長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【不明】  【2017年09月受信】

ご意見(要旨) 【長崎市の核廃絶の取り組みについて】
田上市長の8月9日の長崎・平和祈念式典の平和宣言全文は非常に感動しました。また被爆者の方々の、この人類史上、有数の悲劇の語り継ぎ、核廃絶と世界平和への信念にも心打たれました。私は小学3年生の時に初めて広島へ行き、「これは人間のできる事ではないとの、強い衝撃と悲しみと怒り」さらには「この人間の所業は神が絶対に許さない」との深い思いを持ちました。
また中学の修学旅行で長崎へ行った際は、平和祈念像の指先が非常に印象的でした。さらに、米国やフランスの友人にも、必ず広島・長崎へ行くことを勧めていますが、彼らはその惨禍に衝撃を受けるとともに、被爆者や日本人の優しさ(仏教や東洋思想にある大愛と寛容)に感銘を受けるようです。
唯一の被爆国の国民のほぼ全ては、核廃絶を切に願っていると思いますが、北朝鮮情勢等、新たに核を持とうとする国もあり、その願いはなかなか叶いそうにありません。
そこで、核廃絶を世界的に主導している長崎市がぜひ、国連やオーストリア等の核兵器禁止条約の加盟国、さらに世界各国のNGO、市民に一層、働きかけていただきたいと思います。その際、下記がポイントと思います。いかがでしょうか?
?米ロ中の核廃絶は時間がかかるので(まだ数十年は)、まず英仏が5〜10年以内に核廃絶をするように、核兵器禁止条約参加国へ働きかける。
・英仏級の国が核兵器を保有しているので、北朝鮮だけでなく、アジアの新興国も核を持ちたくなる可能性もあり。
?そのためには、被爆者や長崎市の影響力は非常に大きいので、オピニオンリーダーとして発信する。
?この発信は必然的に「道徳的内容」を含むべきであり、東洋の叡智(仏教等の大愛と寛容)も併せて発信すれば、世界平和への大きな可能性を持つと思います。
・西ユーラシアでは「際限の無い憎しみと暴力の連鎖」が中東からヨーロッパへ波及してさまざまな事態が生じているが、その政治的解決は非常に困難であり、道徳的また宗教的解決(イスラム教とキリスト教の指導者による和解)しかない?

【2017年09月27日回答】

回答 【平和推進課】
長崎市では、平和宣言を10カ国語に翻訳し、インターネットで配信するほか、在日大使館や海外の国際機関などに送付しています。また、あらゆる機会を捉え、核保有国をはじめ世界のリーダーの方々に対して、被爆地訪問を求めています。これは、被爆の実相を知ることが、核兵器のない未来を考えるスタートラインだと考えているからです。
9月20日にニューヨークの国連本部において行われました「核兵器禁止条約」署名式に長崎市長が被爆地および平和首長会議の代表として出席しました。被爆地および平和首長会議が核兵器禁止条約を強く支持していることをアピールしたほか、現地では各国要人等と意見交換を行い、核兵器のない世界に向けて協力を要請しました。
長崎市といたしましては、核兵器廃絶と恒久平和の実現のため、原子雲の下で起きた事実を、被爆者の体験を、世界へ、さらに若い世代へ継承していけるよう、全力で努めてまいります。 
関係所属 平和推進課  【直通番号】:095-844-9923 】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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