長崎市へのご意見・ご提案等の紹介

これまでに寄せられたご意見・ご提案等の内容をご紹介します。

年代:【50代】  【2015年12月受信】

ご意見(要旨) 【被爆遺構かもしれない石橋の保護】
長崎市平野町22番に長崎大学付属病院からの小川にかかる赤レンガと石の橋があります。医学部前の道路を下って野田ビルと富士医科精機ビルに挟まれた所を道路から見下ろすとあります。
現在は階段の用をなしていませんが、原爆落下中心地にも近いことから、これは貴重な被爆遺構ではないのでしょうか。階段はかなり崩れています。ぜひ調査の上、何のための階段だったのか明らかにし、必要ならば文化財指定などして保存していただきたいです。

【2015年12月22日回答】

回答 【被爆継承課】
長崎市では、被爆当時から現存しており、被爆の痕跡があるものや被爆当時の社会状況を示唆する建物、工作物、植物など127件を「被爆建造物等」として所有者の御協力をいただきながら、保存及び活用を図る事業を進めています。
この被爆建造物等の選定に際しては、有識者及び被爆者の方々にご議論いただき、後世に原子爆弾の惨禍を伝える遺構とは何かという視点から「道路、石垣、階段など被爆時に存在していたものの、原子爆弾が引き起こした破壊の状況や人々の苦しみを直接、視覚的に訴えることのないものは除外する」という方向性をお示しいただきました。
原爆落下中心地付近には、現在も側溝や石垣など、被爆時から現在に至るまで、そのまま残存しているものが複数ありますが、同様の考え方で、保存の対象としておりません。
せっかくご提案いただきましたが、ご指摘の石橋も同様と考えております。原爆の惨禍を伝える遺構の保存につきまして、ご理解のほどよろしくお願いします。  
関係所属 被爆継承課  【直通番号】:095-844-3913】

(注)掲載されている回答は回答時点のものであり、その後の社会情勢や制度の改変などにより、最新の回答と異なる場合があります。

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