長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【70代】  【2017年09月受信】

ご意見(要旨) 【深堀小学校の統合】
深堀小学校が統合対象になっていると最近知った。統合検討にあたっては、ぜひ下記の事項に留意してほしい。
(1)深堀小学校は佐賀藩深堀領の郷学校謹申堂(羽白館を改称)を継承する、実質的には市内最古の学校である。この歴史的事実の重要性を認識すること。
(2)同校には、草場佩川、副島種臣、九鬼成海らの扁額や佩川「謹申堂記」写本など多くの文化財を保有する。これら文化財を散逸することなく適切に保存継承する方策を講じること。できれば文化財指定が望ましい。
卒業生として、以上二点は格別留意願いたい。

【2017年11月01日回答】

回答 【適正配置推進室】【文化財課】
(1)本市の小中学校の児童生徒数は、昭和30年代のピーク時に比べ、約3割に減少しており、多くの学校で小規模化が進んでいます。
このような中、子どもたちが集団生活の中で多様な意見に触れ、自分の考えを深めるとともに、認め合い、協力しながら社会性を身に付けるといった教育活動を行うことができるよう、2つの学年が1つのクラスで学ぶ複式学級がある学校と、施設の老朽化が進んでいる小規模校(小学校11学級以下、中学校8学級以下)を対象に、通学区域の見直しや学校の統廃合による学校規模の適正化と適正配置に取り組んでおります。
お尋ねいただきました深堀小学校については、近隣の伊王島地区や香焼地区の小中学校と同様に、ピーク時に比べ児童生徒数が大幅に減少しております。
そこで、「香焼・深堀・伊王島地区」における学校規模の適正化と適正配置に関する実施計画(案)では、「伊王島中学校を香焼中学校に統合し、伊王島小学校を伊王島中学校跡地へと移転する旨を地元と協議中であるため、まずは伊王島中学校と香焼中学校を統合する」こととしており、深堀地区については、今後の児童生徒数の推移をみて検討するよう考えております。
ご指摘いただきました、学校が設置された経緯や歴史的背景なども十分に考慮しながら、子どもたちにとってより良い教育環境とは何かということにつきまして、保護者をはじめ地域の皆さまと共に考え、十分な話し合いを行ってまいります。
(2)ご指摘の件につきましては、文化財課の学芸員が深堀小学校を訪問し、現状を確認いたしました。現在、備品台帳に登載し適正に管理されていますが、今後、保管場所も含めより適切な保存の方策について、管理者と協議することといたします。
また、文化財としての取り扱いについては、専門家のご意見を伺いながら、調査検討してまいります。 
関係所属 適正配置推進室  【直通番号】:095-829-1170】
文化財課  【直通番号】:095-829-1193】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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