長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【不明】  【2018年05月受信】

ご意見(要旨) 【性文化やそれに近いもの等に関連することについての意見と市への要望】
青少年を性文化やそれに近いもの、また犯罪から守るためにさまざまな試みがなされているのは知っていますが、ただその取り組みの多くは、どうやって青少年に見せないようにするか、関わらないようにするかという取り組みだと思います。
そのような取り組みももちろん重要なことですが、それよりもどうやって減らすかということの方がさらに重要で、そうすることが根本的な改善策だと思います。
性文化やそれに近いものが減れば、必然的に青少年がそういったものに関わることも減ります。
しかし、現状において、どうやって減らすかということが積極的に議論され、その改善策が具体的に実施されているようには思えません。
いま必要なのは、次の二つだと思います。
1、表に出しにくい問題を積極的に表に出して、議論すること
2、青少年をそういったものからどう守るかだけでなく、そういったものをどうやって減らすかということ
私が期待しているのは、次の三つです。
1、問題意識をもっている人権派の地方の首長や地方議員、地方の組織が、積極的に議論して、先行事例として、減らす取り組みをしてくれること
2、近くの県や市、区の首長や地方議員、地方の組織が集まって、積極的に意見交換をし、減らす取り組みが広がっていくこと
3、県や市、区の単位で出来ないことは、政府に要望活動を行ってくれること
私は、県や市、区の役所の中に次の三つを合わせた課が作られるべきだと思っています。
1、青少年に関することを取り扱っている課の一部分
(犯罪を含めた性文化やそれに近いものから青少年を守るための対策を講じている部分)
2、安全に関することを取り扱っている課の一部分
(犯罪を含めた性文化やそれに近いものに関することについて、治安維持への対策を講じている部分)
3、性文化やそれに近いものが青少年だけでなく、女性や社会にどういった悪影響を及ぼしているのかを把握し、それらを減らすための対策を講じる部分
つまり、性文化やそれに近いものに関して専門的、総合的に取り扱う課を設けるべきだと思います。
そういった専門的な課が、警察や地域住民などと連携して、青少年や地域の安全を守るとともに、そういった元になるものを減らす取り組みをしていくべきだと思います。
国などの動向を注視するのではなく、県や市、区で、先行して出来ることは沢山あるはずです。
近くの県や市、区が連帯すれば、出来ることはもっと増えるはずです。
どこかの県や市、区などが、減らすもしくは改善させるような取り組みを行って、先行事例を作って、それが広がっていくような状況を期待しています。
性文化やそれに近いもの、また女性差別的な職業が当たり前のようにあふれている日本の現状は、深刻なものになっていると認識する必要があります。
性文化やそれに近いものに関して、大きく規制などをして、改善しなければならない状態になっています。
日本の性文化やそれに近いものに関する問題の現状把握とその改善は、迅速な対応と緊急の対策が必要になっていると思います。

【2018年06月18日回答】

回答 【こどもみらい課】【人権男女共同参画室】
現在長崎市では、青少年の非行・被害防止と健全育成のために「環境浄化業務」として以下の活動を行っています。
?社会環境実態調査
少年センター職員がコンビニエンス・ストア、大型商業店舗、書店等を訪問し、青少年の状況について情報交換をするとともに、成人向け図書等の販売状況について確認しています。ほとんどの販売店は、一般書物と区分けをする、シール等で開封できないようにする、「成人向けコーナー」および少年保護育成条例を表示する等の対応を行っていただいています。十分でない店舗には対応を依頼し、継続調査を行っています。
?白ポストによる有害図書類の回収
長崎市内13カ所に白ポストを設置し、成人向け図書、DVD等を回収しています。地域のPTAや青少年育成協議会、少年補導委員が回収を行ってくださるポストもあり、行政だけでなく地域と連携した活動となっています。
?少年補導委員による街頭補導
長崎市では、委嘱した264名の少年補導委員が中心となって街頭補導を実施しています。その中で、少年補導委員は、コンビニエンス・ストア等にも足を運び、店舗側と青少年の状況とともに成人向け図書についても情報交換をしています。
また、長崎市男女共同参画推進条例において、「男女の個人としての尊厳が重んぜられること、男女が直接又は間接に性別による差別的取扱いを受けないこと、男女が個人として能力を発揮する機会が確保されることその他の男女の人権が尊重されること」を基本理念の一つとして掲げており、この基本理念にのっとり、「一人ひとりの個性が尊重され、その能力が発揮できる男女共同参画社会の実現」に向け、第2次長崎市男女共同参画計画を策定し、主要課題の一つとして「メディアにおける人権の尊重」を設定しております。
有害図書の回収や有害サイトからのフィルタリング活用の周知・啓発等の取組みを行う等、女性や子どもを性的ないし暴力行為の対象として捉えたメディアにおける性や暴力の表現に青少年が安易に接することができないよう、関係所属と連携して施策の推進を図っております。若年層の女性が性的な被害を受けることを防止するため市ホームページ等で周知・啓発を図るとともに、相談窓口を設け、その周知にも努めております。
長崎市としましては、男女が社会の対等な構成員としてあらゆる分野における活動に参画できる社会の中で、青少年の非行・被害防止と健全育成のために今後も関係所属と連携し、その改善などに努めてまいります。併せて、国や他の自治体の動向を注視し、情報収集に努めていくとともに、引き続き周知・啓発活動に努めてまいります。 
関係所属 こどもみらい課  【直通番号】:095-825-1949】
人権男女共同参画室  【直通番号】:095-826-0026】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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