長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【30代】  【2017年05月受信】

ご意見(要旨) 【長崎電鉄で発生した無人暴走事故に関して】
公会堂前交差点脱線事故につきましては、1日も早く全面運行再開できるよう願っております。先日、運行再開後わずか10日ほどで脱線に至った理由が公表されましたが、ここで思い出されるのが1962年7月8日に発生した無人暴走事故です。
この事故は、蛍茶屋から思案橋(当時思案橋-正覚寺下間は未開業)へ向けて出庫した電車が、車庫を出て間もなく暴走して先行車両に追突した事故です。死者も発生するなど公会堂前交差点脱線事故以上の大事故でした。
この事故に対しては、当時、事故原因や再発防止策をきちんと取りまとめたのかどうかがはっきりしておらず、本当に対策がされているのか疑問視しています。
事故発生が55年前ということもあり、記憶も薄れているとは思いますが、暴走事故を起こした車両が現在も第一線で使用されているということもあり、いつこのような事故が再び起こるか分からない考えています。
長崎電気軌道株式会社様は本事故以降、安全対策を強化しているとのことでしたが、これからも市民や観光客が安心して路面電車を利用できますよう、長崎市様も公会堂前交差点脱線事故以前に発生した大事故につきましても、原因と再発防止策の公表を長崎電気軌道株式会社様と共に進めていくべきではないかと思います。

【2017年05月18日回答】

回答 【都市計画課】
平成28年6月2日に公会堂前交差点で発生した路面電車の脱線事故により、平成28年6月10日から代替路線で一部運行が再開されていますが、未だ全面運行再開に至っておらず、市民の皆さまにご迷惑をおかけしています。
この事故では、国の運輸安全委員会による事故調査が行われ、長崎電気軌道?においても、事故原因や再発防止策などが取りまとめられ、いずれの内容も公表されています。
近年では、事故が発生した場合、その程度により国への報告が義務化され、また、国においても事故調査が行われることになっています。
ご意見にある1962年(昭和37年)に発生した路面電車の事故当時は、まだ国への報告義務はなく、調査機関も設置されていなかったことから、事故原因の究明や再発防止策の策定およびこれらの内容の公表については自社対応であったと考えられますが、長崎電気軌道?に確認したところ、この事故の内容は、同社発行の社史である「五十年史」と「100年史」に事故原因と再発防止の対応状況が記載され、公表されているとのことであり、事故後は安全管理、安全運行に努められています。
路面電車は、市民はもとより観光客の交通手段として、重要な公共交通機関ですので、長崎市といたしましても、市民や観光客から愛され、多くの方々にご利用していただけるよう、引き続き、長崎電気軌道?とともに取り組んでまいりたいと考えています。 
関係所属 都市計画課  【直通番号】:095-829-1169】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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