上の受け入れは困難な状況です。
　また、施設面においても現在、国内外から多くの人を呼び込むために必要な複数の会議室や展示機能などがなく、MICEを開催するための機能として十分でないことから、複数の施設等での分散開催とならざるを得ず、主催者の経費増加や、参加者に会場間の移動を強いることとなるため、長崎市の都市の魅力が評価されながらも、多くの主催者の開催地の検討対象から外れているという大きな問題があります。
　そこで、より高い競争力を持った新たな受入施設を整備するために、長崎駅西側に隣接する立地の良さを最大限に活かし、国内外から多くの人々を呼び込むとともに市民交流を促進するMICE施設を中核とし、都市ブランドの向上を図るホテルや地域の賑わいと活力を生み出す民間収益施設を複合した交流拠点施設を整備することとしています。
　交流拠点施設は、長崎の経済を活性化させ、ひいては雇用の創出及び所得の向上を図り、市民の皆様の生活を支えていくことにつながる未来への投資であり、長崎市に標準装備すべき施設であると考えています。
　MICE誘致につきましては、長崎市が持つ観光資源や平和都市としての知名度、医学などの長崎の個性や強みを活かし、長崎で開催する意義がある学会、大会等の誘致に取り組むとともに、展示会やイベントについても、誘致や新規創出に取り組むこととしています。
　現在、長崎大学等においても学会は開催されておりますが、展示場や複数の会議室を併せ持つ交流拠点施設を整備することで、展示場が必要である医学系の学会や学会に併せて分科会を開催することができるようになり、これまで長崎で開催していた学会より大規模な学会を誘致することが可能になるものと考えております。
　この施設は、2,700㎡のコンベンションホール、3,800㎡のイベント・展示ホール及び大小の会議室を備えており、長崎駅に直結するアクセスの良さ、高級ホテルの併設、周辺の飲食店や商業施設の充実といった強みを活かし、学会に限らず様々な催事を開催することが可能と考えています。
　交流拠点施設については、日本トップクラスの実績を持つ会議運営の専門事業者がノウハウやアイデアを最大限に発揮し、MICEの誘致や運営を行います。
　さらに、地元の経済界や大学、行政などが連携し、長崎ならではの地域資源を活かした誘致や新規創出、受入などの取組みを事業者と一体となって進めることで、多くの来訪客を呼び込むことができると考えています。

関係所属交流拠点施設整備室【直通番号】：095-829-1267】
MICE推進室【直通番号】：095-829-1426】

（注）掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。