長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【60代】  【2016年03月受信】

ご意見(要旨) 【認知症などの徘徊している方の捜索について】
先日、認知症のかたの事故のニュースがありましたが、長崎も人口減少が著しい、高齢者は増加する、他人事ではありません。他県では、「徘徊の恐れがある人」(もちろん希望者です)、「捜す人(ボランティア)」を登録して、発生したら メールが届くというシステムがあるそうです(登録先は警察かどこかは分かりませんが)。
一昨年、こういうシステムはないのか市に電話して聞いたところ、「個人情報の関係があるので考えもない」ということでした。できる、できないはともかくとして、 高齢化社会(徘徊者が増えた)の今、こういうシステムもあるということも頭に入れておいてもらえれば幸いです。
* 余談ですが、40年ほど前、家族に高齢の祖母がおり、父は単身赴任、子どもは結婚して遠方にいる、近所に親戚もいない、母が用事で家を空けるので 短期で入所できる施設はないのかと、市に相談したら「そういう施設はない(官民とも)、近所の人に見てもらえばいい」と言われました。「迷惑をかけられない 」と言ったら、「長崎は人情が厚いのが自慢 、私だったらそうします」と言われ、あぜんとした覚えがあります。
40年たった今、ケアハウスも含め、ディサービス、短期入所施設などできて、救われた方々も多いのではないでしょうか?
市も職員数も減り大変とは思いますが、よろしくお願いします。
私たちも長崎市民として恥ずかしくないまちにしたいと思ってます。

【2016年03月24日回答】

回答 【高齢者すこやか支援課】
高齢化は全国的に進んでおり、長崎市においても例外ではありません。また、65歳以上の4人に1人は認知症もしくはその可能性がある予備軍と推計されており、今後、認知症の人の増加も予測されます。
認知症高齢者の徘徊による鉄道事故の賠償責任が問われる裁判がニュースとなり記憶に新しく、認知症対策は重要な問題と受け止めています。
認知症による徘徊は生命の危険を伴う場合があり、長崎市では、徘徊がある高齢者に小型の発信機を携帯してもらい、行方不明の際、位置情報が確認できる「徘徊高齢者等家族支援事業」を行っています。しかし、認知症のかたは、何も持たずに外に出ることも多く、発信機を携帯すること自体が困難な場合もあるのが現状です。
現在、全国的に徘徊高齢者SOSネットワークの取り組みが広がっており、長崎市においても、事業の開始に向けて準備を進めているところです。これは、徘徊している高齢者を早期に発見・保護するシステムとして、行方不明時に警察や協力関係機関と連携し、メール配信を利用して捜索活動を行うものです。高齢者が増加する中、公的サービスと併せ、地域の皆さんが認知症高齢者を温かく見守り支援する体制も必要と考えていますので、ご協力をいただきますようお願いいたします。
このような中、長崎市では、認知症になっても、できる限り住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるように、「地域包括ケアシステム」の構築に取り組んでいます。
さらに、高齢者のことについて、相談いただける窓口として「地域包括支援センター」が市内に19ヵ所(4月から20ヵ所)あり、そこでは専門職が相談を受け、必要な医療や介護等のサービスの調整を行っています。心配なこと、気になることがございましたら、お近くの地域包括支援センター、もしくは高齢者すこやか支援課へご相談ください。 
関係所属 高齢者すこやか支援課  【直通番号】:095-829-1146】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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