長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【30代】  【2017年10月受信】

ご意見(要旨) 【少子高齢社会と多子世帯支援】
平成27年の国勢調査結果によると、長崎市の60歳以上人口は157,139人で総数の36.6%、15歳から60歳未満人口は215,436人で50.2%、15歳未満人口は50,265人で11.7%となっているようです。15歳未満の中でも10〜14歳は18,076人、5〜9歳は16,695人、0〜4歳は15,494人と、年齢が低いほど少なくなっています。
それから2年、平成29年の現在は15歳未満人口が更に減少していることでしょう。今の子どもたちが親となる時代には、長崎市の15歳未満人口は何人になっているでしょうか。少子高齢社会の中、多子世帯が増えなければ、長崎市の少子化は、さらに進むのではないでしょうか。長崎市の未来がとても心配です。
多子世帯の保育所入所に関して、きょうだいで同じ保育所入所を希望していても、それが叶わなかった子どもや家庭は何人くらいですか。きょうだいで別々の認可保育所等に通っているとか、きょうだいのうち認可保育所に入れなかった子どもが幼稚園や無認可保育所等に別々に通っているという話を何度も耳にしました。
各家庭で子どもが増えると、子育ての負担も家計への負担も増えると思いますが、そこに加えて乳幼児を複数の保育所等に通わせるということは、交通費も多く掛かるかもしれないし、送迎の時間も長くなり延長保育料金も高額になるかもしれません。「子どもさんが熱を出しました。お迎えをお願いします」と複数の保育所等から電話が掛かってくるかもしれない状況で、子どもにとってもきょうだいと離れ離れの、親も子も心身共に大変な子育てになっていると思います。
出産する前は、3人とか4人とか5人以上の子どもが欲しいと思っていたとしても、このような出産・子育てしにくい環境では、希望の子ども数を諦める家庭も多いのではないでしょうか。あるいは、仕事を続けたくても離職するしかないというお母さんもいるかもしれません。少子高齢社会の長崎市で、多子世帯が増えなければ、長崎市の少子化や人口減少はさらに進むと思いますが、いかがでしょうか。
多子世帯のきょうだいが同じ保育所に入所できるように、もっと優先し、各家庭が希望する3人目、4人目、5人以上の兄弟姉妹を安心して産むことができ、子育てしやすい環境に近づけてほしいです。

【2017年11月02日回答】

回答 【幼児課】
「多子世帯の保育所入所に関して、きょうだいで同じ保育所入所を希望していても、それが叶わなかった子どもや家庭は何人くらいですか」というお尋ねについては、集計を行ってないため回答はできかねますが、きょうだいで同じ保育所入所を希望しても、施設との利用調整の結果によっては、希望通り入所できない世帯はあります。
このため、認可保育所等利用希望の皆さまが、1人でも多く希望通り入所ができるように、現在、認可施設の整備に対し補助を行ったり、新たな保育所等の認可を進めるなど、入所定員の拡大を進めています。
なお、入所選考における優先の取り組みとしては、同時に2人以上のきょうだいが入所申請する際の優先は行っておりませんが、入所選考の際に他の世帯と同点になった場合の判断基準の一つとして、就学前児童で第3子以降を優先するといった調整を行っています。
また、長崎県と長崎市が合同で行いました「結婚・妊娠・出産・子育ての意識調査」において、希望する子どもの数を持てない理由の一つとして、子育てにかかる経済的負担が挙げられています。このため、子育て世帯の経済的負担の軽減策として、保育料の軽減や子ども医療費助成の拡大などを行っているところです。今後もさまざまなご意見をいただきながら、子育てしやすい長崎市となるよう施策を進めてまいりますので、ご理解いただきますようお願いしたします。 
関係所属 幼児課  【直通番号】:095-829-1142】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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