長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【50代】  【2018年09月受信】

ご意見(要旨) 【観光客の方々をお迎えする際のおもてなしの心を育てる取り組みについて】
私は、観光地として、しかも世界で一番、恒久平和実現を訴え、発信していく義務がある、この長崎市で、学生時代を過ごした後、40年間、転出先の諫早市に在住中、現在までに、時々、イベントや就活などで貴市へ伺う機会がありました。
広島市と共に、世界でたった2つの被爆を経験した都市である長崎市へ、諫早市に転出後、来訪する度に、長崎市の現状を肌で体験し、特に、ここ数年間、顕著に観光客(他市から訪れたとすぐ判別できる人)に対する『おもてなしの心』も無いどころか、せっかくの観光客を追い出そうとでも言うのかという対応をされることが、度々、重なり続けました。しかも、それは、大人のみです。子ども達は、いつもどこででも、純粋で、涙が溢れる程、優しかったです。いったい、この市民の状況を、のばなしにしておいていいのか、改めるに遅すぎることはないと言われるように、今、この件について手を打てば、なんとか全世界の念願である恒久世界平和実現へのリーターシップを取るべき長崎市の義務を果たすための近道となるのではないかと思います。
つまり、長崎市は、観光地というだけでなく、世界で一番平和発信をしていかねばならない都市なのだから。「もう少し」というより「もっと」『大人への平和教育』と『観光客の方々をお迎えする際のおもてなしの心を育てる取り組み』を市全体で、考えるべきではないでしょうか?
せっかく田上長崎市長が、いつもあんなに世界平和実現のために、身を粉にして、ご苦労の汗を流されたり、高校生平和大使の方々がスイスへ核兵器廃絶の著名を届けに行ってくださったり、他にも、平和実現のためにいろいろな場で一生懸命、各々の立場で尽力されている方々や、行動は起こせずとも、心でいつも平和を祈っている人々などの心を踏みにじる行動としか思えません。
とにかくみんなで、長崎市だけでなく人間なら、もっと隣人に真心で誠意をもって接することの大切さを、日本から世界へ未来の人々のためにも、発信していかねばというのが、私の今、伝えたいことです。

【2018年10月23日回答】

回答 【観光政策課】【被爆継承課】
長崎というまちは、歴史的な建物があり、独特の文化に培われたお祭りやイベントが行われるなど、人々の交流で栄えてきたまちであるとともに、世界で2カ所、広島とともに原爆の惨禍にあい、その悲惨さを身をもって知っているまちでもあります。
現在、長崎市におきましては、長崎に来ていただいた全ての方々にこのまちの魅力を十分に感じ、「来てよかった」と思っていただけるように、そしてこの長崎の地で平和の尊さを改めて知っていただくための施策として、市民の皆さまにご協力いただけるよう次のような取り組みを行っております。
まず「観光客の方々をお迎えする際のおもてなしの心を育てる取り組み」ですが、長崎市が平成28年3月に策定した「長崎市観光振興計画2020」の中で、「シビック・プライド(長崎市民のまちに対する愛着や誇り)とおもてなしの醸成」を図ることを目標にしております。具体的には、市民の皆さまに、魅力的な地域資源に関する情報発信を強化することなどにより、観光施設や地域の祭り、イベントへの参加を促すとともに「長崎市民」としてのアイデンティティ(地域への帰属意識)を深め、この「シビック・プライド(市民の長崎市への愛着・誇り)」の醸成を図っております。
また、環境美化に関する周知・啓発、ボランティア団体と連携しながら市街地や主要な観光ルート等の道路花壇やフラワーポットに四季折々の花を植栽し、魅力的な観光都市づくりを図る等、おもてなしの心を醸成し、観光まちづくりへの市民の積極的な参画につなげることとしております。
さらに外国からの観光客に対してもおもてなしの気持ちや態度で接する光景が当たり前のように存在するまちづくりを、「英語でおもてなし講座」などの国際理解教育を通して推進しております。
次に平和に関する取り組みにつきまして、まず「大人への平和教育」についてですが、長崎市では、「平和に関心はあるけど難しそう・・・」と思われている方向けに出前講座を実施し、平和について学んでいただく機会を提供しております。
また、平和活動に関するボランティアの育成として、15歳(中学生除く)以上30歳未満を対象に、青少年ピースボランティアを育成しています。
さらに、公益財団法人長崎平和推進協会では、18歳以上(高校生不可)のかたを対象に、平和案内人を育成しています。
今後も出前講座などで平和について学んでいただく機会を広めたり、ボランティアの育成により平和に関する活動に参加していただく方々を増やしていきたいと考えております。
長崎市には、日本各地そして世界各国から、観光に来られる方々がたくさんおられます。そのような中、観光客のかたを「追い出そうとしているのでは?」と感じられた場面があったことは大変残念であり、遺憾であります。
長崎市としましては、これからも市民の皆さまとともに「おもてなしのこころ」を持って観光客の皆さまをお迎えするとともに、そして被爆地の使命として、核兵器による惨禍が再び繰り返されることのないよう、核兵器廃絶と恒久平和の実現を世界に訴え続けてまいります。 
関係所属 観光政策課  【直通番号】:095-829-1152】
被爆継承課  【直通番号】:095-844-3913】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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