長崎市へのご意見・ご提案等の紹介
これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。
年代:【40代】 【2019年06月受信】
ご意見(要旨) 【長崎市の平和教育について】 |
小学生の子を持つ母です。私自身も長崎市出身のため、小学校の時から平和教育を受けてきました。
長崎市の子どもへ平和教育をするのは大切なことですし、十分理解できますが、被爆講和を毎年毎年聞かせなくてもいいのでは?という意見です。
去年、娘が小1で被爆講和を初めて聞き、ものすごく怖かったそうで、泣いている子もたくさんいたそうです。それ以来たまに「またあの話きかんばと?」「いつ聞くと?」「休んでいい?」ということがあります。季節に関係なく言うので、黙って怖い話を長々と聞かされるトラウマになっているようです。高学年くらいで少しずつ学習するとかでいいのではないでしょうか。
実際、私自身が小学3年のとき、8/9登校日に被爆者の方から被爆のことを聞いて、それ以来精神的に不安定になり、親も先生も理由が分からず、私も上手く説明できず、登校中に気持ち悪くなる、自分のつばが飲み込めない、国語の戦争の話の授業が受けれないなどの辛い時期がありました。
自分の子にはそういう思いはしてほしくないので、被爆講和のある日は休んでもいいよと言っています。
語り継いで行くのは大切なことですが、毎年の意味がありますか?長々と数時間も聞かせ続ける意味がありますか?低学年からじゃなくても良くないですか?
長崎市に住まなければよかったと子どもの頃思ってたし、今でも夏になると長崎市に住んでいることが何だか悲しくなります。
ぜひ平和教育の在り方を子ども目線からも考えていただきたいです。よろしくお願いします。 |
【2019年07月08日回答】
回答 【学校教育課】 |
長崎市教育委員会が行っております平和教育につきまして、ご意見をいただきありがとうございます。
長崎市教育委員会では、平和教育の一環として、平成7年度からすべての市立小中学校で「被爆体験講話」を実施しております。これは、「原爆被爆都市としての本市の特性を生かして、被爆体験を継承し、平和の大切さを発信できる児童生徒の育成に努める」という平和教育の目標を達成するため、行っている事業です。
一方で、講話を聴講する児童については、その教育効果を十分に鑑み、小学校中学年以上を対象として実施することも可として、教育委員会として指導しているところです。
今回いただきましたご意見につきましては、その内容を真摯に受け止め、校長会などを通じて、すべての市立小中学校に周知を図り、「被爆体験講話」も含めた、今後の長崎市の平和教育に生かしてまいりたいと思います。
なお、長崎市では、これまでの平和教育に加えて、児童生徒が自ら「考える」、「伝える」ため、対話型による被爆体験講話の実施や平和について児童生徒同士で活発に意見を交わしながら思いを伝えたり、考えを聞いたりする授業の実施等、新しい平和教育の取り組みを昨年度から始めております。
今後とも、長崎市の平和教育につきまして、ご理解を賜りますようお願いいたします。
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関係所属 |
学校教育課 【直通番号】:095-829-1195】
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(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。
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